料理の味付けの基本であり土台である「塩加減」。
塩を上手に使うことで材料の味が引き立ち、料理全体のおいしさが決まります。
しかし、適切な塩加減ってどれくらいの分量なのか、塩加減について考えたことはありますか?
今回は料理の基本であり、味の決め手となる塩加減について料理研究家・本谷惠津子さんの著書『家庭料理の手ほどき帖 ー惠津子流料理のたねあかしー』からレシピと共に紹介していきます。
塩加減がおいしさの決め手!
「いい塩梅(あんばい)」という言葉があるように、おいしいと感じる適切な塩加減は、食材の重さに対し、0.8~1.5%とおおよその分量が決まっています。
「料理のたびに計算するのは大変」と思うかもしれませんが、慣れてくればこんなに便利なことはありません。塩加減を掴むことができれば、料理の味がぴたりと決まり、いつでも安定したおいしい料理を作ることができますよ。
■塩分のルール
ふだんのおかず…1.2%
常備菜・お弁当のおかず…1.5%
■塩分濃度の出し方
塩の重さ(g)=材料の重さ(g)×塩分(%)÷100
※材料の重さは、正味の重さ(米は炊き上がり、根菜は皮を剥いた状態など)
肉じゃが(塩分濃度1.2%)
お店で食べる肉じゃがのような、しっかりとした味わいの肉じゃがになりました。
塩分濃度をきちんと計算することで、こんなにも味が整うとは驚きです。
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