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子どもの思春期…頼れるのはママ友?「高校生ママ」時代を振り返って子育てが終わって思うこと

家族・人間関係

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 ママ友

2020.12.29

みんな気になる?ママ友問題…真の友か?ライバルか?学生時代や社会人になってからの友達とは違う、「ママ友問題」。現在50代、一男一女の母である筆者が、「プレママ・乳幼児期」から「高校生ママ」まで振り返って、たっぷり濃厚に掘り下げ、語ります。「うんうん、そうそう!」「え~~っ?違うなぁ!」さまざまなご意見の方もおいででしょうが…ちょこっと頭の片隅にインプットしておけば、もしもの時のトラブル回避やベストフレンドを見つけるための秘訣が潜んでいるかも?今回は、高校生ママ友編。

高校生ママ同士のお付き合いとは?

プレママ、園ママ、小中学生向けに「ママのお友だちの作り方」「PTAで活躍するには?」「受験期のお付き合い」など自身の経験を織り交ぜてお話をしてきましたが、今回は「高校生ママ」にフォーカスしてみます。

高校生にもなれば、自宅から距離のある学校に通うことも多く、また学校行事も1年に数回しかありません。子どもに「参観日に来てよ」と言われることも少なくなり、むしろ「来ないで!」とか、いやもっと悪質(?)だと参観など行事の日を親に知らせない子も…!

「じゃあ、ママ友とのお付き合いも無くなるのでは?」と思われるかもしれませんね。しかし、スマホ中心の子ども同士のネットワークが構築されるにつれ、子どもの生活や交友関係が親からは見づらくなってきている今の時代にこそ、ママ同士の連携が頼りになるものです。

気の合うママとランチ会…のようなお付き合いは少なくなりますが、PTA行事として食事会や日帰り小旅行を組み込んでいる高校もあります。「思い切ってひとりで参加してみたら、子どもの親友のママと知り合うことができた」「小中学校と違い地域のしがらみが無くなるので、ママ友というより同世代の食事会のような気軽な雰囲気でとても楽」という話はよく耳にするエピソードです。

たくさんの知り合いを作る必要はありませんが、子どもが仲良くしているお友だちのママとは、行事などで顔を合わせておきましょう。なかなか学校での話や悩みなどを親に相談しなくなる年ごろなので、「ちょっと様子がおかしいな?」と思った時に、ママ友に直接連絡を入れて近頃の様子を聞いてみる…という手段は、多くの高校生ママが使っています。

思春期に頼れるのは学校や先生よりママ友!

かくいうウチの娘も、私と大喧嘩をして家出をしたことがありました(涙)。幸い行き先は大の仲良しのSちゃん宅。こっそりSちゃんママから「今、味方のフリをして話を聞いているところ。夕飯を食べさせたら帰るように説得するので任せて!」と、心強い言葉をいただき、その後もへそ曲がり母娘(笑)の仲裁を何度もしていただいた、という経験があります。難しい年ごろだからこそ、ママ同士のタッグが子育て終盤の心強い支えになるものです。「高校生だし、もう参観日にはいかなくてもいいわね!」という声が多いのは事実ですが、私は自分の経験から(笑)高校生からのママ友をたとえひとりだけでもLINEに登録しておくことを、強くオススメしておきます。

また、高校生ママになって実感するのは、子どもの習い事の送迎などのルーティンが減るので自由な時間がぐんと増え、「友だちと会う」機会が急に増えるのもこの頃です。ママ友ではなく、学生時代や職場の同僚だった人と連絡を取るようになり、古い友だちとの新しい付き合いが始まります。ママになる前からの友だちとのお付き合いは本音で悩みや愚痴を言いやすいもの。〇〇ちゃんのママ、△△さんの奥さんという肩書を外した「素」の自分として付き合える友だちとの時間を味わうと、ママ友との関係よりもそちらが優先され、徐々にママ友ネットワークはフェイドアウト…という場合も多いようです。

