「加工食品には健康に悪い」という説は本当?もしも食品添加物がなかったら……

心と体

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2020.08.11

2020年、コロナ禍の真っただ中、忙しく働く私たちの食生活を支えてくれているのが加工食品でもあります。実際、加工食品の売上は前年を大きく上回り、私たちの暮らしには欠かせないものになっています。
しかし、加工食品を使うことに罪悪感やうしろめたさを感じていませんか?
昔から刷り込みのように言われてきた「加工食品には健康に悪い」という説は本当なのでしょうか。そしてなぜ添加物が必要なのかを考えていきます。

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食品には食中毒を防ぐさまざまな工夫がされている

出典:www.ajinomoto.co.jp

食べ物の中の微生物が人間にとって、健康に害がなくおいしかったり、役にたつ場合は「発酵」と呼ばれ、そうでなければ「腐敗」ということになります。日本はしょうゆ、みそをはじめ、ぬか漬け、日本酒など古くから発酵を活かしながら食生活を豊かなものにしてきました。

一方で「腐敗」を防ぐためにも、さまざまな知恵を生み出し、現代ではあらゆる面で食中毒を防ぐ工夫がされています。

①物理的な方法
加熱・除熱・加圧、電気化学・紫外線など

②生物的な方法
発酵・拮抗微生物・溶菌酵素・など

③化学的な方法
酸・塩・食品添加物など

これらをそれぞれ単独で行うのではなく、現在はそれぞれの手法を組み合わせるのが一般的とされ、加熱処理や洗浄技術、包装、静菌などさまざまな面で安全が保たれるように施し、「悪い細菌」に対してのリスクヘッジを行っています。

加工食品は食中毒対策のなされた食品


厚生労働省が発表した食品別の食中毒発生件数(令和元年)によると、魚介類が25.7%で1位とされ、魚介類加工品0.9%、肉類及びその加工品5.5%、卵及びその加工品0%、野菜及びその加工品4.3%など、すべて合わせて11%でした。この結果からも加工食品は食中毒対策がなされていることがわかります。

※表示価格は記事執筆時点の価格です。現在の価格については各サイトでご確認ください。

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