余力がある人におすすめしたい「今月の3大ハッピーニュース」作り
最後に「今月の3大ハッピーニュース」についてご紹介しましょう。これは、年賀状作りでも特に大変な、ひとことコメントを書くのが楽しくなる魔法のワークです。
年賀状はなんのために出していますか?
私は、これまで引っ越しが多く、全国いろいろな場所に友人・知人がいて、コロナ禍以前から会えない状況が続いていました。だからこそ、年賀状は離れた友人との久しぶりの会話のきっかけとして考えてきました。でも、誰にでも同じような定型文で出していたときは、会話のきっかけにはなりませんでした。
ここ数年、年賀状を出したあとに、LINEで連絡をもらえることが増えました。それは、年賀状に添えるコメントを変えたのが大きいように思います。
それまでは「今年こそ会えたらいいね」とか「元気にしていますか?」といったようなコメントだけを書いていたけれど、一人ひとりに合わせたコメントを書くようになったのです。
相手に合わせたコメント書きはかんたんではありません。でも、事前にある作業をしておくと、かなりスムーズに思いつけるようになります。それが「今月の3大ハッピーニュース」です。
まずはノートや紙を用意しましょう。そこに、1月から今までの「月ごとのハッピーニュース」を3つ書いていきます。
もしあれば、スマートフォンなどで今年の写真やSNSをチェックしながらやるとはかどりますよ。
ハッピーニュースは、たとえば、自分や家族の引っ越し・結婚・就職・転職・出産・部署変更・進学といったライフスタイルの変化です。
そのほか、その月ごとの写真を見ていると「この時期はこれにハマっていたよね」というものも出てくると思います。出かけた場所、はじめて食べたもの、新しい趣味、その時期によく調べていたもの……。ハッピーニュースは、些細なことで構いません。
ハッピーニュースを書き出しておけば、コメントを書くとき、相手の顔を思い浮かべて、その人向けの情報を選びやすくなります。
たとえば、素敵なお庭を持っている人ならガーデニングや花の話題を出せると喜ばれます。スノボ好きの友人に、今年行ったスキー場の話を添えたこともあります。料理上手な親戚には、最近好きな料理家さんやお気に入りのレシピ本の話もいいですね。
こんなふうに、ハッピーニュースを書いておくと、一人ひとりに合わせたコメントがすらすらと出てくるようになるのです。しかも、自分の楽しかったことを振り返るので、とても楽しい作業でもあります。
時間と手間はかかるけれども、もし余力があればぜひやってみてください。年賀状作りが楽しくなりますよ。