【40代から始めるVIO脱毛】医療脱毛とエステ脱毛の違い知ってる?医師に聞く「介護脱毛」の正しい知識

心と体

 【40代から始めるVIO脱毛】医療脱毛とエステ脱毛の違い知ってる?医師に聞く「介護脱毛」の正しい知識

2021.03.19

老後に向けての「介護脱毛」をする女性が増えています。いつか、介護を受ける側になったときのために準備できることはしておきたいという流れなんだそう。今回は、脱毛をするときに知っておきたい「医療脱毛」と「エステ脱毛」の違いについて、医療脱毛専門院『リゼクリニック』新宿院 院長の大地まさ代医師に聞きました。

広告

40代からのデリケートゾーン脱毛については、メリットがたくさんあることを前回ご紹介しました。では実際に脱毛を始めたいと思ったときに、脱毛の仕方の違いや、やるべきタイミングなど、何を基準にして決めたらいいのでしょうか? 一つ一つ大地まさ代医師に聞いていきましょう。

脱毛の仕方に違いはあるの?

VIOケア

――脱毛をしようと考えたとき、まず悩むのがどこで脱毛を受けるかということだと思います。その中で、「医療脱毛」と「エステ脱毛」の違いについて教えてください。

「医療脱毛」は、医師または医師の監督・指示のもと看護師が行なう脱毛のことです。多くは、厚生労働省より認可を受けた医療用レーザー脱毛機を使用しており、効果が確実な脱毛方法となります。毛根組織を破壊する行為は医療行為にあたるため、医療機関でのみ脱毛が可能です。

一方、「エステ(エステティック)脱毛」は、使用する機器(光脱毛器)の出力が弱いため、「医療脱毛」と比べ効果が出るまでに時間がかかり、さらに時間が経過すると毛が元の状態に戻ってしまうことがあります。
一時的であっても、減毛が可能な程度のエネルギーを照射する処置は「医療行為」になるため、本来エステサロンでは脱毛はできません。脱毛(毛根組織を破壊する行為)は医療機関でのみ可能なため、多くのサロンでは制毛や除毛という言葉が使われています。ですので、セルフケアのイメージで一時的に毛の量を整えたいという場合は、脱毛サロンでも問題ないでしょう。

――「医療脱毛」を受ける場合のメリットはなんでしょうか。

VIOはデリケートな部分です。レーザー脱毛の場合、色素沈着も強い部分で毛も太いため、熱傷(ヤケド)や毛嚢炎のリスクがあります。そのような皮膚トラブルが発生した際でも、「医療脱毛」は、在中する医師が適切に対応(治療)するため、安心して施術いただけると思います。

白髪前のタイミングがベスト?脱毛する前に知っておきたいことは

――介護脱毛を考え始めたとき、脱毛をはじめるのに適したタイミングというのはあるのでしょうか。

脱毛にタイミング(適齢期)は特にありませんが、介護脱毛を希望される場合、アンダーヘアに白髪が増える前に脱毛しておくことをお薦めします。医療レーザー脱毛は、黒色や茶色(メラニン色素)に吸収される波長のレーザーを照射して熱を伝えて、毛根や周囲組織を破壊することで脱毛の効果を得るため、白い毛には反応せず脱毛効果がなくなってしまうためです。

ただし、少しぐらい白い毛が混じっている状態でしたら白髪の部分は残ってしまいますが、ご本人が気にされなければ問題ありません。当院で、現在までにVIO脱毛をご契約され、5回照射済の女性の患者さまのご契約時の最高年齢は78歳でした。

――脱毛をする前に知っておくべきことはありますか?

VIO脱毛を行なう上でのデメリットは特にありませんが、脱毛された毛は生えてこなくなる可能性がありますので、あらかじめ残したい部位がある場合は、イメージをしっかりお持ちになったほうがいいと思います。また、デリケートな部分ですので、見られるのが恥ずかしいと思われる患者様もはじめはいらっしゃいます。当院では、施術を行なうのは医療従事者ですので、ご来院されると皆さま安心されますし、施術の回数を重ねるうちにだんだんと慣れていかれる方ばかりです。

痛みに耐えられるか不安です……

――レーザー脱毛と聞くと、痛みに対しての心配を持たれる方がいると思うのですが、痛みはどうでしょうか。

VIO脱毛の課題としては、痛みを感じやすい部位ですので、痛みへの対策は必要です。当院の場合は、施術中に施術者が照射ペースを調節し、必要に応じて冷やしながら照射をして痛みを和らげるように取り組んでいます。脱毛は、耐えられない痛みではないので麻酔を使わない方が大半ですが、特に痛みを感じる部位(VIなど、毛の密度や太さがある部位)への照射時や、痛みを軽減して脱毛したい方、痛みに弱いという方のために、2タイプの麻酔を有料にてご用意しています。

笑気ガス麻酔 30分3300円(税込
笑気ガスを鼻から吸引する麻酔で、歯科治療でも使用されています。開始後すぐに効果があらわれ、吸入を中止すると速やかに体外へ排出されます。心身をリラックスさせ、照射時の痛みを軽減する効果があります。

麻酔クリーム 3300円(税込)
施術部位にクリームを塗布してラップで密封したあと、30分〜1時間待ったら取り除いてレーザーを照射します。塗布した部分の感覚が鈍くなり、照射時の痛みを軽減する効果があります。

どちらも使用が適している状態かどうか、医師の判断のもと麻酔を行ないます。またトラブルが発生した場合でも、医師が常駐しているため安心です。麻酔が使えるというのも、医療脱毛のメリットになるかと思います。

気になる費用は?

――VIO脱毛は、何回くらい通い、どのくらいの費用がかかるものなのでしょうか。

VIO脱毛は、5回ほどの通院・照射で満足される方が多いです。当院の場合は、「VIO脱毛セット5回コース」99,800円(税込)がございます。1回の照射でかかるお時間は約30分。Vラインはお好みのデザインによって変えられるので、患者様の希望によって照射回数が変わってきます。回数の内訳としては、1、2回目は全体の毛量・密度を減らすために全体に照射。3回目以降は無くしたい部分を照射し、5回かけて理想の形に近づけていくという流れになります。

VIOケア

毛は、成長期→退行期→休止期を繰り返して生えたり抜けたりしています(図参照)。脱毛は、成長期の段階にある毛が生え揃っている時期に行わないと脱毛効果が得られないので、約8週間を空けて脱毛照射をします。また脱毛が進み、毛質が薄くなってくると12週間以上しっかり期間を空けて最大限効果が出るように脱毛照射をします。

自分に合った脱毛方法を見極めて

医療脱毛とエステ脱毛の違いが、曖昧な認識でいたという方は、大地先生の回答でしっかりと違いを理解することができたのではないでしょうか。体質や毛質、肌の強さ、弱さによって、それぞれに適した脱毛方法があると思います。いろいろな情報を見て、自分に合った方法を見つけてみてくださいね。

お話を伺ったのは……リゼクリニック新宿院 院長大地まさ代医師

大地医師

近畿大学医学部卒業後、近畿大学病院呼吸器・アレルギー内科勤務を経て2015年よりリゼクリニック新宿院 院長に。美しくありたいと願う女性のお手伝いがしたいと思い、日々勉強しながら美容医療に取り組む。

※表示価格は記事執筆時点の価格です。現在の価格については各サイトでご確認ください。

広告
saitaとは
広告