40代の女性にありがちなお金の悩み
お金についての悩みを抱えやすい40代。なかでも今回は40代の女性にありがちなお金の悩みについてまとめました。ありがちなお金の悩みをヒントに、あらかじめ対策を練っておくと安心です。
40代女性のお金の悩み1「そろそろ医療費が心配」
40代女性のお金の悩みのひとつとして挙げられるのが「医療費」についてです。
「20代のころは病院とは無縁だった」という人でも、40代ともなると、体のどこかに少しの不調がある人も少なくありません。
病院だけでなく、整体やマッサージなども含め、体調管理のための費用が徐々に増えてくるのが40代です。
医療費は人によっては年齢を重ねるごとに増えやすい支出ですから、将来の医療費が増えすぎないよう、日頃から体調管理に努めることが大切です。将来の健康につながる定期的な歯科検診や健康診断の費用は節約しないなどの工夫も大切でしょう。
一方で、大きな医療費には保険などで準備をしている人も多いかもしれませんが、小さな医療費には鈍感になりやすい人もいます。何にいくらかかったかという記録はしっかり残しておくと、どれくらいの医療費が必要かなど予算を立てる目安にもなり便利です。
医療費は出し惜しみをするよりも、小さな医療費で済むうちに早期に改善し、できるだけ健康を維持できるように気を配ることで、将来の医療費の節約にもつながります。
40代女性のお金の悩み2「美容にもお金をかけたい」
さらに40代女性のお金の悩みとして挙がりやすいのが「美容」についてです。
40代になると、健康面だけでなく、肌の悩みや白髪など髪の悩みなどにも直面することが多くなってきます。
以前はカットだけで済ませることができていたのに、今では白髪染めまで行うようになり、美容院の費用が倍増したという人も多く見られます。以前とは似合う服も変わり、少し高級な服を買うようになったという人もいるでしょう。
「美容にもお金をかけたい」という気持ちを持つことは女性として自然なことです。
ただ、こだわりすぎてしまうと、どこまでも青天井になりやすいのが美容に関する費用です。
美容に関する費用をかけすぎないようにするには、ここまではかけるけれど、これ以上は難しいという線引きをあらかじめしておくことが大切です。
月いくらまで、年間いくらまでといったおおよその予算を決めておくと、美容にお金をかけすぎたり、反対に全くお金をかけなかったりすることを防ぐことができます。
40代女性のお金の悩み3「子ども優先になりがちで自分に使えるお金がない」
40代は女性としてのお金の悩みも起きやすい時期ですが、教育費についての悩みも抱えやすい時期です。
医療費、美容費、交際費など、自分のためのお金も用意したい反面、子どもが優先になりがちで「自分に使えるお金がない」という悩みを持つ人も多くなります。
仕事と家庭の両立が難しく、仕事を思うように増やすことができない人も多く、安易に収入を増やすことができないために、自分のためにお金を使うほどの余裕がない人も多く見られます。
子どもがある程度の年齢になるまでは、教育費の捻出が精いっぱいになるのもやむを得ない場合もありますが、できるだけ自由に使えるお金を確保できるような家計管理を日頃から心がけておくことも大切です。
美容院やレストランに行く回数を決める、月に購入する洋服の点数を決めるなど、子どもだけを優先するのではなく、自分や夫婦のためのお金も確保できるように、子どもだけに偏りすぎないお金の配分について考えておきましょう。
40代女性のお金の悩み4「老後資金が貯められない」
そろそろ老後資金についても考え始めたいのが40代です。
しかし、自分のための費用もかかるようになる上に、子どものための費用もかかるようになるため、支出全体が大きく膨らみやすく、老後資金のことまで手が回らないという40代も多く見られます。
お金は緊急性の高いものから順に用意しなければなりませんから、どうしても老後資金については後回しになりがちです。
しかし、40代で後回しにした老後資金の準備は、50代になったらできるようになるとも限らず、そのまま老後まで準備ができないままになることも多くなります。
40代で老後資金が貯められないと悩む気持ちは分かりますが、まずはほんの少しからでも始めることが大切です。
全く準備をしないまま50代、60代を迎えるよりも、少しでも準備を始めることが初めの第一歩になります。初めの一歩を踏み出すことで、徐々に上手にできるようになる可能性も高まるはずですよ。
40代女性のお金の悩み
今回は、特に40代女性にありがちなお金の悩みをまとめました。
お子さんがいる人といない人では抱えやすいお金の悩みにも差はありますが、共通するのは「年齢を重ねることでの悩み」が少しずつでてくる点です。
このような40代女性のお金の悩みが起こることを前提にした準備が大切です。
いずれ教育費や体のメンテナンス費用が増えてくるのだから、今はできるだけ支出を抑えておくなど、支出について計画を若いうちから立てておくと、安心ですよ。
