2 衣類や寝具を清潔に保つ
ポリエステルやナイロンなどの化学繊維は熱がこもりやすいため、通気性や吸湿性のよい麻・綿・絹などの天然素材の衣類(服、下着など)や寝具類を選びましょう。
暑い時期は特に汗を吸いやすい素材を選び、汗をかきすぎたら衣類を交換するなど対策をとりましょう。また、冬の寒い時期は保温性のある下着などのせいで、かえって蒸れてしまい、汗をかきやすくなることもありますので、注意しましょう。
寝具は汗などを吸って汚れやすく菌が繁殖しやすため、定期的に洗濯して清潔にしておくよう心がけましょう。
3 バランスの良い食事と質の良い睡眠を心がける
偏った食事では十分な栄養が摂れないため、主食・主菜・副菜が揃ったバランスの良い食事が大切です。特に、ビタミンCはニキビの色素沈着を改善する働きがあるので積極的に摂りましょう。
また、質の良い睡眠をとることで肌の新陳代謝が高まります。就寝前は脳を刺激しないように、アルコール類・カフェイン・タバコ類は避け、就寝1時間前はできるだけスマホ画面を見ないようにし、テレビも消しましょう。
4 市販の塗り薬を使う
症状が酷くない方やまずはセルフケアを考えていらっしゃる方はカビと細菌に効果のある「クロマイ-N軟膏」がおすすめです。
ただし使い続けても良くならない場合は、早めに皮膚科へ相談しにいきましょう。
5 漢方薬で身体の内側からキレイにする!
「背中に薬を塗るのは大変で続かない…」
「ちゃんとケアしているつもりなのに、また背中にブツブツができた」
「背中のブツブツができにくい身体を目指したい」
そんな方には漢方薬がおすすめです。
対症療法ではなく、体質自体の改善に働きかけるため、背中ニキビの根本的な解決につながりますよ。
また、食事バランスやセルフケアを毎日続けるのは苦手という方も、医薬品として効果が認められている漢方薬なら、症状や体質に合ったものを毎日飲むだけなので、手間なく気軽に継続できます。
背中のブツブツにおすすめの漢方薬
・桂枝茯苓丸加薏苡仁(けいしぶくりょうがんかよくいにん)
主に月経周期に伴い悪化するニキビ、肌荒れ、シミ、そばかすができやすい方におすすめです。
・十味敗毒湯(じゅうみはいどくとう)
主に赤い腫れがあり痛みを伴うニキビがある方におすすめです。
今回は背中ニキビに対してよく使用される漢方をご紹介しましたが、漢方薬を選ぶ際には自分の体質に合ったものを選ぶ事が大切です。体質に合っていない場合は、効果が出ないことや、副作用が出ることもあります。
あなたの背中ニキビの原因が他にある可能性もありますので、購入時にはできる限り漢方に精通した医師、薬剤師等にご相談ください。
お手頃価格で不調を改善したい、という方には医薬品の漢方がおすすめ。スマホで気軽に専門家に相談できる「あんしん漢方」のような新しいサービスも登場しています。AI(人工知能)を活用し、漢方のプロが効く漢方を見極めて自宅に郵送してくれる「オンライン個別相談」が話題です。
セルフケアや漢方で背中のブツブツ予防
今回は背中のブツブツについて、原因と今日からできる対策についてお伝えしました。
本日ご紹介したセルフケアは
・肌を清潔に保つ
・天然素材の衣類や寝具を使って清潔を保つ
・バランスの良い食事と質の良い睡眠を心がける
・市販の塗り薬を使う
・漢方薬を服用する
でした。
アクネ菌もマラセチア菌も通常の皮膚に存在する菌なので、菌が増えれば背中のブツブツはまたできます。
日常生活のセルフケアや漢方薬は、菌の増殖を防ぎ背中のブツブツ予防にもつながるので、できることから生活に取り入れてみましょう。
この記事を書いた人
あんしん漢方(オンラインAI漢方)薬剤師 木村 英子
臨床検査技師
Vedic Healer Ayurved basic course 修了
検疫所、病院にて公衆衛生・感染症現場を経験した後、インドでアーユルヴェーダに出会いました。Dr Meenakshi Ahuja 氏に師事する中で東洋医学の奥深さを知り、現在はオンラインで相談が出来る薬剤師として働いています。
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