教えてくれた人
花王株式会社 生活者情報開発室 マネージャー 福地奈津子さん
生活情報サイト『くらしの研究』編集長。研究や商品開発で長年培った知見を、生活者目線でわかりやすく発信している。
タオルケットやシーツをこまめに洗濯しよう!
熱帯夜と呼ばれる日が増える夏本番。朝起きたときには汗をびっしょりかいている、なんてこともありますよね。ただでさえ寝苦しい夏の夜、シーツやタオルケットなどの寝具はこまめに洗って、さっぱりきれいな状態で使いたいものですよね。
今回は、シーツやタオルケットのような大きな洗濯物を洗うときのコツを、花王株式会社の担当者・福地さんに教えてもらいます。
ステップ1:洗濯表示をチェックする
衣類には『洗濯表示』が必ずついています。事前に洗濯表示をチェックして、どのような洗い方が適切かを確認します。『洗濯ネット使用』という表示があるときは、指示に従い、サイズに合った洗濯ネットに寝具を入れましょう。もし洗濯機に『大物洗いコース』がある場合は活用しましょう。
ステップ2:汚れを確認する
洗うものの全体をざっと見て、汚れているところがないかを確認しましょう。タオルケットの顔が触れる部分は汚れがつきやすいです。気になる汚れがあるときは、その箇所に液体洗剤の原液を直接塗布。スプレータイプの部分洗い用洗剤を活用してもOKです。
ステップ3:「屏風たたみ」で洗濯機へ。丸めてポンはNG!
タオルケットやシーツなどの大きな洗濯物は、くるっと丸めてポンと洗濯機に入れたくなりますが、これはNG。中心部の汚れ落ちが悪くなることがあるからです。おすすめは、山折り・谷折りを繰り返す『屏風たたみ』。ステップ2でチェックした気になる汚れをなるべく外側になるようにして、縦・横に屏風たたみにしてから洗濯機に投入すると、汚れがまんべんなく落ちやすくなります。
ステップ4:酸素系漂白剤を加えて洗濯する
洗剤といっしょに、酸素系漂白剤を加えて洗うのもいいですね。普段のお洗濯では落としきれない汚れやニオイを落とします。
ステップ5:干すときは「M字干し」に
物干し竿1本に垂らすようにして干すと、下のほうが乾きにくくなることがあります。干すスペースに余裕があるときは、物干し竿を2本使って、イラストのような『M字干し』にするのがおすすめ。洗濯もの全体に空気があたり、乾きやすくなります。
少し面倒に感じる寝具の洗濯も、コツがわかれば簡単です。シーツやタオルケットをこまめに洗濯すれば、さっぱり、気持ちよいですよ!