自分で掃除したら故障した!?家事のプロに聞いた、自分で掃除していいところ、よくないところ

家のこと

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 トイレのノズルは掃除して良い?

2021.06.15

トイレの掃除。「ここってどう掃除するの?」と思うところはありませんか? 実はその部分、間違った方法で掃除すると、傷つけたり壊したりするかもしれません。 今回は、掃除のプロ「タスカジ」のミホさんに、トイレ内の掃除していいところと、よくないところを教えていただきました。

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まずはクイズでチェック!

今はさまざまなお掃除サービスがありますが、皆さんは頼んだことはありますか? 自分でできるものなら掃除してしまいたくなりますよね。ただ分からないまま掃除することで壊してしまうことも……。 今回は「どう掃除すればいいの?」とよく聞かれるトイレの「ノズル」や「リモコン」について、こちらのクイズに挑戦してみましょう! 自分で掃除していいと思うものに○、いけないと思うものに✕を入れてみてくださいね。

1.トイレのノズルが出しづらいときは力を入れて引き出す。( )
2.トイレのノズルを出したらトイレットペーパーで拭き取る。( ) 
3.トイレのノズルのカビ汚れに塩素系洗剤を使う。( )
4.温水洗浄便座のリモコンが汚れているので除菌スプレーをかける。( )

プロに聞いた!掃除していいところ、いけないところ

まずは先ほどのクイズの回答です。

1.トイレのノズルが出しづらいときは力を入れて引き出す。(✕)
2.トイレのノズルを出したらトイレットペーパーで拭き取る。(○) 
3.トイレのノズルのカビ汚れに塩素系洗剤を使う。(○)
4.温水洗浄便座のリモコンが汚れているので除菌スプレーをかける。(✕)

トイレのノズルは無理に引っ張ってはNG

サンプルイメージ

汚れがちなトイレのノズルは清潔を保つためにも自宅で掃除したいですよね。自宅で掃除する際には、パネルなどにある「ノズルそうじ」といったボタンを押して、ノズルを引き出しましょう。もしボタンがない場合はメーカーの取り扱い説明書を確認した上で、優しく引き出します。
このとき、出ないからといって無理に先端を引っ張るのはキケンです。無理に引き出したり、強い力でこすったりすると、ちょっとしたズレでノズルが元に戻らなかったり壊れたりする原因になります。

ノズルを出したら、「まめピカ」などの中性洗剤を使ってトイレットペーパーで拭き取ります。汚れがひどい場合は、水あかなら「クエン酸」を使い、カビ汚れなら「塩素系洗剤」を使って、ハブラシなどで優しく磨きましょう。
クエン酸水(酸性洗剤)と塩素系漂白剤は混ざると危険です。どちらか使う場合は、片方をしっかり洗い流し、混ざらないように注意して使ってください。

温水洗浄便座のリモコンに直接吹きかけるのはNG

サンプルイメージ

家族がよく触るリモコン部分は手あかなどが気になったり、リモコン上部や液晶部分にホコリが溜まったりしますね。ホコリが目立ってきたら、ダスターやウェットシートなどでさっと水拭きしましょう。除菌したいときは、直接スプレーを吹きかけると故障する可能性があるため、ダスターやウェットシートなどにスプレーしてからリモコン部分を優しく拭きましょう。

自分で掃除したほうが早く終わるから、とつい掃除してしまいがちですが、実は故障の原因なることもあります。ぜひお掃除の際の参考になさってくださいね。

教えてくれたのは……タスカジ ハウスキーパー ミホさん

サンプルイメージ

家事代行マッチングサービス「タスカジ」で、掃除と整理収納部門で活躍。ナチュラル洗剤から今話題のお掃除グッズまで、日夜独自に研究。各家庭に合わせた、丁寧なお掃除と心のこもった収納アドバイスでリピーターも多数。100円ショップや身近な道具を使った家事が得意で、主婦目線の簡単で続けられるテクニックが好評。取材歴多数。時短家事コーディネーター。『タスカジさんが実践! 快適! キッチンのスゴ技 収納・しくみづくり・掃除・料理: 時短!家事ラク! お役立ちアイデア集』(徳間書店)でも掃除のワザを多数紹介。

取材協力:タスカジ 

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