「くじ引きで大役!」の悲劇はほぼゼロのPTA

ところで、高校生ママのPTA活動は?というと、多くの場合は学校や委員の前任者から前もってアンケートや電話などで打診があることがほとんどで、くじ引きで大役を…という悲劇が起こる可能性は低いようです。「在学中に必ず1度は委員を」といった暗黙の了解もありません。ママが同校の卒業生、上の子が同校の卒業生といった「校風をよく知る人」をPTAや学校が直接指名する場合もあります。ただ、パートではなくフルタイムの仕事を持つママが小中学校ママと比べると圧倒的に多いので、委員を引き受けられる人の数が少なく、一度引き受けると3年生まで、中高一貫の場合は最長で6年間、なんらかの委員の候補として「毎年打診があった」と打ち明けるママもいました。当然、他のメンバーも毎年ほぼ変わらず…ということで気の毒に思っていると「気心が知れていて、とてもやりやすく楽しかった」と話すママが多くて驚きました。高校は行事も少なく学校に出向く回数は少ないので負担は軽いのですが、それでも仕事や介護、下の子の子育てなどで引き受けたくない場合は、理由を説明して辞退しましょう。

受験に関する噂話はご法度!

大学受験に関しては中学高校受験と違い、ママ友から得る情報は少なくなります。大学や学部の多さに加えて、受験スタイルも多様化するため、本人の希望に合わせて受験プランを各自で立てることになります。受験日に制限があり、いくつかの学校しか受験できない中学高校受験と違い、大学受験のパターンは無限?!かもしれません。

そういえば、大学受験をめぐるママ友同士のトラブルを聞いたことがあります。気を付けないといけないのは、パターンに限りがないため気が楽な反面、それが一致してしまうと最大のライバルになってしまうということです。同じ高校からは数名だけが勝ち取ることができる推薦枠を目指して、Aくんは1年生の時から努力をしてきていたのに、この件とは無関係のBくんのママが「Aくんは、C大学の推薦を狙っているらしい」と参観帰りのランチ会で口を滑らせてしまったというのです。のちに、このことを知ったAくんより学力が上の子たちがこぞって推薦枠取りレースに参戦しはじめ、AくんはC大学の推薦を受けることができず…円満だったママ友ランチ会は二度と開かれなくなりました。もちろん途中から志望校を変更したり、入試方法を検討しなおすことはルール違反ではありませんし、誰もが「なりふり構わず」「藁をもすがる」気持ちになるのは同じですが、自分の子ども以外の情報を口外することは慎むべきですね。これはママ友に限らず、お付き合いの基本として心に留めておきましょう。

苦楽を共にした「ママ友」との未来

出産をすると、生活に制約ができてしまうため、今までの友だちとは疎遠になりがちです。友だちにも家族ができ、会いたいと思っても気軽に声は掛けづらいもの。そんな窮屈な時代に近くにいるのは子どもの友だちのママ。物理的には毎日会えるほど近くにいるけど、実はそれは友だちではなく隣の家の人と同じニュアンスの他人です。ただ、子ども同士が同じクラスや仲良しだというだけで、親同士が「友だち」になれる保証はどこにもありません。お隣の人と付き合うのと同じ感覚で、まずは距離を取りながらいい関係を続けていくのが理想です。

ところが、そんなお隣さん感覚のお付き合いの中でも、反抗期やPTA、受験など、困難や壁に共に立ち向かい、助け合い、励まし合ううちに心が通い合う、ということは多々あります。そして、そういう関係こそが「友」と言えるのだと思います。同じ時期を同じ悩みを抱えながら歩むママ同士の絆を深め合い、あなたのママとしての人生をより輝かせてくださいね。

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著者

みやむらけいこ

みやむらけいこ

ライター歴20年。「あなたに逢いに行きます」取材ではなく出会い、インタビューではなく会話。わかりやすい言葉で丁寧に「ひと」を伝えます。好きなものは、サーフィンと歌舞伎、主食はチョコレート。#人生はチョコレート

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