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「不妊治療か、キャリアのために転職するか悩みます」#小田桐あさぎのアラフォー人生お悩み相談

カルチャー

 小田桐あさぎの 揺れる惑う悩めるアラフォー 人生お悩み相談

2021.02.20

女性の人生は結婚、出産、キャリア、子育て……と悩みや選択のオンパレード! 「どうすれば一番いいんだろう」と悩むことが少なからずありますよね。正解はどれかわからないけれど、自分の固定観念「こうしなきゃ、こうでなきゃ」を手放すと、自分にとっての最適な答えが見つけられるかもしれません。 『「私、ちゃんとしなきゃ」から卒業する本』著者の小田桐あさぎさんに聞く「アラフォーの人生相談」。今回は「不妊治療中だけれど、転職するか悩む」という方からの相談です。

相談:不妊治療か、転職かどちらを選ぶか迷っています

不妊治療中の転職はあり?

キャリアアップできそうな転職のお誘い。でもこのまま治療を続けられる?

現在39歳、どうしても子どもがほしいと3年ほど不妊治療をしています。仕事は新卒で入社した企業にずっと勤めているため社内に知り合いは多く、居心地は良いので治療も安心してできますし、もし妊娠できたとしたときに産育休も安心して取ることができます。

ただ、居心地が良すぎてそれに甘えてしまっているところがあるかもしれません。キャリアとしては他の会社では通用しないのではないか、という危機感もあり、同じ危機感を抱いた同僚が転職していく様子を見ては「私も転職しようかな」と考えていました。

そして先日、不妊治療をしていることを知らない元同僚から「うちの会社に来ないか」と誘ってもらいました。実は以前から行きたかった企業。しかも今までの経験を活かしつつ、得意な英語もビジネスで使えるとのことで、キャリア的にも年収的にも大きなチャンスです。しかし、転職して新しい職場で頑張るなら、不妊治療は諦めなければチャレンジできそうもありません。もしも転職して、すぐに妊娠っていうことも申し訳ないですし……

自分の年齢を考えても、「攻め」の転職も「妊娠」もどちらも後回しにできない気がして悩んでいます。

何度も「次のチャンスで妊娠していなかったら、仕事を頑張ろう、転職してみよう」と思っているのですが、生理がくるたびに「やっぱりもう1回」と思っている自分が……どちらもほしいけれど、どちらかしか選べない、どうすればいいでしょうか。

(神奈川県・39歳・ブチネコ・正社員)

小田桐あさぎさんからのアドバイス:選択肢はもっとあるのでは

ブチネコさんは、ご自分の中で「攻めの転職」か「不妊治療(と妊娠)」の2択しかないと考えられているようですが、それ以外の選択肢もたくさんあるのではないか、と私は思います。

まずは誘ってくれた元同僚の方に、現在の状況と気持ちを素直に伝えてみるのはありではないか? と思います。誘ってくれた仕事は大きなチャンスだと思うしとても興味があり、可能であればぜひチャレンジしてみたいと思っていること。そして現在、妊娠を視野に入れていて不妊治療中であり、できれば治療を続けたい、また無事に出産を迎えられそうなときには安心して産育休も取りたいと思っていること、などを、素直に正直に相談してみるのです。

そしたら、もしかしたら「それでもいいよ」と言ってもらえる可能性もあるのでは?
「不妊治療に専念したいから転職は難しいと思っている」と相談したら「そうなんだね、どうしようか」と言われるかもしれませんが、「転職して欲しいので不妊治療は諦めて欲しい」なんていう話にはまずならない気がします。もしかすると両立できるような働き方を一緒に考えてくれるかもしれません。

意外と道は開ける、と信じて前に進もう

聞かないうちに自分の中で諦めてしまうのは、とてももったいないと思います。相談してみて、万が一相手から「それでは難しい」と言われたら、改めてどうしたいか? を考えてみても遅くないのではないかと思います。

かくいう私も、かつて仕事か妊娠かで悩んでいたことがあります。結局、私は数年以内には妊娠予定の旨を入社面接で伝えて入社しました。またさらに自分の中で驚いたのは、妊活をしていることを公表していたのにも関わらず昇進して管理職に抜擢されたことです。就任後、無事に(?)半年と経たず妊娠したわけですが、一緒に無理のない働き方を考えようと言っていただけました。このときに、無理だと思い込んでいるのは自分だけで、周囲を信頼して相談してみることの大切さを学びました。
そして、そこで受け取った恩はしっかり他の方法で還元していけばいいのです。

自分の人生は一度きりですし、自分が生きたい人生を諦めないという選択ができるのは、やっぱり自分だけです。

ぜひ自分のしたいことは全て叶えてあげてください。応援しています。

著者

小田桐あさぎ

小田桐あさぎ

出会って2週間で結婚。第一子の妊娠中にブログを開設。独自論が好評を博し月間30万PVの人気ブログへ。自分らしい魅力を開花するスクールは4年間で400名以上の女性が受講。「VERY」など女性向けメディア掲載歴も多数。著書に「私、ちゃんとしなきゃから卒業する本」「嫌なこと全部やめたらすごかった」がある。

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