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義実家で一緒に暮らさないか、と夫から言われました #小田桐あさぎのアラフォー人生お悩み相談

カルチャー

2021.01.23 更新

「四十にして惑わず」と言うけれど、惑いしかない! そう感じている人は多いのでは。そうでなくても女性の人生は結婚、出産、キャリア、義実家……と迫りくる選択肢に「どれが正解!?」と悩むことが少なからずありますよね。正解はどれかわからないけれど、自分の固定観念「こうしなきゃ、こうでなきゃ」を手放すと、納得のいく答えが見つけられるかもしれません。 『「私、ちゃんとしなきゃ」から卒業する本』著者の小田桐あさぎさんに聞く「アラフォーの人生相談」。今回は「義両親と同居しないなら、もっと稼いでくれ」と言われたというお悩みです。

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連載:小田桐あさぎの 揺れる惑う悩めるアラフォー 人生お悩み相談

相談:義両親との同居問題について

夫の実家で一緒に暮らさないかと夫から言われました。

義両親との同居問題について 夫の実家で一緒に暮らさないかと夫から言われました。イラスト:村澤綾香

子どもが2人(小学生高学年、中学生)がおり、今は私の実家の近くの賃貸のマンションに住んでいます。

コロナ禍 で世帯収入が減ってしまい、今後もどうなるか不安があるため、住居費を節約するためにも、夫の実家に同居させてもらわないか、と夫から相談を受けました。夫の両親としては「今後自分たちも不安だから嬉しい」と言われました。夫の兄夫婦からも「自分たちはその予定はないし、両親も心配だからありがたい」とウェルカムなようです。

住居費が節約できるのはありがたいのですが、夫の義両親との同居はつまり、介護やそのほかのことも我々が責任を持たなければなりません。今まで自分の実家の近くで親に世話になりながら子育てしてきたので、土地勘がある今の場所から離れることもつらいし、子どもの転校も気がかりです。夫は「じゃあお前がもっと稼げるのか?」と言われました。私が新しい提案ができない今、夫の実家にお世話になるしかないのでしょうか。もやもやしていて、このまま夫の実家で同居しても後々不満を言ってしまいそうです。私がわがままなのでしょうか。

(埼玉県・JIJIJI・45歳・契約社員)

小田桐あさぎさんからのアドバイス:自分を責める・諦めるを捨ててみて

コロナ禍で世帯収入が減ってしまったとのこと、大変ですね。これから先が不安な気持ちも、とてもよくわかります。
まず、私は個人的に「わがまま」という概念でご自分を責める必要はないと思います。どんな意見でも、自分の中から湧き上がってきたものは真実ですし、大切にすべきものだと思っているからです。

まずは「わがまま」とご自分を責めたり、「そんなの無理」と諦めるのではなく、冷静にJIJIJIさんにとって一番良い結論はなんだろう?って考えてみることからかもしれません。

例えば、下記のような選択肢が考えられます。

  1. 義実家には住むものの、介護はしない。介護が必要になったら施設に入っていただく
  2. 自分もしくは夫の収入が上がり、今のままの家に住める
  3. 収入はこのままだけど、今の家の近くの家に住むことで住居費が節約できて今のままの生活ができる
  4. むしろ実家で同居する

悩んだら「一番の理想」を思い描いて。

私がよくやるのは、全ての条件を取っ払って、まずは一番理想的な未来を紙に書いてみることです。この時にポイントなのは、必要条件とか、現実的な問題点とか、自分の努力とかについてはとりあえず脇に置いておいて、「紙に書くだけでどっかの神様が勝手に叶えてくれるらしい〜!」と、とにかく強欲に、まずは一番理想的な未来だけを考えてみること。自分の中の常識あるスパルタコーチが、脳内で「そんなの無理無理〜!わがまますぎ!」とかうるさいのですが(笑) 
すぐにどうこうするというよりも、ただ一人で紙に書くだけです。どんなにわがままに、無理な理想を書いたところで誰にも迷惑かけないし、何も損しません。誰にも遠慮することないので、思いっきり強欲に、自由に書いてみましょう。

これをすることで、「自分は本当はどうしたいか?」という本音に気づくこともできますし、書くだけで意外な解決策が出てくることもあります。

一番の理想がわかったら、次はご自分の中で譲れる条件と譲れない条件を精査していきましょう。そして自分の中で、自分の意思がしっかり固まったら、ぜひ次は旦那様に素直な気持ちを直接相談してみてください。相談の方法は、他の質問でも回答してますので参考にしていただけると嬉しいです。

JIJIJIさんにとって、家族の皆様にとっても全員がハッピーな、一番いい結論が出ますように。応援しています。

 

※表示価格は記事執筆時点の価格です。現在の価格については各サイトでご確認ください。

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著者

小田桐あさぎ

小田桐あさぎ

出会って2週間で結婚。第一子の妊娠中にブログを開設。独自論が好評を博し月間30万PVの人気ブログへ。自分らしい魅力を開花するスクールは4年間で400名以上の女性が受講。「VERY」など女性向けメディア掲載歴も多数。著書に「私、ちゃんとしなきゃから卒業する本」「嫌なこと全部やめたらすごかった」がある。

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