守らせてもモヤモヤ、任せてもイライラ
最近の子どもは、学校・宿題・習い事など、予定がぎっしりで時間的にハードですが、ゲーム・YouTubeなどは常に近くにあるので時間があれば一日中できる状況です。
中学生や高校生になると、自分の時間の使い方は自分で考えていく年齢なので、どんな過ごし方をしていてもすべてにおいて任せることが大切だと思っています。
ゲームばかりしていて宿題をしていなかったとしても、起きられなくて遅刻したとしても、それで焦ったり困ったりすることによって、また自分にとってベストな時間の使い方ができるようになるからです。
ですが、まだまだ本人に任せることが不安な小学生の子どもがいる家庭では、1日のタイムスケジュールや約束事をあらかじめ決めているというママは多いです。
小さな子どもにはある程度の枠組みがあっていいと私も思います。
ただ、子どもと約束事を決めたのに次第に守らなくなってグダグダになってしまっている、どう立て直したらいいのか?というご相談もよくいただきます。
きちんと守りなさい!と怒って無理に従わせてもママの気持ちはスッキリせずモヤモヤ。
だからと言って、子どもに任せようと思っても、やっぱり宿題をいつするのか気になるし、ずーっと見張ってイライラ。
どちらにしても、ママの気持ちは落ち着きません。
これは、ママが子どもに強制していることへの罪悪感や、子どもが渋々従っていることへの不満を感じるからです。
守れない理由
子どもがママとのお約束を守れない理由の一つに、「決まりごとがきちんとし過ぎている」というのがあります。
例えば、多いのが時間の管理。
15:00〜帰宅したら宿題
16:00〜ゲーム
17:30〜塾
19:00〜夕食
20:00~お風呂
21:00〜ゲーム
22:00〜就寝
こんな感じのしっかりしたタイトなスケジュールだと、一度崩れるともうそこには戻る気持ちがなくなってしまいます。
子どものスケジュールややるべきことを決めておくのはママの安心感にはなりますが、ママも子どももそのお約束に縛られて苦しくなってしまいます。
そこで今回は、子どもが守れるお約束・スケジュールの決め方をご紹介したいと思います。
必ず守る事柄のみにする
お約束・スケジュールと言ってもきちんとした時間は決めません。必ず守る事柄だけを入れます。
たとえば……
- 宿題は必ず先にする
- 寝る時間は22:00
- ご飯の時はゲームはしない。
それ以外はフリー。
こんな感じで、ご家庭によって違うと思いますが、3点だけ必ずやることだけを決め、あとの時間の使い方は任せる。
他に、お手伝いを入れてもいいと思います。
子どもとあなたのために
この決め方だと子どもの自主性も育つし、きちんとお約束を守れていると自信もつきます。さらに、ママもイライラせずに済むし、誰にとっても気持ち良く過ごせるはずです。
私は小学生のママにはいつもこれをオススメしています。
お約束を決める時には絶対譲れない事柄だけを2、3点入れて、あとはお任せする。
これで、ママも子どもも気持ちよく過ごせますよ!