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娘に「ママ友を作って家族ぐるみで遊びたい」と言われました #小田桐あさぎのアラフォー人生お悩み相談

カルチャー

2021.03.20

女性の人生は結婚、出産、キャリア、子育て……と悩みや選択のオンパレード! 「どうすれば一番いいんだろう」と悩むことが少なからずありますよね。正解はどれかわからないけれど、自分の固定観念「こうしなきゃ、こうでなきゃ」を手放すと、自分にとっての最適な答えが見つけられるかもしれません。 『「私、ちゃんとしなきゃ」から卒業する本』著者の小田桐あさぎさんに聞く「アラフォーの人生相談」。今回は「ママ友がいないのは嫌だ!家族ぐるみで遊びたい!」と娘から言われたという方からの相談です。

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連載:小田桐あさぎの 揺れる惑う悩めるアラフォー 人生お悩み相談

相談:ママ友がいない私。娘から「作って!」と言われました。

ママ友イラスト:村澤綾香

「AちゃんとBちゃんはお休みに遊んでいるんだって!ママ同士がお友達だから」

娘(10歳)に「ママもママ友を作って」と言われました。

実は今までも何度か言われたことはあったのですが、スルーしていました。私は人付き合いが苦手なのです。娘曰く「子ども同士が仲良くても、ママ同士が仲がいい方が休日に遊んだり、食事に行ったりできる」からだそう。
ママ同士が仲がいいご家庭は、コロナになる前は子連れでランチや日帰りで遊びに行き、コロナの今はピクニックに行ったりするそうです。その約束を子どもたちがしてくるのではなく、親がしてくるのだとか。

だから、娘はママもそれをやってほしいと言います。

私も娘が保育園時代に何度かお茶をするような人はいましたが、友人関係にまではならず、一緒にいても何を話ていいのかわからないので、結局何度か話す程度でした。
小学校に入ると送り迎えもないので、ますますママ友なんてできそうもありません。

そして私自身が今さらいらないと思っているのです。でも「ママ同士が約束しないと、コロナの時代は休日も遊べない」と言われると「そんなものなの?」とも思ったりして……どうすればいいのでしょう。

(ママはママ友がいらない、39歳、東京都、公務員)

小田桐あさぎさんからのアドバイス:子どもの要求と自分の立場の折り合いを見つけて!

正直、この質問は今までsaitaさんで連載をさせていただいている中でも一番難しい質問でした。笑 というのも私自身、今までに「ママ友」と呼べるような、頻繁に連絡を取り合ったり、家族ぐるみで一緒に遊びに行くような方がいたことがないからです。仕事上で知り合って仲良くなった女性がたまたま歳の近い子供がいて、一緒に遊びに行くようなケースはあるのですが、それもせいぜい年に一回とかそういう頻度……。質問者さんと同じく、特に困っていないというのが実情です。

とはいえ、去年まではこの状況をなんとか打破しようと、親同士の関係が濃いことで有名な幼稚園に転園したり、居住しているマンションの自治会に入ろうと画策したことまでありました。でも頑張ってランチ会などに足を運んでみるものの、これといって距離が縮まることもなく……結局、ママ友作りは諦めてしまいました。笑 

その上で、もし私が将来、同じような状況になったら、と考えると、私の場合であれば、娘に「勝手に約束してきていいよ」と言うのではないかとおもいます。あるいは、子供自身で連絡を取ったり、オンラインで交流できるような端末を与えておいて、勝手に連絡をとってもらうか。
私の周りの、私と同様に近所のママ友グループに馴染めていなそうな先輩ママたちはそんな感じで対応しているようです。

子どもの要求通りにはならないかもしれないけれど、なんとか折り合いをつけたいところです。

無理なことを言われても「スルーしない」でほしい

ただ一点気になったのは「スルーしている」という部分です。人からの要求をスルーしてしまうと、その人は希望を持ち続けてしまいます。付き合う気がない男性に告白された場合、返事を濁していてはいつまでもアプローチされ続けますよね。

付き合う気がないなら、無理だとはっきり伝えなければ、相手も諦めがつかないものだと思います。なので、私だったら娘に「ママは人付き合いが苦手だし、ママ友が欲しいとも思えないから無理」と正直に伝えるし、「自分が遊びたいなら自分が約束をする、できないなら遊ぶのを諦める。どっちかは自分で決めてね」とはっきり伝えるのではないかと思います。そして子ども自身に決めてもらいます。ママを絡ませるのはNGということで……。

参考になれば幸いです!

※表示価格は記事執筆時点の価格です。現在の価格については各サイトでご確認ください。

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著者

小田桐あさぎ

小田桐あさぎ

出会って2週間で結婚。第一子の妊娠中にブログを開設。独自論が好評を博し月間30万PVの人気ブログへ。自分らしい魅力を開花するスクールは4年間で400名以上の女性が受講。「VERY」など女性向けメディア掲載歴も多数。著書に「私、ちゃんとしなきゃから卒業する本」「嫌なこと全部やめたらすごかった」がある。

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