答え:不安や恐れで落ち着きを失う・逃げ腰になる
「浮き足立つ」の正しい意味は、「不安や恐れで落ち着きを失う」「逃げ腰になる」です。
”期待で浮かれた気持ちになりそわそわする”など嬉しい気持ちを表した言葉ではなく「恐れや不安で落ち着かなくなる様子」を表す言葉でした。
”期待で浮かれた気持ちになりそわそわする”と異なる意味で理解している方も多いのではないでしょうか。
〈浮〉という漢字の印象から間違いやすいと考えられるようです。どうしても〈浮〉は”ウキウキする””浮かれている”などの印象があ理ますよね。
意味を理解しても「間違いやすい」と感じたときは、語源を知ると覚えやすくなるかもしれません。
この「浮き足立つ」は、かかとが地についていない”つま先立ち”の状態が語源になっているという説があります。
”つま先立ち”をしている状態を想像すると……フラフラと不安定でバランスがとれない様子が思い浮かびませんか?
その様子から「不安で落ち着かなくなる」という意味になったという考えがあります。
「浮き足立つ」を使うときは楽しい状況ではなく、心配や不安なことがある、あまりいい状態ではないことが伺えますね。