ポイント1 帰宅したら、まず換気して熱を逃がす
外から帰ってくると、部屋の中の空気が外よりも暑くなっていることがありますよね。そんなとき、慌ててエアコンのスイッチを入れるのはNG。ダイキンの広報の方は、「すぐにエアコンのスイッチを入れるのではなく、まずは、窓を開けて部屋の換気をすることが大切」だと言います。
こもった熱気を部屋の外に逃がしてからエアコンをかけると、無駄な電気を使わず、すばやく効率的に部屋を冷やすことができるのです。
また、窓を開けて換気をするときは、1か所の窓だけでなく、2か所の窓を開けることで、空気の通り道ができて効率的に熱を出すことができます。2つの窓は対角線上にあるとさらに効率的だそうです。
ポイント2 換気の時は、エアコンから離れた窓を開ける
エアコンは、窓の近くに設置されていることが多いですよね。
ダイキンの広報の方が言うには、「エアコンをつけたままで換気をする場合は、できるだけエアコンから離れた窓を開けるようにしましょう」とのこと。
外から入ってくる温度の高い空気をエアコンが直接吸い込むと、エアコンに負荷がかかり、電気代が上がる原因にもなるそうです。
そのほか、省エネ・節電につながるエアコンの上手な使い方をおさらい!
1.夏の日中、30分程度の外出や、定期的な窓開け換気時、 エアコンは「つけっぱなし」
エアコンのスイッチをこまめにオンオフすると、室温を大きく変化させるタイミングが増え、その分エアコンに負荷がかかり、消費電力も増加してしまうそう。
ダイキンの広報の方によると、「夏の日中、多くの場合、30分程度であれば、スイッチを切るよりも、つけっぱなしにしておいた方が、消費電力を抑えられます」とのこと。
また、定期的に窓開け換気するさいも、つけっぱなしが有効です。ダイキンが行った実験では、30分に5分の窓開け換気のたびにエアコンの電源を小まめにオンオフにするよりも、エアコンをつけっぱなしにした方が、電気代が1日で約45.7円(1カ月換算で約1,371円)低くなる結果となりました。
2.フィルター掃除は2週間に1回
フィルターにホコリが堆積すると、室内機を通る空気の量が減り、室温が設定温度に到達するまでに時間がかかり、その分、無駄な電力の消費につながるそうです。
そこでダイキンの広報の方がおすすめするのが、2週間に1回のフィルター掃除。ホコリは、掃除機で吸い取ればOK。汚れがひどい場合は、中性洗剤を溶かしたぬるま湯で洗い、汚れを落とした後、軽く水切りをして、日陰でよく乾かしましょう。
なお、フィルターを一年間掃除しないと、なんと約25%の電気代の無駄につながる場合もあるそうです。
さらに、ダイキンがこの夏に行った検証では、フィルターに約3年分のホコリが溜まっている場合、電気代の無駄が50%近くも発生する結果となったそうです。
節電の基本を押さえながら、上手に換気をすることが大切ですね。今回教わったポイントを押さえれば、感染対策をしっかりしながら、快適に、省エネにこの夏を乗り切れそうです!
上手な換気の方法の動画もチェック!