昨年は早々に売り切れ続出!チョコレートの祭典「サロン・デュ・ショコラ2022」おすすめチョコ5選

料理・グルメ

 「サロン・デュ・ショコラ2022」おすすめチョコ5選

2022.01.11

昨年のお正月明け早々に「もう売り切れた!」とファンの間で大騒ぎになっていた「サロン・デュ・ショコラ」のオンライン。 今年もプレス発表会にお邪魔し、「サロン・デュ・ショコラ」バイヤーからもおすすめ情報をゲットしました。 日本初登場から常連ブランドまで、チョコレートエキスパートとしておすすめをまとめてご紹介します。

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【サロン・デュ・ショコラ2022】とは?

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本場フランスパリで1995年に開始されたショコラの祭典「サロン・デュ・ショコラ」
伊勢丹新宿での開催は今年で20回目。先駆けとして挑戦してきたショコラの祭典です。
「バレンタイン催事」としてではなく、ショコラにまつわる環境や考え方の変化なども反映し、訴求してきた歴史あるイベントで、今年も期間を2部制(完全入れ替え)、一部入場整理券(無料)でテーマに沿った興味深いショコラの世界を展開します。

開催概要
名称 :「サロン・デュ・ショコラ2022」
会場 :伊勢丹新宿店本館6階催物場
入場 :予約必要(無料)。12/29公式サイトから順次情報発信されるので要チェック
時刻 :午前10時〜午後8時(各会期最終日のみ午後6時まで)
テーマ:「未来と、笑おう。」20年後のその先へ。Salon Du Chocolat 2022
HP他 :オンラインショップは公式サイトより 2022/1/3午前10時〜
    ※昨年初日売り切れも多数でたのでご注意!

おすすめの購入方法は実は「オンライン」からの「会場」!

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今回は海外シェフの来日はありませんが、会場でしか味わえないイートイン・テイクアウトも多数あるので「どうしても会場じゃないと!」という方はもちろんたくさんいらっしゃるかと思います。
筆者もその一人ではあるのですが、事前に可能な限りオンラインで注文後、イートインやテイクアウト、出会いものを探すことに絞ってに会場にお邪魔しています。

「人混みは避けたい」「重い荷物はちょっと」という方はぜひ、まとめてオンラインサイトで購入されるのがおすすめです。
このオンライン→会場での購入方法は、「会場だと勢いでどんどん買ってしまう!」も、逆に「この方宛のこれを買い忘れた!」も、両方防げるのでとってもおすすめです!

バイヤー一押し!パートナーへのギフトに!〈レ スクレ ドゥ ノ ヴェルジュ〉日本初上陸

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「サロン・デュ・ショコラ」眞野バイヤーに「おすすめは?」と伺ったたら、まずはこちらのマキシム・フレデリックさんの「レ スクレ ドゥ ノ ヴェルジュ」6,804円。
同シェフはホテル「ル・ムーリス」「ジョルジュ・V」のシェフパティシエを経て、2021年よりホテル「シュヴァル・ブラン」シェフパティシエで、パリでは大注目のシェフ。

曽祖父の代からフランス南西部で乳牛・卵や鶏の農場を経営。さらに2年前からはヘーゼルナッツ畑も運営されており、素材へのこだわりは並々ならぬもの。
今回のスイーツはヘーゼルナッツ型のチョコレートの中に、ご家族が南西フランスで育てたヘーゼルナッツを使ったジャンドゥージャと、同じくご家族が育てる牛のミルクを生かしたキャラメル、さらに塩のきいたカカオサブレが入っています。
女性の両手を合わせたくらいの大きさのショコラは食べごたえも贈りがいもありそう!
お酒とセットでギフトにしてもよさそうです!

家族で楽しみたい!〈ヴァンサン・デュラン〉

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なんと5段重ね45枚ものパレ型ショコラが入るヴァンサン・デュランのボックス10,044円(PART 1期間に出店)。
2019年にショコラでMOF(国家最優秀職人賞)を取得されたシェフが日本の「サロン・デュ・ショコラ」初登場に選んだのは、出身地ブレスの上質な発酵バター使用のキャラメルを閉じ込めたボックス。

ご家族の多めの方へのギフトでも、自宅用でも楽しめそうですね!

日本の「サロン・デュ・ショコラ」では初登場ですが、フランス・イギリスで長年経験を積まれているだけではなく、パン・ペストリー・グラス(アイス)の職人としても活躍しています。
さらには講師としてそれらを教えることを大事にされている、ベテランのシェフでもあり期待大!
地元愛に溢れたキャラメルのチョコレートは、珈琲やアルコールでさまざまなペアリングを楽しめそうです。

大切な友人やママ友にも贈りたい〈ニコ エ レ ショコラ〉

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 ヴァンサン・デュラン氏と同じ2019年にショコラでMOFを取得されたシェフによるタブレットスペシャルSDC2022 2,592円(PART 1期間出店)。
(ショコラのMOFはかなり貴重な存在です。2019年は非常にレアで3名取得されショコラの業界では驚きでした)
当時なんと20代。
「オテル・デュ・キャップ エデン=ロック」のシェフとして在籍中に、自身のタブレットチョコレートを提案。
2020年自身のブランドを立ち上げましたがあえて「ボンボンショコラではない」ものに(日本の「サロン・デュ・ショコラ」は繊細なボンボンショコラが多いので参加が決まったとき驚かれたそう)。

