“ていねいな暮らし”に憧れる!季節を楽しむ「歳時記ノート」の作り方

家のこと

 歳時記ノート

2020.12.21

「時間を貯める」という概念を提唱する『時間が貯まる 魔法の家事ノート』の著者、三條凛花さん。無理しない家事で幸せな毎日のアイデアを発信しています。今回は、季節行事をかんたんに楽にしてくれる「歳時記ノート」の作り方を紹介してもらいました。

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“ていねいな暮らし”は時短できる

季節行事を楽しむことって、いわゆる“ていねいな暮らし”のイメージがありますよね。

“ていねいな暮らし”はハードルが高い…と感じている方は多いのではないでしょうか。私は、数年前まで家事が苦手でいつも時間に追われていた過去があります。物が溢れかえった部屋に、小さなガラスのクリスマスツリーをひとつだけ飾るだけでも精一杯。そんな私ですが、今はクリスマスカードを作ったり、11月のうちにクリスマスツリーやアドベントカレンダーを用意し、プレゼントの手配を済ませ、ホームパーティーまで開けるようになりました。

もちろん、日々の家事そのものが回るようにすることも必要です。
でも、毎日の家事に困らなくなっても、季節行事まで手は回りません。そこで工夫したことが「記録をつけること」です。
「歳時記ノート」を作ったら、今年の失敗が来年の自分を楽にしてくれることがわかりました。
私はノート作りが好きなので、ノートは結構手が込んでいます。まずはそちらをかんたんに紹介したあと、ノート作りが苦手でも、時間がなくても、かんたんに作れる「歳時記ログ」の作り方をご紹介しましょう。
 

大変だけど楽しい!見て嬉しい!私の歳時記ノート

ノート作りが苦にならない人ならおすすめしたい、歳時記ノート。システム手帳やルーズリーフを使って、季節行事ごとに3つの要素を書いていきます。

  1. ジャーナル…季節行事の由来や物語、基本的な情報を調べてまとめます。
  2. マニュアル…季節行事のためにするべきことを、手順書としてまとめます。
  3. ログ…実際にやってみた結果を記録していきます。

ジャーナルはこちら。
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マニュアルはこちら。
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ログはこちら。
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ご覧いただくと分かる通り、結構手が込んでいて、時間も手間もかかっています。そのため、ノート作りが好きではない方や、時間があまりない方にはおすすめできません。
次は、どなたでも作りやすい「歳時記ログ」の作り方をご紹介していきましょう。
 

歳時記ログの材料

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歳時記ログは、子どもが小さくて歳時記ノートを作る時間が取れないことから思いついた方法です。
私は一時的なメモとして使っていますが、このままでも十分記録としての役割を果たしてくれます。

歳時記ログの材料は、ノートとふせんです。ノート自体に書き込まないので、とりあえず試験的に作ってみたいという方にもおすすめ。
ノートはなんでも大丈夫ですが、ルーズリーフやシステム手帳を選ぶと、あとで差し替えもしやすいです。

ここでは自宅に余ったノートを使うことを想定し、リング式の綴じノートをご用意しました。
ふせんは2種類用意してください。小さいものと、スクエア型のものです。
 

歳時記ログのつくりかた

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小さなふせんには「そのイベントの月」と「イベント名」を書きます。大きなふせんには、「タイトル」と「メモ」を書きます。
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小さなふせんは「見出し」的に使います。大きなふせんの左側に貼ります。同じ月の同じイベントが続く場合は省いて大丈夫です。

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大きなふせんには、イベントごとに出てくるこまごました作業と、その記録をつけていきましょう。たとえばここでは、クリスマスをテーマにしました。クリスマスに何をするかはご家庭にもよりますが、たとえばわが家ならこんなことを行ないます。

  • クリスマスプレゼントの用意
  • クリスマスケーキの用意
  • クリスマスディナー作り
  • クリスマスツリー設置
  • クリスマスカード作り

このように「作業1つ」につき、1枚ずつふせんに書いていくと作りやすく、読み返しやすいです。

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1年経ったら、同じ場所にふせんを重ねて貼ると、年ごとの記録も作れますよ。

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歳時記ノートの片づけ方

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ノートを活用するには、片づけ方がとても大事です。それは、「どこにどんなふうに収納するか?」ということ。

おすすめしたいのは、ファイルや箱などに必要な道具を一式まとめて、ダイニングやリビングなど、実際に動くときに使える場所に設置することです。

歳時記ノートを書斎に設置したところ、書くのも実際に行動に移すのも億劫になってしまった経験があります。そのため、「作る道具と一緒にひとまとめにしておくこと」「行動するときによく見られる場所に置くこと」の2点を守るのがおすすめです。

※表示価格は記事執筆時点の価格です。現在の価格については各サイトでご確認ください。

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著者

三條 凛花

三條 凛花

夫、4歳の長女、0歳の長男、猫2匹と暮らしています。暮らしの中にあるさまざまなプチストレスは、探す・調べる・迷うといったことが原因です。そうしたむだな時間をなくして、自由に使える時間を貯める工夫を発信しています。著書は『時間が貯まる 魔法の家事ノート』(扶桑社)、『365日のとっておき家事』(三笠書房)など。

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