NGその1.掃除機で吸って終わりにする
フィルターは、とりあえず掃除機でホコリを吸えばOK……ではありません! もちろん、汚れが軽い場合は、表面のホコリを掃除機で取り除くだけでキレイになる場合もあります。
しかし、掃除機はあくまでも第一ステップ。カビや微細な汚れは、きちんと水洗いして落とす必要があります。
フィルターの汚れが残ったままだと、冷房効率が落ちたりカビの胞子を部屋中に広げてしまったりすることも……。
掃除機で吸うだけで済ませず、ぬるま湯と中性洗剤で優しく洗い流す“しっかりお手入れ”も定期的に行う習慣をつけましょう。
◆意外と知らない:「エアコンがない部屋」でも快適に過ごす2つのワザ
NGその2.濡れたフィルターを取り付ける
洗ったあとのフィルター、しっかり乾かしていますか?「早く戻したいから」と、濡れたまま取り付けるのは絶対にNG。湿った状態のままエアコンを使うと、フィルター内でカビが繁殖しやすくなり、吹き出す空気にも影響が出てしまいます。
さらに、内部の電子機器に水分が入り込めば故障やショートの原因に……。洗ったフィルターは風通しのよい日陰で、しっかり自然乾燥させてから戻すのが適切です。
NGその3.ドライヤーや直射日光で強引に乾かす
フィルターをしっかり乾かすのは大事ですが、無理に速乾するのもNG。自然乾燥だと時間がかかるから」と、ドライヤーの温風や直射日光に当てて乾かすのは間違いです。
熱風や強い日差しは、フィルターの素材が熱によって変形・劣化するおそれがあります。特に不織布や樹脂製のフィルターは高温に弱くデリケートなため、破損する可能性も。フィルターの寿命を縮めないためにも、乾かすときは「陰干し」が鉄則です。
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正しい方法でお手入れしてこそ、意味がある
エアコンの調子を保つには、フィルターを含め日ごろのお手入れがとても大切です。しかし、自己流の誤った方法で掃除すると、故障やカビが発生する原因になります。
定期的な“正しいお手入れ”でエアコンにしっかりと働いてもらい、猛暑の夏を乗り切りましょう。