お弁当作りの悩み1:「時間がかかる」
お弁当作りを毎日続けるうえで一番苦痛に感じやすいポイントは、「時間がかかってしまう」こと。
1分でも惜しいほどバタバタと忙しい朝は、おいしさはもちろんですが、手軽にサッと作れることがまず最優先ですよね。
作るのに時間がかかるのは、“おかず作り”に原因があることが大半です。おかずのバリエーションが少なくマンネリ気味、味つけがなかなか決まらないなど、おかず選びに迷うことで時間がとられてしまっていませんか?
その解決策のひとつとしておすすめな方法は、「お助け調味料」をもっておくことです。お助け調味料とは、生姜焼きのたれ、やきとりのたれなど、それだけで味が決まる市販のたれのこと。
常備しておくことで、迷いがちな味つけのストレスから解放! さらに複数の種類があれば、簡単に作れるおかずのバリエーションを増やせるため、マンネリ解消にきっと役立ちますよ。
お弁当作りの悩み2:「詰め方がわからない」「おいしそうに詰められない」
ごはんとおかずの準備は完了! でも、お弁当作りの最終関門はまだこれから。お弁当作りのハードルをさらに上げているのは「詰め方」ではないでしょうか?
せっかくがんばって作ったのに、詰めてみたらなんだか見栄えがイマイチ……。おいしそうに見えなかったり、おかず同士の味が混ざってしまったり、作るだけでも一苦労なのに、詰めるのも一苦労。どのように詰めたらよいのか、わからない方も意外と多いと思います。
バランスのよい詰め方をマスターして、お弁当の見栄えをグレードアップしましょう。
◆バランスのよい詰め方
1食分の目安は「主食3:主菜1:副菜2」のバランスが望ましいとされています。
お弁当の詰め方のコツは、詰める順番が重要ポイント。
「ごはん→大きなおかず(主菜)→小さなおかず(副菜)」の順で詰めましょう。
すき間なくおかずを詰めることで、持ち運んでも中身の片寄りを防ぐことができます。
STEP1 主食のごはんを詰めて冷まします。
STEP2 主菜となる大きなおかずを詰めます。
STEP3 副菜となる中くらいのおかずを詰めます。
STEP4 すき間を埋める小さなおかずを詰めます。
この4つのステップに沿って詰めるだけで、中身の片寄りを防ぐことができます。
微妙にあいてしまって困る“すき間問題”も、同時に解決です。
お弁当作りの悩み3:「茶色いおかずばかりで彩りが残念」
唐揚げ、ハンバーグ、コロッケ、ウインナー、きんぴらごぼうなど、お弁当の定番と言われるおかずは茶色いものが多く、どうしてもお弁当全体が茶色くなってしまいがちです。おいしいけれど、視覚的な楽しみは半減……。
ワンランク上の華やかなお弁当を作るには、彩りの役割が大きいのです。
“脱・茶色弁当”のカギを握るのは「6つの色」!
「白・黒・赤・黄・緑・茶」の6色の食材を入れることで見栄えがグッとよくなり、栄養バランスにも配慮したお弁当になります。
◆色別の食材の例
白:ごはん、パン、じゃがいもなど
黒:のり、ごま、ひじきなど
赤:トマト、にんじん、鮭など
黄:卵、かぼちゃ、とうもろこしなど
緑:きゅうり、アスパラガス、ほうれん草など
茶:牛肉、豚肉、鶏肉、きのこなど
6色そろったお弁当は理想的だけれど、時間がものすごくかかってしまいそうで自分には難易度が高そう……。
でも、そんなことはありません。黒ならのりを載せる、赤ならミニトマトをいれる、という簡単なことでOK。食材の持つ色を意識してお弁当を作ってみましょう。
そして、市販のたれの力を借りて、ラクでおいしく、彩りもパーフェクトなお弁当作りにチャレンジしてみましょう!
今回は、エバラ食品の「手作りお弁当講座」の中から、「たれプラス」シリーズを使って作る「たれプラ弁当」を2つご紹介。
主菜おかずも副菜おかずも、たれだけで味つけが完了するレシピです。各お弁当の品数は多いですが、どのおかずも工程が少なく簡単に作れますよ。