白いTシャツの「黄ばみ」は洗濯だけじゃ防げない!洗濯前にすべき“プレウォッシュ”とは

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 白いTシャツの「黄ばみ」は洗濯だけじゃ防げない!洗濯前にすべき“プレウォッシュ”とは

2022.07.18

しまっていた白いTシャツを取り出してみたら、首元に黄ばみが……! という経験はありませんか? 普通の洗濯機洗いでは、そういった黄ばみ汚れは落としきれないですよね。クリーニングでプロに任せればきれいにしてくれますが、自宅で洗える方法があれば節約にもなります。今回は黄ばみに悩まされていた人は必見のワザを、洗濯のプロ集団である洗濯ブラザーズのみなさんに伝授してもらいました! 

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お話を聞いたのは……洗濯ブラザーズさん

洗濯ブラザーズさん

毎日の洗濯を楽しくハッピーにするために活動するプロ集団で、茂木貴史さん、茂木康之さん、今井良さんの3人で結成された。横浜でクリーニング店「LIVRER YOKOHAMA」を経営する傍ら、劇団四季、シルク・ドゥ・ソレイユ、クレイジーケンバンドなど国内外の有名アーティストの衣装クリーニングを行っている。

書影

日本一の洗濯屋が教える 汚れ落としの神ワザ
著者:洗濯ブラザーズ
定価:1,274円

皮脂や汗には「プレウォッシュ」

衣替えなどで収納していた服を引っ張り出すと、全体的に黄ばんでしまっていることってありませんか? きちんと汚れを落としていないままだと、1シーズンで着用不可能なほど汚くなってしまうことも。

これらの汚れの原因は主に皮脂によるものだそう。長期間収納している間に、落としきれなかった皮脂が反応し、黄ばみになってしまいます。
洗濯をこまめにしている服でも、洗濯機を使った普段洗いだけでは汚れを落としきれないこともあります。

そこで洗濯ブラザースさんたちが推奨するのがプレウォッシュ。洗濯前のひと手間が、服を清潔に保ち、服の寿命を延ばすことにつながります。

基本のプレウォッシュ

11. 液体洗剤と水を1:1の割合で混ぜてプレウォッシュ液を作り、ニオイや皮脂汚れのひどい場所に吹きつけましょう。1か所あたり3回ほど吹き付けるのがおすすめ。

22. ブラシを使って汚れが浮いてくるように叩きつけます。こすると衣類の繊維が傷つくのでやめましょう!

33. 桶に入れた40℃~50℃のお湯に粉洗剤を溶きます。洗浄力の高い粉洗剤で、蛍光増白剤が入っていないもの使いましょう。

44. 洗剤を溶いたお湯でつけおき洗いをします。高温すぎたりつけおき時間が長すぎると、服を傷める原因になるので、30分程度のつけおきがおすすめです。

黒ずみにもプレウォッシュ

黒ずみ出典:www.photo-ac.com

Yシャツなどの黒ずみは、空気中のチリやホコリが原因。こんな汚れもプレウォッシュのひと手間を加えるだけできれいになり、汚れの予防にも効果的です。

  1. プレウォッシュ液を1か所につき3回吹きかけます。
  2. ブラシで汚れを15分ほど叩きます。
  3. 基本のプレウォッシュと同様につけおきをしましょう。
  4. つけおき後は、洗濯機の脱水機能を使って水気と汚れをおとします。
  5. きれいにたたんだ状態でネットに入れて通常洗濯
  6. シワ予防のため脱水は1分だけ。

クリーニングに出すより断然お得!

クリーニングを利用すれば手間なくプロがキレイにしてくれますが、複数ある場合はクリーニング代もばかになりません。自宅で洗えば多少の手間はありますが、自宅で完結できるうえ、1着あたりTシャツなら約770円、Yシャツなら約418円お得になるので、大きな節約にもつながります。

夏服の洗濯で気を付けるべきポイントは

夏服はご紹介したように、気になる箇所にはプレウォッシュをすることで黄ばみを防ぐことができますよ。

その際にお湯洗いで、汗や皮脂をしっかり取り除きましょう。洗剤は洗浄力が高い粉洗剤がおすすめ。漂白剤は刺激が強いので、どうしても落ちないときだけに留めましょう。
すすぎが甘いと洗剤カスが黄ばみの原因になるので、水量や洗剤量にも注意が必要です。

プレウォッシュ液をかけて、ブラシで叩いてから、つけおき。洗濯機に放り込む前のこのひと手間が、服の清潔感を長く保ち、クリーニング代などの節約にもつながるので一石二鳥ですね。
正しいお手入れを実践して、夏のおしゃれを存分に楽しみましょう。

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