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「同じ共働きのママ友の家はお金に余裕があるのに、うちは余裕ゼロでツライ」#小田桐あさぎのアラフォー人生お悩み相談

カルチャー

 他人と比べてしまう

2020.12.12

人生に悩みはつきものですが、人生でも一番惑い、悩める世代は40代かもしれません。 しかし、悩むことの半分くらいは、もしかしたら自分の固定観念「こうしなきゃ、こうでなきゃ」によって自分を縛っているせいかもしれませんよ。 『「私、ちゃんとしなきゃ」から卒業する本』著者の小田桐あさぎさんに聞く「アラフォーの人生相談」。今回の相談者は「ついつい他の人と比べてしまってむなしい気持ちになる」とのことで……

相談:他の家庭と比べてむなしくなってしまいます

他の人と比べてしまう

他の家庭と比べてしまう自分をどうすればいいでしょうか。何かと他の家庭と比べては「なんでうちは」と思ってしまいます。共働きで子どもは1人です。

2人で頑張って働いていますが、贅沢はできません。子どもの習い事も通信教育を含め2つ。外食もあまりしないようにして節約。旅行もたまに安い時期に……などして、やっと貯金ができています。私の親は他界しており、夫の両親は遠方住まいで高齢なので、産後もなんとか2人(ワンオペで私1人)で乗り切りました。

友人・知人(ママ友など)の話を聞くと、実家からの育児のヘルプ(預かったり、お迎えに行ったり)や金銭的な援助があったり。共働きだと(金銭的に)少し余裕があるよね、などと言われて、「なぜうちはこんな状態なんだろう」と思ってしまう自分が嫌です。

家族3人、仲良く健康で、コロナ禍でも職があるだけありがたい……とも思っているのですが、きっと心の底からは思えていないんだと思います。こんな自分が嫌なのですが、どうすればいいでしょうか。

(埼玉県・さいたまのらっぱー・40歳・契約社員)

小田桐あさぎさんからアドバイス:欲があるのは素晴らしいこと

私は2015年に第一子を妊娠した際に「このまま出産して仕事と家庭を両立するワーキングマザーになったところで、絶対に大変すぎるだろう……」と考え、色々な試行錯誤の末に自ら起業しました。

その結果、1人目が生まれてからのこの5年、時間もお金も、かなり自由に生活できています。数ヶ月前には2人目の子供も誕生しましたが、家事はほぼしない、育児は保育園やベビーシッターさんなどをフル活用するなどして、あまり大変すぎると感じることなく、イライラすることもなく、2人の子育てと仕事の両立ができています。

このように起業したという話をすると
「良いビジネスを見つけられて運が良かったんですね」
「元々、起業できるような才覚があったんですね」
などと言われることも多いのですが、自分で思うに、全くそんなことはなかったと思うのです。

起業直前の私は、自分がやりたいことも、自分にできることもわかりませんでした。起業なんて神のような人がするものだと思っていたし、全く別世界の話だと思っていたんです。それでもなんとか起業に漕ぎ着け、そして5年が経過した今でもありがたいことに仕事を続けせて頂いるのですが、ではなぜそれができたのか? というと、私には欲があったからだと思います。

この望みは「私のわがまま」だと心のどこかで思っていませんか?

当時、私の周りに、大変な思いをせずに余裕しゃくしゃくで仕事と育児を両立している人なんて1人もいませんでした。だから、そんな希望を持つ自分はわがまますぎるのでは? おかしいのでは? といつも思っていました。しかしいくら無理やり納得しようとしても、この私の欲の炎は、まったく消えることがなかった。だから足掻くことにしてみたのです。

自分に何ができるかはわからない中でも、現実をどうにかしたい。もっとお金も時間も欲しい。という「欲」だけが、私にはありました。そしてその欲に素直に従い、世の中の常識を自分の中で打ち破っていくことで、自分の理想とする生活を手にすることができたのです。

起業する前の私は、さいたまのらっぱーさんと同様に、こんな欲を持っている自分を責めていました。現状に満足せず、人を羨んでばかりの自分に対し「足るを知るのが大切だし、幸せになる秘訣だよ」といつも言い聞かせていました。

しかし今振り返って思うのは、あの欲こそが、自分をここまで運んできてくれた唯一の資産だった、ということです。起業初期の私は、今思えば社会の仕組みもビジネスの仕組みも何も知らない素人でしたが、欲だけがあったからこそ、がむしゃらに行動をし続けることができました。

欲はその道を示す、道標

さいたまのらっぱーさんには、なんだか同じものを感じます。欲があるのは、才能です。欲こそが、人に現状を打破するパワーを与えるのです。お金が足りないなら、足りるようになるまで稼げばいいのです。

それが起業なのか、転職なのか、昇級なのかはわかりません。しかし模索し続ければ、必ず道は開きます。欲はその道を示す、道標なのです。満足するほど稼ぐなんて、自分には無理……と反射的に思ってしまう気持ちはわかります。

でも人はイメージできることは必ず実現できる力を持っています。これは私自身の人生、そして起業してから300人以上の女性を見てきて出した結論です。欲は押さえ込もうとするのではなく、素直に従うことで、ものすごいパワーを発揮します。人を羨む気持ちを無理やり押さえ込もうとせず、その悔しさや欲をエネルギーに変えてください。そしてそのエネルギーを有効活用して、自分の理想の毎日を、自分の手で作りあげる方向にシフトしてみてください。応援しています。

 

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著者

小田桐あさぎ

小田桐あさぎ

出会って2週間で結婚。第一子の妊娠中にブログを開設。独自論が好評を博し月間30万PVの人気ブログへ。自分らしい魅力を開花するスクールは4年間で400名以上の女性が受講。「VERY」など女性向けメディア掲載歴も多数。著書に「私、ちゃんとしなきゃから卒業する本」「嫌なこと全部やめたらすごかった」がある。

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