「家族の食事時間がバラバラで毎回温めるのが面倒…。」最小限の手間で温かい食事を出せる"3つのヒント"

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 「家族の食事時間がバラバラで毎回温めるのが面倒…。」最小限の手間で温かい食事を出せる"3つのヒント"

2021.08.30

夫や子どもの帰りが遅く、家族の食事時間がバラバラだと毎回準備することは大変ですね。でもなるべく温かい食事を出したいと思うときは、最小限の手間であたたかい食事を出すヒントが役立つかもしれません。今回は『時間が貯まる 魔法の家事ノート』の著者三條凛花さんに、手間なく温かい食事を出すアイデアを伺いました。

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作り分けや温め直しの手間をなくそう

結婚したばかりのころ、夫の帰宅時間はいつも日付けが変わったころでした。温かい食事を出してあげたくて、夫がシャワーを浴びている間、0時ごろから夕食を作り始めていたのですが、疲れてできなかったり、寝落ちしてしまったり、材料を買ったのに結局冷凍食品になってしまったり……。そんな悩みがありました。

今でも夫だけ食事の時間が違います。けれども、当時のような負担はなくなりました。それは、100%完成させた状態で、配膳や温め直しもそのときにしなくていい方法を見つけたからです。

ここでは、塾通いのお子さんや、帰宅の遅いパートナーなどがいても大変ではない夕飯づくりに使えるアイテムを紹介します。

1.炊飯器料理と保温機能を駆使する

炊飯器

今は、ほったらかしで料理ができて、保温もできる調理家電がありますね。でも、そうした便利なグッズは意外と高価です。わが家もそうなのですが、調理家電にあまりお金をかけられないご家庭も多いのではないでしょうか。

より気軽に始められる方法としては、2台目の炊飯器を持つことをおすすめします。安いものなら自動調理家電よりも割安で購入できますよ。

炊飯器を使った料理は、材料を切って炊飯ボタンを押すだけでほとんど完成。しかも、保温機能があるので、お玉と取り皿を用意しておけば、家族が自分のタイミングで好きな分だけ取り分けることができます。

わが家では、カレー、肉じゃが、肉豆腐、鍋物などに活用しています。スープや炊き込みごはんもいいですね。じっくり煮込んでおいしくなる料理なら何でも大丈夫です。

炊飯器1台でやりくりするのではなく、2台持ったほうがいいのには理由があります。
一つは、ごはんと同時進行で料理ができあがること。もう一つは、炊飯以外の用途で使うと、炊飯器ににおいがついてしまうことがあるので炊飯用とわけるためです。

※炊飯器を調理に使う場合は、安全のために必ず調理機能付きのものにしましょう。

2.スープジャーなら配膳要らず。温冷どちらにも使えるスグレモノ

スープジャー

次のアイテムはスープジャーです。
この写真では汁物を入れていますが、わが家では、焼き物や炒めものも入れてしまいます。たとえばハンバーグも重ねて入れて、上からソースをかけて蓋をします。帰宅した家族も自分も、温め直しや盛り付けといった作業をすることなく食べられます。

スープジャーはお皿・お椀感覚で使えますが、詰めにくさと取り出しにくさが困りどころ。もし家族が気になるようならば、お皿を別添えしてあげると良いでしょう。
冷たいものにも使えるので、サラダや果物を入れてもいいですよ。

3.野菜おかずは、盛り付けて保冷剤をON

野菜おかず

これは、夫の食事を実際に用意している途中の様子です。作るメニューによってもちろんお皿はありますが、この日は煮込み料理ではなく炒めものでした。

トレーに、スープジャーに入ったハンバーグ、スープジャーに入った汁物、お茶碗、野菜おかずを盛り付けたお皿を用意していきます。それから箸やグラスなども必要ですよね。煮込み料理の場合は、メインおかず用のスープジャーの代わりに、取り皿が乗せられます。

さらに、野菜おかずは盛り付けたあとに、ケーキ等についてくる保冷剤を乗せておきます。ただし、長時間の保存には向かないのでご注意ください。場合によってはスープジャーを使うことも。
このように盛り付けまで済ませておくと、帰りの遅い家族も温かい食事が食べられて、用意する人も手間も少ないのでとても楽ですよ。

いかがでしたか? 料理に合わせて必要なものをすべてトレーなどに乗せておくと、家族も自分も楽に温かい食事を食べられます。

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著者

三條 凛花

三條 凛花

夫、4歳の長女、0歳の長男、猫2匹と暮らしています。暮らしの中にあるさまざまなプチストレスは、探す・調べる・迷うといったことが原因です。そうしたむだな時間をなくして、自由に使える時間を貯める工夫を発信しています。著書は『時間が貯まる 魔法の家事ノート』(扶桑社)、『365日のとっておき家事』(三笠書房)など。

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