雑誌の中身は3つに分けるとスクラップしやすい
雑誌は“やってみたい”の宝箱です。さまざまな切り口の情報がぎゅっと詰まっていて、なんとなくぱらぱらめくっているだけでも楽しいですよね。
雑誌を見ていると「これ作りたいな」「これほしいかも」「これはうちでもやってみたい」と、いろいろなやりたいことが出てくると思います。でも、読み終えたあとはどうでしょうか。たくさんあったはずの“やってみたい”を思い出すことはできますか? ぱっと思い浮かぶのは1つや2つではないでしょうか。
そこでおすすめしたいのが、あなたの“やってみたい”だけを厳選しておくこと。すると、ちょっとした空き時間の過ごし方が変わります。
厳選作業で大切なのは、情報の整理です。雑誌を読みながら、必要なページだけをカッターで切り、情報の性質に合った片づけ方をしましょう。
女性向け雑誌の“やってみたい”情報は、おもに3つに分けられます。
レシピ、グッズ、行動です。それぞれを適した方法でスクラップしていきましょう。
レシピは「スマホ」に保存する
レシピが書かれたページは、カッターでページ全体を切り分けます。そして「これは家でも作りたい」と思うレシピだけを残しましょう。スマホで写真を撮り、見返しやすいツールに保存します。
私がおすすめするのはLINEの「ひとりグループ」活用です。
どんなに好きな料理家さんのレシピだとしても、「うちでは作れないな」と思うものはあるはずです。常備していない調味料が入っていたり、自分や家族のきらいな食材だったり、材料が多すぎてハードルが高く感じられたり……。
だからこそ、レシピは選別する必要があります。「これなら作れる」「これは作れない」の2つに分けます。
そして、「これなら作れる」と思うレシピだけをスマホで撮り、LINEのひとりグループに保存していくのです。絶対に作らないレシピの情報は残しません。逆に、作らないレシピも残しておくと「ええと、作りたいレシピは……」と、毎回迷う時間が発生してしまいます。
スマホに保存しておくと、買い出しのときにもメリットがあります。買いものメモを作っていなくても、出先で材料を確認することができますよ。
LINEの「ひとりグループ」活用法については、過去に詳しく紹介しているので、こちらの記事をご覧ください。
《LINEを使った時間管理術 いつもタスクが終わらない人向け!「ひとりグループ」の賢い活用方法とは》
なお、作ってみたあとのレシピ管理法については、こちらの記事をご覧ください。
《「前に作ったあのレシピ、どこだっけ?」をなくす方法|簡単メモでリピレシピに!「プレレシピノート」のススメ》
グッズは「MYカタログ化」する
雑誌を見ていると「これほしい!」と思うアイテムがいろいろ出てくると思います。たとえば、服、雑貨、本などです。
こうしたアイテムの情報管理には、3つの材料を遣います。ファイル(冊子状のもの)、ボールペン、油性ペンです。
STEP1 切り取る
ほしいグッズをひとつずつ切り取って貼るよりも、ページごと切り抜いてファイリングするほうがずっと手軽です。
STEP2 印づけ
ファイリングしたもののうち「これは持っている」「これは買わないと思う」というものは、油性ペンでざっくりと消しましょう。そして、ほしいグッズはボールペンで丸をつけます。すると、ほしいグッズだけが際立った状態になります。また、手に入れたら油性ペンで丸をなぞり書きすると、手に入れたことがひと目でわかります。
STEP3 買いもの時に活用
ショッピングモールに行く前や、ネットショッピングをするときに、この冊子状のファイルを確認すれば、前からほしかったものがわかります。
なお、上で紹介した3つの分け方にも当てはまらないけれど「ページごと読み返したい」ものにも、冊子状のファイルは使えます。たとえば、憧れの人のインタビュー記事などです。
まねしたい「行動」はノートにまとめて動けるようにしよう
3つ目は「行動」のまとめ方です。
雑誌の中には、日々の暮らしや仕事、生き方のヒントとなる「行動」が書かれていることもあります。たとえば収納方法、1日の時間割、バッグの中身などです。それぞれ、自分が片づけたり過ごしたりするときの参考になります。
こうした情報は、雑誌とノートの合わせ技で管理するのがおすすめです。
私の場合は、画像のようにA5サイズのノートに貼りつけて管理しています。
これはもともと読書ノートとして作りはじめたもの。雑誌だけじゃなく、テレビで見たこと、ブログで読んだこと、無料のパンフレットなど、あらゆるものをテキストとして、残しておきたい情報をまとめています。
どんなノートでも構いませんが、必ずやってほしいことがあります。それは、右端に「やること欄」を用意すること。
記事を読んで見つけた“やってみたい”行動を、やること欄に書いておく。これだけで、時間が空いたときの使い方が変わります。
ふだん、私が紹介しているのは「時間を貯める」方法です。この記事では、貯めた時間を豊かに使うためのヒントとなる「雑誌のスクラップ術」を紹介しました。
眠ったままの雑誌を切り分けるところからはじめてみませんか? ものも減り、やりたいことも見つかるので一石二鳥ですよ。
※表示価格は記事執筆時点の価格です。現在の価格については各サイトでご確認ください。