【質問】「ら抜き」言葉や「れ足す」言葉、気になる?気にならない? #40代の新常識向上委員会

カルチャー

2020.11.29

当たり前に使っていた言葉や、自分の中で疑うことのなかった常識が、もし間違っていたとしたら……。悲しいかな、恥をかくだけ。40代の大人には、もう誰も親切に指摘してくれません。だからこそ、「40代にありがち」「今さら聞けない」「もしかして時代遅れ!?」な常識をあなたに変わって徹底調査! 最新の大人のマナーや常識をアップデートしていきます。

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質問:「食べれる」「着れる」「来られる」…この表現気になりますか?

ら抜き言葉れ足す言葉

「賞味期限今日までだから、食べれるよ」
「まだきれいだから、着れるかと思って、おさがりどう?」
「その時間なら来られると思います」

どれも使ってしまいがちな言葉ですが、なんだか違和感を覚えませんか? それとも気にならないでしょうか。

 

答え:らぬき言葉、れたす言葉、共に「間違い」ではないものの…

らぬき言葉とは、正しくは「ら抜き」言葉。本来ならば「ら」が使われているはずなのに、「ら」を抜いてしまうこと。1文字抜いても、意味が十分通じるので、その言いやすさから「ら」をつい抜いてしまうと推測されます。

例:

食べられる → 【ら抜き】食べれる

来られる  → 【ら抜き】来れる

続いて「れたす言葉」とは、正しくは「れ足す」言葉。不必要だが、あえて「れ」を足した言葉のこと。幼い子供が使う分には可愛らしい音に聞こえますが、一般的にはひどく無知で幼稚な印象を与えます。

例:

飲める → 【れ足す】飲めれる

行ける → 【れ足す】行けれる

言葉とは、日々変化していくものなので、10年前の非常識が今の常識、となっていくことも多いもの。なので、「ら抜き」「れ足す」が、将来一般的になる可能性も否定はできません。

しかし、今現在、素敵な40代女性が使う言葉としてふさわしいのは、圧倒的に「らあり」「れなし」言葉ではないでしょうか。SNSなどの発達で、未熟な日本語があたかも世の中のスタンダードのように取り沙汰されますが、それは間違い。

素敵な大人だからこそ、「ら抜き」「れ足す」が気になって当然なんです。言葉はその人の人格を表します。どういう自分でいたいか、人からどんな風に見られたいかを考えて、使う言葉を丁寧に選びたいものです。

文/池田ゆき

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