【更年期の動悸改善対策③】ツボ押しでセルフケア
動悸のセルフケアに役立つツボをご紹介します。
神門(しんもん):手のひら側(内側)の手首にある小指よりの端にあるくぼみを親指で刺激します。
膻中(だんちゅう):胸の中央(左右の乳房の真ん中)にあたりをやさしくなでおろしてさすります。
長引く場合は別の病気の可能性も?そんなときは病院へ
動悸には、更年期だけでなく、心臓や甲状腺、狭心症、低血糖などの病気や貧血が原因のこともあります。もし、動悸が続くようであれば、我慢せずに病院を受診しましょう。
心臓や肺などの病気でない動悸に対しては、メイラックスなどの精神安定剤(抗不安薬)が対処療法的に使われます。
体質改善で動悸を改善したい方には漢方薬がおすすめ
「体にやさしい方法で動悸を治したい」
そんな方には漢方薬がおすすめです。
一般的に西洋薬よりも副作用が少ないとされておりますし、対症療法ではなく、体質の改善に働きかけることで根本的な解決を目指すものですので、同じ症状を繰り返したくない方に最適です。
また、健康的な食事やセルフケアを毎日続けるのは苦手という方も、医薬品として効果が認められた漢方薬なら、症状や体質に合ったものを毎日飲むだけなので、手間なく気軽に継続できます。
<更年期の動悸におすすめの漢方薬>
・柴胡加竜骨牡蛎湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)
気の巡りをよくして、体にこもった熱を冷まし、心を落ち着かせます。動悸とともに、イライラや不安、不眠に効果があります。
・当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)
血を補い、血や水の巡りをよくすることで、手足の冷えや貧血がある方の動悸やめまい、頭痛に効果があります。
・黄連解毒湯(おうれんげどくとう)
<心>の熱を冷まし、自律神経系の興奮を和らげます。動悸とともに、イライラやのぼせに効果があります。
漢方薬を選ぶ際には自分の体質に合ったものを選ぶ事が大切です。体質に合っていない場合は、効果が出ないことや、副作用が出ることもあります。購入時にはできる限り漢方に精通した医師、薬剤師等にご相談ください。
自分に合った漢方薬が知りたい。コスパ良く漢方を飲んでみたい。という方には、スマホで専門家に相談できる「あんしん漢方」もおすすめです。AI(人工知能)と漢方のプロフェッショナルが症状に合った漢方を見つけ出し、効く漢方を自宅に届けてくれます。
生活習慣の工夫や漢方で動悸を改善
寝る前に急に胸がドキドキして苦しくなると不安になるかもしれません。ですが、更年期の動悸なら、生活習慣の工夫や漢方で和らげることができます。
体にやさしい対処法で更年期もそれ以降も元気な笑顔で過ごしていきましょう!
<教えてくれたのは…>
あんしん漢方(オンラインAI漢方)薬剤師 清水みゆき
漢方薬・生薬認定薬剤師/JAMHA認定ハーバルセラピスト
製薬企業の研究所勤務を経て、漢方調剤薬局に8年間勤務。漢方薬の服薬指導、食事や養生法での健康つくりのサポート、ハーブティーやアロマの相談販売に従事。現在も漢方調剤薬局で薬剤師として働きながら、漢方やハーブの通信講座の運営や、セミナー講師としても活動中です。
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