「やりたいことがない」毎日に諦めていませんか? 理想が見つかる、どんどん叶う! 魔法の「雑誌スクラップ術」

働く・学ぶ

2020.11.30

「時間を貯める」という概念を提唱する『時間が貯まる 魔法の家事ノート』の著者、三條凛花さん。無理しない家事で幸せな毎日のアイデアを発信しています。時間があるときの一工夫が、むだな工程をカットできるので、将来の手間をカットすることにつながり、時間を貯めることにつながります。今回は、貯めた時間を豊かに使ええる「雑誌スクラップ術」について教えてもらいました。

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雑誌の中身は3つに分けるとスクラップしやすい

 

雑誌は“やってみたい”の宝箱です。さまざまな切り口の情報がぎゅっと詰まっていて、なんとなくぱらぱらめくっているだけでも楽しいですよね。

雑誌を見ていると「これ作りたいな」「これほしいかも」「これはうちでもやってみたい」と、いろいろなやりたいことが出てくると思います。でも、読み終えたあとはどうでしょうか。たくさんあったはずの“やってみたい”を思い出すことはできますか?  ぱっと思い浮かぶのは1つや2つではないでしょうか。

そこでおすすめしたいのが、あなたの“やってみたい”だけを厳選しておくこと。すると、ちょっとした空き時間の過ごし方が変わります。

厳選作業で大切なのは、情報の整理です。雑誌を読みながら、必要なページだけをカッターで切り、情報の性質に合った片づけ方をしましょう。

女性向け雑誌の“やってみたい”情報は、おもに3つに分けられます。

レシピ、グッズ、行動です。それぞれを適した方法でスクラップしていきましょう。

 

 

レシピは「スマホ」に保存する

サンプルイメージ

レシピが書かれたページは、カッターでページ全体を切り分けます。そして「これは家でも作りたい」と思うレシピだけを残しましょう。スマホで写真を撮り、見返しやすいツールに保存します。

私がおすすめするのはLINEの「ひとりグループ」活用です。

どんなに好きな料理家さんのレシピだとしても、「うちでは作れないな」と思うものはあるはずです。常備していない調味料が入っていたり、自分や家族のきらいな食材だったり、材料が多すぎてハードルが高く感じられたり……。

だからこそ、レシピは選別する必要があります。「これなら作れる」「これは作れない」の2つに分けます。

そして、「これなら作れる」と思うレシピだけをスマホで撮り、LINEのひとりグループに保存していくのです。絶対に作らないレシピの情報は残しません。逆に、作らないレシピも残しておくと「ええと、作りたいレシピは……」と、毎回迷う時間が発生してしまいます。

スマホに保存しておくと、買い出しのときにもメリットがあります。買いものメモを作っていなくても、出先で材料を確認することができますよ。

 

LINEの「ひとりグループ」活用法については、過去に詳しく紹介しているので、こちらの記事をご覧ください。

LINEを使った時間管理術 いつもタスクが終わらない人向け!「ひとりグループ」の賢い活用方法とは

なお、作ってみたあとのレシピ管理法については、こちらの記事をご覧ください。

前に作ったあのレシピ、どこだっけ?」をなくす方法|簡単メモでリピレシピに!「プレレシピノート」のススメ

 

グッズは「MYカタログ化」する

サンプルイメージ

雑誌を見ていると「これほしい!」と思うアイテムがいろいろ出てくると思います。たとえば、服、雑貨、本などです。

こうしたアイテムの情報管理には、3つの材料を遣います。ファイル(冊子状のもの)、ボールペン、油性ペンです。

 

STEP1 切り取る

ほしいグッズをひとつずつ切り取って貼るよりも、ページごと切り抜いてファイリングするほうがずっと手軽です。

 

STEP2 印づけ

ファイリングしたもののうち「これは持っている」「これは買わないと思う」というものは、油性ペンでざっくりと消しましょう。そして、ほしいグッズはボールペンで丸をつけます。すると、ほしいグッズだけが際立った状態になります。また、手に入れたら油性ペンで丸をなぞり書きすると、手に入れたことがひと目でわかります。

 

STEP3 買いもの時に活用

ショッピングモールに行く前や、ネットショッピングをするときに、この冊子状のファイルを確認すれば、前からほしかったものがわかります。

 

なお、上で紹介した3つの分け方にも当てはまらないけれど「ページごと読み返したい」ものにも、冊子状のファイルは使えます。たとえば、憧れの人のインタビュー記事などです。

 

 

まねしたい「行動」はノートにまとめて動けるようにしよう

サンプルイメージ

3つ目は「行動」のまとめ方です。

雑誌の中には、日々の暮らしや仕事、生き方のヒントとなる「行動」が書かれていることもあります。たとえば収納方法、1日の時間割、バッグの中身などです。それぞれ、自分が片づけたり過ごしたりするときの参考になります。

こうした情報は、雑誌とノートの合わせ技で管理するのがおすすめです。

私の場合は、画像のようにA5サイズのノートに貼りつけて管理しています。

これはもともと読書ノートとして作りはじめたもの。雑誌だけじゃなく、テレビで見たこと、ブログで読んだこと、無料のパンフレットなど、あらゆるものをテキストとして、残しておきたい情報をまとめています。

どんなノートでも構いませんが、必ずやってほしいことがあります。それは、右端に「やること欄」を用意すること。

記事を読んで見つけた“やってみたい”行動を、やること欄に書いておく。これだけで、時間が空いたときの使い方が変わります。

 

 

ふだん、私が紹介しているのは「時間を貯める」方法です。この記事では、貯めた時間を豊かに使うためのヒントとなる「雑誌のスクラップ術」を紹介しました。

眠ったままの雑誌を切り分けるところからはじめてみませんか? ものも減り、やりたいことも見つかるので一石二鳥ですよ。

 

※表示価格は記事執筆時点の価格です。現在の価格については各サイトでご確認ください。

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著者

三條 凛花

三條 凛花

夫、4歳の長女、0歳の長男、猫2匹と暮らしています。暮らしの中にあるさまざまなプチストレスは、探す・調べる・迷うといったことが原因です。そうしたむだな時間をなくして、自由に使える時間を貯める工夫を発信しています。著書は『時間が貯まる 魔法の家事ノート』(扶桑社)、『365日のとっておき家事』(三笠書房)など。

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