カンタン便利! 酸素系漂白剤でステンレス水筒を“ほったらかし洗浄”
なかなか厄介な水筒の底の茶渋汚れ。持ち手のついたボトル用ブラシがあれば洗うのは簡単ですが、食器用スポンジだと奥まで届かず、苦労しがちですよね。
塩素系漂白剤を使えばすぐに落ちるのでは? と思うかもしれませんが、ステンレス製の水筒には塩素系漂白剤の使用はじつはNG。さびつきや故障の原因になるとして、製造メーカーは推奨していません。
そんなときに便利なのが、「酸素系漂白剤」! 方法はとってもシンプルですよ!
酸素系漂白剤でステンレス水筒を“ほったらかし”洗浄
① 30〜50℃のぬるま湯1リットルあたり4gの割合で酸素系漂白剤を溶かす。
② ①を水筒のボトルに入れて、15〜30分ほどおく。
③ お湯を捨て、水洗いしたらできあがり!
※アルミ製品には酸素系漂白剤は使用できません。
たったこれだけ! 酸素系漂白剤にお湯を注ぐと泡がシュワシュワして、見ているだけでもすっきり爽快です!
「酸素系漂白剤は、水に溶かすと酸素が出てきます。その酸素の発泡パワーで汚れが落ちるんです」と話すのは、シャボン玉石けん株式会社石けんアドバイザーの前田博昭さん。
「酸素系漂白剤は、キッチン掃除にも、洗濯にも使えてとっても便利。手軽に使えて、とても人気ですよ」
コップやパッキンなどの付属品は、つけ置き洗いでピカピカに
水筒のキャップやパッキン、付属のコップを洗うときも、酸素系漂白剤が活躍。酸素系漂白剤を溶かしたお湯に“つけ置き”するだけで、入り組んだ部分に溜まった汚れもきれいに落ちます。
酸素系漂白剤の“つけ置き”洗い
①たらいなどに30〜50℃のぬるま湯を入れ、お湯1リットルあたり4gの割合で酸素系漂白剤を溶かす。
②①にキャップやパッキン、付属のコップが浸かるようにして、15〜30分つけ置きする。
③仕上げにそれぞれ水洗いする。
付属品も水筒のボトルもいっしょにつけ置きを…と思いがちですが、「ボトル本体のつけ置きはNGです」と前田さん。
水筒の外側に酸素系漂白剤を溶かしたお湯がつくと、塗装が取れてしまうことがあるそうです。ボトルを洗うときは、先に紹介した通り、酸素系漂白剤を溶かしたお湯をボトルに注いで洗いましょう。
掃除しにくいコーヒードリッパーにも“ほったらかし洗浄”で劇的にきれいに!
酸素系漂白剤の“つけ置き”洗いをすれば、急須やコーヒードリッパーなどの洗いにくいアイテムも劇的にきれいになるのでおすすめ! 急須やコーヒードリッパーはデコボコと入り組んだ構造なので、メラミンスポンジでゴシゴシと落とすよりも、つけ置きの“ほったらかし洗浄”だと手軽ですよね。頑固な汚れには、50℃に近いお湯を使うと、より落ちやすくなるそうです。
カンタン便利な酸素系漂白剤ですが、ひとつだけ注意したいポイントが。酸素系漂白剤を溶かしたお湯や、酸素系漂白剤そのものは、密閉容器で保存しないようにしましょう。酸素系漂白剤を溶かしたお湯からは酸素が出てくるので、密閉していると危険です。水筒ボトルの“ほったらかし洗浄”をするときも、キャップは外したままにしておきましょう。
マイボトルは清潔がいちばん! お気に入りの冷たい飲み物を持ち歩けば、外出先でもひんやり快適なひとときが過ごますね。
教えてくれたのは
シャボン玉石けん株式会社
1910年創業。1961年より合成洗剤の製造・販売を開始するも、安心・安全な製品をとの考えから、1974年に無添加石けんの製造・販売に切り替え。原料にこだわり手間ひまかけて丁寧に炊き上げる「ケン化法」を貫き、無添加のパイオニアとして人と環境へのやさしさを伝え続けている。シャボン玉石けん株式会社オンラインショップ
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