出費が多くて貯金ができない理由
出費が多くて貯金ができない理由には以下の3つが挙げられます。
1)この支出は仕方がないと思い込みすぎている
「出費が多くて貯金ができない」という人ほど、「うちに無駄遣いはほとんどない」と思い込んでいるケースが非常によく見られます。
子供の塾の費用をはじめとした学習費など、確かに一見すると「無駄遣い」ではなく「どうしても必要な費用」と考えがちですよね。
でも、水道光熱費が支払えなくなり、電気やガスが止められ、数日間食べるものがないほど家計が圧迫されてもその支出を続けますか?と質問すると、多くの方が「そこまで困るならやめます…」と答えます。
つまり、その支出は「無駄遣い」とまでは言えないまでも「余剰資金による贅沢支出」である可能性もあるのです。
子供の将来のために、と考える気持ちも分かりますが、多額の借金をしてまですべきことなのかは考えましょう。
出費が多くて貯金ができないと感じる時は、「無駄遣いではない支出」と考えている支出の中に、知らないうちに贅沢支出がたくさん含まれていないか確認しておきましょう。
2)自分の支払い能力を理解していない
「出費が多くて貯金ができない」という人は、自分の支払い能力を理解していないというケースも良く見られます。
月数千円なら支出を追加しても何とかなるのではないかと気軽に支出を追加し、気づけば支払いでいっぱいいっぱい。あとから支払額を見てぞっとするというケースが非常に多く見られます。
また、リボ払いなどを利用して毎月定額の支払いにすれば知らないうちに払い終わると「借金の手数料」を無視した家計管理を始める方もいます。
自分の支払い能力を理解していないと、目の前の支払いをリボ払いやキャッシングなどでしのいで、あとから支払いを何とかしようと思っても支払えず、さらにキャッシングを続けるといった危険な家計に発展する可能性も高くなります。
一度危険な家計になってしまうと、正常な家計に戻るまでに通常よりも時間がかかってしまいます。
自分の支払い能力の範囲内に支出を収める癖を日頃からつけておきましょう。
3)急な出費に備えていない
「家電が急に壊れた」「入園入学で高額な出費が続いた」「急な冠婚葬祭があった」などなど…。
出費が多くて貯金ができないという人の多くは、急な出費に対する備えをしていません。
急な出費のたびに貯金を崩してしまい、少し貯金ができたと思ってもすぐになくなるという悩みを抱えている人も。
出費が多くて貯金ができない人のほとんどは、急な出費を見落としていることが多いのです。
支払いが来てから何とかしようとするので、結果として高額になればなるほど支払えずローンなどの借金に頼ってしまうことに。
住宅ローンなど一部やむを得ないローンはありますが、それ以外のローンのほとんどはあらかじめ備えてあれば必要ないローンであることが多いのです。
日頃から急な出費を見逃さないように気を付けましょう。
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