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育児がツライ!その気持ち、言えていますか?「母親の孤育」を防ぐ方法

間野由利子

日中は子どもと家に2人きり。夫は朝早くから夜遅くまで仕事で忙しく、遠方に住む祖父母には頼れない。親しいママ友もいなくて、家事育児のほとんどを一人で行うママたちは、どう育児と向き合い、人を頼ったらいいのでしょうか。3人の子どものママであり、『男の子に「厳しいしつけ」は必要ありません! どならない、たたかない!で才能はぐんぐん伸びる』の著者でもある高祖常子さんにお話を伺いました。

「子育ては母親だけの仕事」ではない!

――核家族化が進むなかで、ママたちが実家の親やまわりの人、夫にすらも頼れず、一人きりで子どもを見る‟孤育“が問題になっています。

高祖常子さん(以下、高祖):今のママたちは、「自分一人でがんばれ」「人に迷惑をかけるな」と言われて生きてきた人たちです。でも、子育てというのはひとりでするものではないし、知識や経験があればできるというものでもありません。

たとえば、保育士をしている人に初めて子どもが生まれたとして、子どもの扱いになれているから大丈夫かと思っても、そんなことはありませんよね。仕事で子どもの相手をしているのと我が子を育てるのは全然違います。そもそも我が子を育てるのは初めてだし、赤ちゃんを常に気を張ってみていなければいけません。特に乳児期は、日中ほぼ一人で子育てしている人も多いでしょう。

世間ではまだまだ「子育ては母親の仕事」という意識が根強いですが、はっきりいって子育ては一人では無理です。アフリカでは一人を育て上げるために村人全員が必要ということわざがあるほどです。ママは子どものことを24時間気にかけてて、でも、そんななか子どもは感性のままに泣き叫ぶ……。一人だけで対応し続けるのは、無理なことです。

家事育児で終われているママを見ても夫が「察しない」ワケ

出典:stock.adobe.com

高祖:数年前、「NHKスペシャル ママたちが非常事態⁉ 最新科学で迫るニッポンの子育て」が放映され、私も書籍「NHKスペシャル ママたちが非常事態! ? 夜泣き・イヤイヤ・人見知りにも理由があった! 最新科学でハッピー子育て」(NHK出版)でご協力させていただいたことがあります。そのときのテーマにもありましたが、子どもと同じ空間にいる限り、ママの神経はずっと張りつめています。とくに乳幼児期は、私もそうでしたがスヤスヤ寝ていても「息はしているかな?」って呼吸の確認をした経験を持つママも多いと思います。ずっと神経が張りつめていると、心も体も疲れてしまいます。できるだけまわりの人の手を借り、ママ自身の時間を持つこともとても大切です。そして、受援力ともいわれますが、ママも自分からSOSを出すことを意識しましょう。

――旦那さんが手伝ってくれるといいのですが、難しい人も多そうですね。

高祖:ママがバタバタ忙しそうにしている様子をみていたら、「パパは察して動くよね」と思うんですけど。でも実際、察することは難しいです。

――手伝わないどころか、スマホをみながらゴロゴロしていたり。

高祖:赤ちゃんが泣いているとき、パパが近くにいたら「普通、泣いていたら抱っこするよね⁉」と思うでしょう。でも思うだけでは伝わらないし、動いてくれないのです。「子どもの世話をするのは母親の役目。自分は外で稼いでいるから面倒みなくていい」「育児は女性の仕事」という思い込みを持っているパパもまだいるでしょう。そのうえ、「おい、泣いてるぞ!」と言われたりしたら腹が立ちますよね!
でも、多くのパパの場合は、気が付かない、または「自分が動く(お世話をする)」という意識を持っていないのです。
だから、ママは大変ですが、その都度「いま、このことで困っている。だからこうしてほしい」ということを具体的に伝えることが必要です。

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