決めてもやらない!頼んでもやらない!
最近の子どもは、学校の宿題やたくさんの習い事など、とっても忙しく過ごしています。
ですが、親としては「お手伝い」も大切。
普段お仕事をされているママは、片付け・洗い物、洗濯物を取り込んでたたむ、お風呂掃除、晩ご飯の準備など、「〇〇をやっておいてね」と子どもに頼んでおくこともあるでしょうし、春休みや夏休みの長期休暇には「〇〇はあなたの役目」と決めるご家庭もあると思います。
なのに、「何もしてくれていない!!!」「お手伝いをイヤがる!」
これもやはり、子どもあるあるです。
お手伝いを「させる」
ですが、ママはそのお手伝いを「子どもの仕事」「子どもの役目」のように捉えていませんか?
その捉え方だと、お手伝いを「させる」という意識になってしまうし、子どものお手伝いを「きちんとできる」「できない」のように評価する目で見てしまいます。
私も、自分自身が子どもの時に、
「洗い物をしなさい!」
「はい、次はお風呂掃除!」
「今日は床掃除しておいてね!」
そんな風に親から言われてこなしていた時は、「やらされている!」としか思えませんでした。
結局、やらされていると捉えている子どもにとっては、お手伝いも勉強のように「やらなければならないこと」になり、やったとしても義務感からになるし、そんな気持ちでいくらお手伝いをこなしてくれたとしても、お互いいい気分になることはありません。
させるのではなく「一緒にやる」
やらされていることは、こなすことに意味があり、こなせば終わりです。
なので、自分がお手伝いをしたことでママがどんなふうに助かるのかがなかなかイメージできないので、自分がやっているお手伝いの意味やママの思いに気持ちを巡らせることは難しくなります。
だから、大切なのは、「させる」のではなく「一緒にやる」!
私にも経験がありますが、お手伝いをさせようとあれやこれやと事細かに指示していたことがありましたが、それだといつもイヤイヤこなしているようでした。
ですが、「お手伝いをさせる」という意識から、「楽しく一緒にやる!」という思いをママが持つことで、いろいろなことへの思いが変わってきます。例えば晩ご飯作りなら、1人でやるより楽しく子どもと取り組むことができるし、それが楽しければ、子どももまた「ご飯作りをママと楽しくやりたい!」となります。
そして、ママが忙しい時は「今日は私が1人でやろう!」と思うだろうし、そんな気持ちからやってくれたことは、子どもも義務感からこなしているのではなく、手伝いたくてやってくれていることなので、子どもにも「ママを助けることができた」という満足感と自信が生まれ、ママにも子どもへの感謝が生まれます。
大切なのは「貢献感」
これは、義務感でやっている時や、やらされていると思っている時には生まれない感情で、役に立てた!ママを助けることができた!というこの貢献感があるからこそ、子どももポジティブな気持ちでお手伝いやおうちのことを進んでやってくれるようになるのだと思います。
ぜひ、お手伝いに対するママの意識を見つめ直してみてくださいね。