同世代があまりボンボンショコラを食べなくなっている、また原材料にフーチャーされるようになり、オーガニック食品などを好み健康志向が高まっていると感じてらしたとのこと。
さらに「子ども達に安心して食べさせられるチョコレートを」「より未来のためになるものを」との思いから、自宅のお庭にラボを設け、可能な限り地元食材を、不可ならEUのBIO認定を受けた食材を厳選して製造。
外見も喜ばれるデザインのタブレットを作られました。

自ら収穫したイチジクのコンフィと、フリーズドライにしたフランボワーズとクランベリーをドミニカ共和国産カカオを使用した64%のショコラで合わせた1枚は日本の「サロン・デュ・ショコラ」のために作られたそうです。

チョコレートライターが毎年買うショコラティエ〈ユミコ・サイムラ ピッコラパスティッチェリア イタリア〉

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筆者が毎年買ってしまうショコラティエのお一人がユミコ・サイムラシェフのクレミーノ ランボーネ3,564円(PART 1期間出店)。
正直「どれ」と言わずとも「どれもおいしい!」とおすすめすることが多いシェフです。

イタリアで、イタリア伝統の素材やレシピで勝負し続け、地元のお客様を大事されていますが、たまに日本で販売があるとコアなファンが一気に駆けつけます。

お店のあるピエモンテ特産のヘーゼルナッツの扱いは特に素晴らしく、フレッシュなその年に収穫されたものは味わいが出ないからと使用せず、1年寝かせて、味が凝縮したものを自家焙煎で使用されています。

そのヘーゼルナッツを特に味わえるクレミーノに今回新フレーバーが登場。
ヘーゼルナッツとチョコレートを合わせた濃厚な味わいを、負けない酸味のあるフランボワーズと合わせています。
体温でゆるりと溶ける質感にするため試作にこだわられたそう。

好きなサイズでカットできるので、クレミーノを食べたことがないという方でも少しずつ味わえるのが嬉しいですね!
ノーマルのクレミーノ(トリコローリ)は、チョコレートとヘーゼルナッツがより濃厚なため、珈琲や味わいの重たいお酒に合わせることが多いですが、フランボワーズの酸味もあるということなので、もっとペアリングの幅が広がりそうです。

どうしても手が伸びるあのショコラの新作!〈タダシ ナカムラ パリ〉

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例年、獺祭で仕込まれた絶品のオランジェットを出品されている〈タダシ ナカムラ パリ〉中村シェフ(PART 1期間出店)。

ラトリエ・ド・ジョエル・ロブション香港、ジョエル・ロブション獺祭で腕を振るわれ「ルベイ2019年版」では最優秀デザートに選出。2022年は日本に帰国され活動を開始される予定とのことで注目されています。

新たな活動も楽しみですが、今回の新作はアプリコットット3,780円!

今回はまろやかで深い甘みを持つ三洲三河みりんを使用。
みりんの味わいを生かすため、同量のブラックチョコとホワイトチョコを使い、ガナッシュとして仕立て、アプリコットの味わいもしっかり引き立たせています。
チョコレートとみりん、実は日本酒とも相性がよいので、日本酒で合わせていただきたい!

イートインやビーントゥバーも楽しみたい!

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例年大人気のイートイン。今年は「ビール」とのペアリングがキーワードです!
個人的には日本酒とのペアリング〈神楽坂 ふしきの〉さんや衝撃的なレシピで登場される〈AMAZON-CACAO〉さん、アシェットデセールコースでも大人気の〈PAYSAGE〉さんに注目しています!
紹介しきれなかったビーントゥバーでは、珍しいウガンダのブランド〈Latitude Craft Chocolate〉なども要注目!

「この時にしか入手できない」ショコラをぜひ活用して!

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バレンタイン以外にもお祝いや感謝を示すギフトに活用されているショコラ。
ストレスが溜まりやすいおこもり需要の中で、より見直されたスイーツの一つでもあります。
普段日本では手に入らず、さらに過去は会場でしか入手できなかったレアでおいしいショコラ。
是非「サロン・デュ・ショコラ」、会場を上手に活用して、珠玉のショコラを味わってみて!
ローンチされたばかりのショコラ専門コミュニティサイトle tour du chocolatも活用した「こういう場合のおすすめは?」など、ショコラマニアたちのおすすめも聞きつつ、サロン・デュ・ショコラを楽しんでみて!

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著者

蒼蓮

蒼蓮

4歳男子ママ。会社員だが、趣味が高じて日本酒とチョコレートのウェブライターに。 日本酒利酒師、チョコレートエキスパート、薬膳コーディネーター資格あり。 毎年20万円以上のチョコレートを食べ歩き、自宅に日本酒用セラーを持つ。

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