なぜか太るアラフォー女子必見!-5キロのお腹やせダイエットを薬剤師が解説

心と体

2021.01.28

「10年前はなかった、腰周りの浮き輪肉。とくにズボンに乗っかる下腹が憎い」 「たくさん食べているわけではないのに、どんどん太っていく!」年齢とともに痩せにくくなるとは聞いていたけれど、こんなに! と驚いている人もいるのでは。とくにお腹周りのお肉は思わず恨んでしまいたくなるほど痩せにくいですよね。今回は日本人にぴったりな、ぽっこりお腹解消法について解説します。

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食べ過ぎているつもりはないのに最近お腹にお肉がつきやすい…原因は加齢?

ダイエットの鍵となるのは消費エネルギー量と摂取エネルギー量のバランスを上手にとることです。1日の消費エネルギー量のうち、基礎代謝は7割近くを占めています。しかし加齢とともに基礎代謝量は低下していくため、食べる量が変わっていなくても消費エネルギーよりも摂取エネルギーの方が以前よりも多くなり、太りやすい体質となっていくのです。

また、30代後半の女性であれば、女性ホルモンが徐々に減っていく「プレ更年期」に入っている可能性もあります。女性ホルモンには、脂肪の燃焼を助ける働きや食欲を抑制する「抗肥満ホルモン」と呼ばれるレプチンの分泌を促進する働き、内臓脂肪を増やす酵素を抑制する働きがあります。しかし、女性ホルモンが減ることによりレプチンが低下し、脂肪を貯めやすく、分解しにくい体質へと変化し太りやすくなってしまうのです。

さらに、腹部はからだの中でも脂肪がつきやすい部位です。女性は30代を超えると5割以上の脂肪が腹部についているというデータもあります。そのため、20代の時よりもお腹がぽっこりしたと感じてしまうのです。

お腹のお肉を減らしてマイナス5キロを目指すおすすめの方法を解説

 

運動の習慣

運動する時のコツは、自分が楽しめるものを選ぶこと。運動の習慣がない人が運動を始める場合、運動することを考えるだけでストレスになってしまいますよね。運動と聞くとジョギングやスイミングなどのハードなものを思い浮かべがちですが、ヨガやダンスなど、これまでスポーツの経験がない女性でも楽しく取り組めるエクササイズはあります。ぜひ、テンションが上がるエクササイズを選んでみましょう!

有酸素運動と筋トレを組み合わせるとダイエットの効率アップにつながりますが、まずは継続することを目標にしましょう。運動の習慣が身についてきたら、普段の生活の中で使わない筋肉を使う運動やトレーニングを選ぶようにするといいですね。

充分な睡眠の確保

食欲は、レプチン(食欲抑制ホルモン)とグレリン(食欲亢進ホルモン)という、2つのホルモンによってコントロールされています。睡眠時間が不十分だと、睡眠時間が足りているときに比べて食欲抑制ホルモンであるレプチンの分泌量が減少し、食欲亢進ホルモンのグレリンの分泌量が多くなるのです。つまり、睡眠時間が足りていないと空腹感や食欲を増やしてしまい、過食や体重増加につながりやすくなります。

ちなみに、筆者は自粛期間になってから睡眠時間が増え、4キロ減量しました。この期間にエクササイズなどにも取り組んだので睡眠だけの力ではないかもしれませんが、自粛前の睡眠時間に戻ったらリバウンドし始めたので、睡眠は体重に影響を与えているんだなと改めて学びました。

漢方薬で体質から改善を目指すのも有効

「食事も運動も気を付けているのに、結果が出ない」

そんな方にはホルモンバランスを整え、症状と体質を改善する漢方薬がおすすめです。
医薬品として安全性と効果が認められています。

漢方薬は、症状と体質にあったものを飲むことでずっと抱えていた不調に、とても良い効果をもたらします。そうした症状の多くは、心身のバランスが乱れてしまったために起こるものです。漢方薬は、こうした全体のアンバランスをうまく調整し、体質改善を目指すものです。
バランスの取れた食生活や運動習慣にこれ以上ストイックになるのは大変という方でも、漢方薬なら、症状や体質に合うものを飲むだけなので、手軽に毎日続けることができますよ。
古くから研究されている漢方医学を日々の健康に取り入れましょう!

漢方

ぽっこりしたお腹に悩む方におすすめの漢方薬をご紹介します。

  • ストレスで食欲が増してしまう、便通が悪くがっちりした体型の方:大柴胡湯(だいさいことう)

気の巡りを促してストレスを低減させ、便通も改善します。からだの余分な熱を取り除き、肝のはたらきをよくして、脂質代謝を改善します。高血圧や肥満に伴う肩こり・頭痛にも使用できます。

  • 冷えやむくみ、貧血、疲れなども気になる方:当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)

血の巡りをよくして、からだの中の余分な水を取り除くことでむくみを改善し、ダイエットをサポートします。
ただ、からだにやさしい漢方薬とはいえ、自分の体質に合っていなければ、良い効果が見込めないだけでなく、副作用がおきることもあります。自分に合う漢方薬を見つけるためにも、購入時には、できる限り漢方に詳しい医師、薬剤師等にご相談ください。

お手頃価格で不調を改善したい、という方にはスマホで気軽に専門家に相談できる「あんしん漢方」のような新しいサービスもおすすめです。AI(人工知能)を活用し、漢方のプロが効く漢方を見極めて自宅に郵送してくれる「オンライン個別相談」が話題です。
 

忙しくし過ぎないのがヘルシー生活のコツ!

現代人はとても忙しい毎日を送っていますから、睡眠時間を確保したり、運動の習慣をキープすることは難しいと感じるかもしれません。しかし、心身の健康を害してしまっては充分に生活を楽しめなくなりますので、本末転倒ですよね。場合によっては仕事量などを調節することで、リラックスした毎日を送れるようになるかもしれませんね。自分にとってベストなバランスを見つけて、充実した毎日を送ってくださいね!

※表示価格は記事執筆時点の価格です。現在の価格については各サイトでご確認ください。

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著者

佐藤 瞳

佐藤 瞳

あんしん漢方(オンラインAI漢方)薬剤師 佐藤 瞳 製薬会社で臨床開発に従事後、「薬を実際に使っている患者さんの声が聴きたい!」との思いから、調剤薬局で勤務。病気を未然に防ぐライフスタイルや働く女性に役立つ漢方の情報を発信している。登録販売者試験講師としても活躍中。

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