出産してから友達と金銭感覚が合わない……
今回のご相談者さんは、「出産してから友達と金銭感覚が合わない」と悩んでいるご様子です。ご相談内容を見てみましょう。
35歳の主婦です。遅めの結婚で、少し前に第一子を出産し、やっと少し生活が落ち着いてきたところです。
結婚前は普通の会社で正社員をしていたのですが、結婚を機に仕事はやめ、今は専業主婦を続けています。結婚が遅かったのもあり、会社員時代は友人も多く、平日は週に2,3日は夜遅くまで友人と遊び、休日も気の合う友人とカラオケやショッピングを楽しんでいました。
気の合う友人たちは今でも独身で、出産後、そろそろ落ち着いたならまた一緒に遊ぼうと誘われることが増えてきました。
夫も「友達は大事にした方がいいよ」と子どもを預かってくれ、私も気分転換になるので、時々出かけています。
でも、気になるのは、独身の友人たちとの金銭感覚の差です。
食事をするのにも、ややお高めで雰囲気の良いお店を予約して行きますし、ショッピングで回るお店も仕事用のややフォーマルなお洋服が中心で、私が普段着るようなファストファッション系のお店はあまり回りません。
当然一緒に出掛ければ、1日で数万円を使うようなことにもなってしまいます。
子育てが落ち着いたら、パートでもしようかなと考えていますが、私も今は専業主婦。夫に友人と遊ぶための費用はもらっていますが、正直独身の時と同じような金銭感覚のまま遊んでいたら、夫の収入では足りません。
友人とのつきあいの回数の調節はしているつもりですが、これから子どもの費用もかかるようになると思うと、もっと節約した方がいいのではと思うことが多く、かといって友人たちの誘いをむげに断るのもどうかと思うところもあり、困っています。
独身時代の友人とはどうつき合う?
独身の時のお友達との金銭感覚が合わないと考えている投稿者のママ。独身時代からの大切なご友人とのおつきあいを大切にしたいと思う反面、お子さんの費用のことも考えると心配なご様子ですね。
投稿者のママは専業主婦ということですから、独身の頃のように自分のためにお金を使うのも難しい状況。
ここでは、投稿者のママのように、独身時代の友人とのつき合い方を一緒に考えてみましょう。
1 おつきあいをする範囲を狭める
独身時代のご友人とのおつきあいを継続するとしても、金銭感覚や話が合わないことが気になるようなら「子どもがまだ小さいので」と正直に打ち明けて、参加するおつきあいの範囲をさらに限定するという方法も考えられます。
例えば、一緒に行っても買うものが少なかったり、無理をしてご友人に合わせた買い物をしなければならないショッピングは失礼して、お食事会だけに参加するなどはいかがでしょうか。
今でもおつきあいの回数は調節しているということですので、これ以上の制限は難しいと感じるかもしれませんが、長年のご友人なら理解してくださるのではないでしょうか。
2 会費制のホームパーティなどを開く
費用が気になるものの、お友達とのおつきあいも続けたいということであれば、会費制のホームパーティなどを開くというのも費用の面ではオススメできます。
テイクアウトなども上手に利用すれば準備も簡単にできますし、予約制の雰囲気の良いお店などよりは安く済ませることができそうです。
ただ、育児に忙しい時期だと、ホームパーティの準備や後片付けをするだけで疲れてしまうこともありますから、無理は禁物です。
3 気の合うママ友を探す
独身時代のご友人とのおつきあいも大切ですが、これからお子さんが大きくなっていくことを考えると、同じくらいのお子さんがいるご家庭のママさんとのおつきあいも少しずつ始まってくる頃ではないでしょうか。
自治体によっては乳幼児のためのイベントが開催されていることもありますから、そのようなイベントに足を運んで、独身時代のご友人以外のお友達を増やしていくのもよいでしょう。
独身時代のお友達とのおつきあいは、もちろんこれからも継続してかまいませんが、もし疎遠になってしまった時に、気の合うママ友がいれば寂しい思いをしなくて済みます。
思い切って金銭感覚や話の合うママ友とのおつきあいを始めてみるのも、新たなコミュニケーションの場の開拓になり、楽しいですよ。
適度なおつきあいは息抜きとしても大切
今回の投稿者のママは、お子さんがまだ生まれたばかりで、専業主婦ということですから、家にこもりがちな生活になりやすい時期です。
そんな中、お友達とゆっくり遊びに出かけることは、ストレス解消にもなり、楽しいものですね。
独身時代のお友達とは、適度な距離を保ちながら、できる範囲でおつきあいを続けてみてはいかがでしょうか。
子育てが落ち着き、またお仕事を再開した時には自分の小遣いも増えるかもしれませんし、反対にお子さんにお金がかかるようになり、お仕事を再開してもおつきあいの継続が難しいということもあり得ます。
その時の家計の状況に合わせて柔軟に対応できるよう、準備しておきましょう。