貯金スイッチ、どこにある?
「今度こそ絶対貯める!」という気持ちだけはいつもあるけれど、そこから先に進まないという人はいませんか?
このような人は、「今度こそダイエットを頑張ろう」と思いながらも、なかなか痩せられない人と似ています。
ダイエットに成功している人も、貯金に成功している人も、実は根本的な原理は一緒。
「今度こそやり遂げる」という「きっかけ」こそが大切なのです。
そこで、今回は、貯金を成功させる「きっかけ作りの方法」をご紹介します。わが家のきっかけも合わせて紹介しますので、貯金スイッチがなかなか入らないという人は参考にしてみてくださいね。
1 将来どうなる?を考えてみる
貯金になかなか成功できない人に圧倒的に足りないのは、「将来を予測する機会」です。
「将来なんてどうなるか分からない」と、気の向くまま風のふくまま。のらりくらりと生活している人も多いのですが、特にお子さんがいらっしゃるご家庭にとって、このような無計画な生活は、のちのち大きな問題を引き起こす原因になります。
「そろそろ貯金しないと」と考える前に、「貯金をしなかったらこれからどうなるのだろう?」という将来のことに少し目を向けてみてください。
実は、私も昔は「お金のことは難しそうだし、自分には向いていない。だからできなくても仕方がない」と行動する前にあきらめていた時期があります。
でも、子どもが産まれ、将来の教育費のことを漠然と考え始めた時、「このままだとマズいのでは」とやっと貯金のスイッチを入れることができました。
2 やる前からあきらめてしまっていることを確認する
「お金がないからこれはできない」と、やる前からあきらめてしまっていることはありませんか?
「留学をしてみたい」「資格取得のための勉強をしたい」など、本当はこうしたいという希望があるのに、お金を理由にあきらめてしまったことがないか思い出してみましょう。
もちろん、ない袖はふれませんし、背伸びをして無理な計画を立てる必要もありません。だからといって、何もかもをあきらめてしまうのも、極端すぎます。
「これなら実現できそう」という範囲で構いませんから、貯金に成功したら実現したいことを思い浮かべてみましょう。
もちろん、わが家もお金を理由に「行動する前からあきらめてしまったこと」がこれまでにたくさんあります。
今では、「貯金を継続することで『これならできる』と思うことをできるだけたくさん実現させたい」と考えられるようになり、貯金を続けるモチベーションにもなっていますよ。
3 ライフプランを作る
「このまま貯金をしなかったらどうなるのだろう」「お金がないからできないと思うことを減らしたい」といったことが、貯金スイッチのきっかけになることはよくあります。
それと同時に、ぜひやってみてほしいのが「ライフプランを作る」ことです。
この先1ヵ月、2ヵ月といった短期的な貯金の計画だけでなく、「10年後、20年後の生活はどうなるのか」といった長期的な計画がなければ、家計管理はどうしても表面的になります。
「将来こんなにお金に苦しい生活はしたくない」と現実的なイメージが沸くことで、「貯金をしなければ」というきっかけにも結び付けることができます。
もちろん、わが家でも「ライフプラン表」はすでに作成済み。年に1回は見直しをかかしません。
「今これだけ貯蓄があっても、子どもの教育費のピークを迎える〇年後にはここまで貯蓄が減る可能性がある」とあらかじめ分かっていると、貯蓄ができていても過度な浪費に走ることもありません。ライフプランがあるからこそ、安定した貯蓄を続ける事ができています。
貯金は「きっかけ」から
貯金を成功させるために大切なことは、まず「そろそろ貯金をしないと本当にマズいことになる」という現実と向き合うことです。その中で「できるだけ後悔のない人生を選択できるような計画を立てる」ことで、より豊かな生活を手に入れることができます。
わが家も貯金ができなかった頃と比べると、格段に「やりたいこと」にチャレンジしたり、「欲しいもの」を手に入れたりすることができるようになっています。
「貯金は我慢ばかりで苦しいもの」という思い込みはぜひ捨ててください。
貯金に成功することで、手に入るたくさんの経験や安心感を一度体験すると、貯金が楽しくて仕方がなくなると思いますよ。
くれぐれも「今から重い腰を上げても間に合わない」というほど、ひっ迫した状況になってから本気で考え始めるのだけは避けましょう。