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コーチングの本間正人先生に聞く、休校期間中の時間をプラスにする親子時間の過ごし方Vol.3

家族・人間関係

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2020.08.06

「家にいる時間が長く、学校での学びが制限されている状況」を子どもにとって有意義な時間にするためになにをしたらいいのか。
アクティブラーニングの第一人者である本間正人先生を学習コンテンツクリエイターで2児の父でもある門川良平さんにインタビューしてもらう企画 第3弾。今回はモチベーション維持のための方法についてです。

第1弾:自粛期間の生活に対応すること自体が学び
第2弾:大切にしたい親子のコミュニケーション

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特集:親も子も幸せになるための「子育て」

ゲームや動画ばかりになってしまう子には頑張りが見えるチケット制度を

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本間先生:やっぱりゲーム漬けになってしまう。Youtube漬けになってしまって心配という方も多いと思います。「ゲームが楽しい!やりたい!」となっている子の場合、今のところは「ごほうび」として使うことを、現実的な解決策としてお勧めしています。

門川さん:ゲームで釣るような形に抵抗感がある方もいらっしゃると思いますが、この状況の中での現実的な手法として、ということですね。

本間先生:そうですね。ただ、時間制限のような形で縛る形、制約としてしまうよりは、何かを頑張った、学習やお手伝いを頑張った、そういった行動に対しての対価であるという風にした方が良いと思います。そして、「おー頑張ったね!はいゲーム!」といきなりゲームを与えたり許可したりするのではなくて、「頑張ったね!はい、30分チケット!」のような形で、ワンクッション、自分の頑張りに対して達成を感じられる物を挟むことをお勧めしています。そのチケットに、「がんばったね!」のような形で、子どもの頑張りを認めてあげるメッセージが入っていると、より良いですね。

子どもへの課題は子どもに「これでいい?」と確認してみる

門川さん:なるほど。チケットやカードのような形で、一度具体物を介したコミュニケーションにすると、ゲームをごほうびにしているニュアンスが変わりますね。実はわが家でもテレビ視聴時間を時間制限ではなくチケット制にしているのですが、チケットだと、まだ時間の概念が定着していない次男(4歳)にも具体物で分かりやすいようです。

本間先生:小さいお子さんだと特にチケットとかカードっていうのは良いですよね。何をできたら何分チケットなのか、そのあたりはご家庭の状況に応じて柔軟に対応した方が良いと思いますが、最初は「無理のないハードル」にしてあげることが大切です。最初から高すぎるハードルを設定してしまうと、事実上制限しているのと変わらないので。そのハードルは親子で一緒に決められると良いですね。親が考えるとしても、「これで良い?」と子どもに聞いてみるだけで全然違うと思います。コミュニケーションを取る姿勢が重要です。

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著者

門川 良平

門川 良平

ベネッセコーポレーション→小学校教員→うんこドリル事業のプロデューサーを経て、現在は「すなばコーポレーション」という会社を立ち上げ、学習コンテンツクリエイター・ボードゲームデザイナーとして活動しています。2児の父。

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