パートナー向けのチョコレートの選び方

程よいボリューム・価格と、適度に好みに寄り添えるものがギフトには喜ばれます

付き合いたてよりも、長く付き合っている人の方が意外とギフトの悩みは増えるもの。
付き合いたてとは違い、家族として長く過ごすようになった年代では、
・予算がかかりすぎないもの
・凝ったものを贈っても「ありがたみも味も理解されない」
・同じものは贈れない
などの迷う要素が増え、ご相談を受けることがあります。

そんな人には、「高すぎたり多すぎたりしない」「味わいが複雑すぎず誰でもおいしく感じられる」「チョコレートに馴染みのない方でも面白そうなキーワードがある」チョコレートがおすすめです。

⒈ビールのキーワードで男性ウケ抜群！【ローエンシュタイン 】ドイツビールショコラ

ローエンシュタイン の試食会ではドイツビールショコラ以外も試食。どれも美味でした！

バレンタインシーズンに合わせて、全国の百貨店催事・オンラインに入荷しているドイツを代表するショコラトリー【ローエンシュタイン】。
発表会にお邪魔して実際に味わい、男性におすすめで、女性たちにも味わってほしい！　と思ったのがローエンシュタイン の「ドイツビールショコラアソート」（1,728円）です。

ローエンシュタイン ドイツビールアソート８個入り1728円

1964年ドイツで創業したブランドで、非常にクオリティが高くドイツのルフトハンザ航空ファーストクラスでサービスされたこともあるショコラブランドです。

なんともキュートなヴィジュアルですが、実はブランドの拠点、バイエルン州ローエンシュタイン城から比較的近郊にある、クルムバッハ醸造所のラガービール「モンヒスホーフ」を生かした逸品！

ミルクチョコレートタイプで試食しましたが、まろやかでナッツの風味のあるチョコレートと、ビールの風味がマリアージュすることで、なんとシャンパーニュのような華やかな風味が現れてきました（ぶどう不使用）。

ローエンシュタイン 発表会に登壇されたジャパンビアソムリエ協会理事セバスチャン・ホヘンタナー氏

ジャパンビアソムリエ協会理事セバスチャン・ホヘンタナー氏にもお話を伺うと、もともとビールもチョコレートも、原材料から発酵や焙煎が必要、という共通項もあり相性がよく、味わいの類似している部分が完全に寄り添った結果「異なる部分」としてこのラガービールにあったフルーティーさが際立ってきた結果のようです。

粒も大きさがあり食べ応えも◎。
アルコール度数は2.3%と低いため、アルコール感をほとんど感じずまろやかなチョコレートとともに、驚くようなビールとのマリアージュを楽しむことができてオススメです。

店舗概要
ブランド名：ローエンシュタイン
国内常設店：なし
日本語H P：なし
販売場所：高島屋・伊勢丹等各百貨店バレンタイン催事・オンラインストア
　　　　　楽天・amazon・そごう西武・セブンイレブン系ネットショップ
販売期間：なくなり次第終了

⒉日本初登場　フランス　レ島の塩とバターがおいしい！「イル・ド・レ」

日本初登場となるイル・ド・レのフランスバターキャラメル&ショコラ1,620円

毎年フランスからはなんらかの「日本初登場」ブランドが出てきますが、今回ご紹介するのは、イル・ド・レの「フランスバターキャラメル&ショコラ」（1,620円）。
有名なバターの「エシレ」の村とも近い、フランス、レ島のブランドです。
パンやお菓子を作る家業でしたが、現オーナーからチョコレートをメイン家業しました。
イル・ド・レオンライン発表会の様子

カメルーンのカカオ豆を直接取引で使用し、発酵プロセスから現地と協業、また現地カカオ農家に適正な対価が支払われるようにと取り組んでいます。

左から、キャラメルチップ入り塩プラリネ・塩バターキャラメルクリーム・塩プラリネミルク・塩ビターガナッシュ

オーナーのお話をオンラインで伺いながら試食しましたが、「フルール ド セル（塩の花）」とAOPバター（エシレを含むシャラントゥポワトゥ地域）という地域の伝統的な食材と、カメルーンのややまろやかな味わいのカカオは相性もよく、シンプルながらも味に奥行きがありリラックスできる味わいのチョコレートとなっていました。
今回は、特に塩とバターのよさを存分に感じることができるキャラメルとチョコレートを組み合わせたボックスになっていて、老若男女おいしくいただける味わい。
複雑なチョコレートや、苦かったり酸味が強かったりするタイプが苦手、という方にもぴったりのボックスです。

店舗概要
ブランド名：イル・ド・レ
国内常設店：なし
日本語H P：なし
販売場所：高島屋・伊勢丹等各百貨店バレンタイン催事・オンラインストア
　　　　　楽天・amazon・そごう西武・セブンイレブン系ネットショップ
販売期間：なくなり次第終了

⒊甘いものはあまり得意じゃない人へ「フレデリック・ブロンディール」天然海塩と珈琲のショコラ

カカオも珈琲豆も焙煎できるショコラティエだからこそのアソート

「甘いものが苦手」という方におすすめしたいのが、甘さが控えめで、珈琲などのほろ苦さのあるもの。
こちらのフレデリック・ブロンディールの「ミニタブレットアソート」(2,160 円)はお取り寄せの価値ありです！

天然海塩と珈琲のチョコレートなのですが、ただ豆を使ったもの、というだけではありません。祖父が珈琲焙煎士で、自身もカカオや珈琲などの焙煎技術を持つフレデリック・ブロンディールが、カカオ豆と珈琲豆の両方の香りと豊かな味わいが楽しめるベストなバランスにこだわって焙煎し、チョコレートを作り上げた上質な味わいです。

苦さが突出することもなく、かといって甘みが強いわけでもなく、口にするとホッと緊張がほぐれる香りと味わいが広がるチョコレート。
一般的なボンボンショコラよりは薄く、カレショコラよりは柔らかく厚めで、なんとも絶妙なボリューム感です。
あまり甘いものが得意でない方も、おいしく召し上がっていただける味のバランスだと思います。

店舗概要
ブランド名：フレデリック・ブロンディール
国内常設店：なし
販売場所：高島屋バレンタイン催事・オンラインストア
　　　　　そごう西武・セブンイレブン系ネットショップ
販売期間：〜2022/2/14まで予定

大きなバレンタイン催事に行かなくても入手できる！

年々高額になっていく輸入チョコレートの市場ですが、今回ご紹介したチョコレートは「厳選素材を使ってこだわって作っているのに」手の届く価格帯のものばかり。

実は貿易会社さんと協力して、製造元でチョコレートに含まれる水分量を抑え、「空輸以外でも輸送できる」ようにしたり、輸送費を下げたボックスを使用したりして「もっと日本で手頃に食べてもらえるように」とぞれぞれのブランドが工夫されているのです。
チョコレートエキスパートとして、いろいろなチョコレートを食べている筆者がおすすめできる、おいしいものばかりなので、ぜひギフトに活用してみてください！