忙しい人が今すぐやるべき「むだな動き」をなくすための3つの解決策

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 忙しい人が今すぐやるべき「むだな動き」をなくすための3つの解決策

2021.12.27

毎日時間に追われて過ごしていませんか? でも忙しいと思っているけれど、実はそれ「むだな動き」かもしれません。「時間を貯める」という概念を提唱する『時間が貯まる 魔法の家事ノート』の著者、三條凛花さんに「むだな動き」をなくすアイデアを教えてもらいました。

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時間泥棒はあらゆるところに潜んでいる!

時間

1日の時間は変えられません。でも、自分の時間を増やせる地道な方法があります。それは、「むだな動き」をなくすこと。

少ししか行動していないのに時間が経ってしまった経験はありませんか? 家事のさまざまな動きに注目してみると、実は「むだな動き」がたくさん含まれています。実は、これこそが時間泥棒!

むだな動きに気づき、一つずつ解決していけば、今よりずっと自分の時間を増やすことができますよ。

私が実践する時間泥棒対策

時間泥棒対策として大切なのは「むだな動き」に気づくことです。ものすごく小さな行動なので気づかれていませんが、きっと、無意識にしているものがたくさんあります。

ここでは、私が実践する時間泥棒対策から、3つのテクニックを紹介します。

1.容器の形状を変える

1つめのテクニックは、容器の形状を変えることです。

たとえば、調味料をチューブタイプの中華系調味料に変えること。わが家では麻婆豆腐を月1回以上作ります。以前は瓶詰めタイプの豆板醤・甜麺醤を使っていました。

容器

瓶詰めタイプだと「蓋を開ける・スプーンですくう・入れる・蓋を閉める・スプーンを洗う・拭く・スプーンをしまう」という7つの動きが必要です。2つの瓶詰め調味料を使うので、最低でも10個以上の動きが必要です。

これをチューブタイプに変えたことで「蓋を開ける・入れる・蓋を閉める」の3つ、合計6つの動きで済むようになりました。

同じく、こちらはスープのもとです。振り出すだけの容器に変えたことで、とても時短になりました。

容器

2.蓋のない収納を選ぶ

目立たない場所で使う収納家具や収納ケースは、なるべく蓋がないものを選びます。

蓋には「開ける」「閉める」という手間があります。

サンプルイメージ
蓋は埃を防いだり、生活感を隠してくれるメリットもあります。でも、自分だけしか見ないような場所だったら、蓋がないもののほうが圧倒的に早くものを出し入れできます。

3.その都度移動するのをやめる

その都度、移動する。これは特によくある時間泥棒です! 家事や雑務に奔走していて、気づくと家の中をパタパタと歩き回ってしまうことはありませんか?

これは、2つの方法で解決できます。

1.その場所で他にできることがないか考える

1move 2action

私は「1move 2action」という造語の目標を持っています。これは、1度動いたら、その場で2つ以上行動しようというものです。

たとえば、お手洗いに行ったら、ついでにペーパーホルダーの上をトイレットペーパーでさっと拭く。玄関に行ったらついでに整頓する、などです。

2.まとめて運ぶ

まとめて運ぶ出典:stock.adobe.com

何度も往復しないための方法です。以前ご紹介した「マイホームデリバリー」という仕組みを作り、他の部屋に持っていくものもまとめて運べるようにしています。

その他にも、

  • スーパーから帰宅したら、その都度持ち運ぶのではなく、冷蔵・冷凍品と常温品を分けてからそれぞれの置き場所へ運ぶ
  • 車に荷物を積むとき、大きめのエコバッグやかごにすべての荷物を入れることで往復しないようにする

といった工夫をしています。

時間泥棒は、暮らしの中のさまざまな行動に潜んでいます。そして、あまりにも当たり前の小さなことなので、気づいていないことが多いです。
まずは、むだな動きをしていないか、ぜひチェックしてみてください。時間が貯まるヒントが見つかるかもしれません。

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著者

三條 凛花

三條 凛花

夫、4歳の長女、0歳の長男、猫2匹と暮らしています。暮らしの中にあるさまざまなプチストレスは、探す・調べる・迷うといったことが原因です。そうしたむだな時間をなくして、自由に使える時間を貯める工夫を発信しています。著書は『時間が貯まる 魔法の家事ノート』(扶桑社)、『365日のとっておき家事』(三笠書房)など。

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