この夏、節電に取り組みたい人が9割!
ダイキンが全国の男女526人を対象に行った調査によると「この夏、昨年よりも省エネ・節電に取り組みたい」と回答した人が全体の約9割いることがわかりました。
電力需給のひっ迫や電気代の値上がりを背景に、みなさん省エネや節電に意欲的になってきているようです。
しかし夏本番となりエアコンを毎日のように使用する今、どのように節電を行なっていくのが良いのでしょうか。
ダイキンの広報の方が言うには「エアコン本体だけではなく“家の外などの住環境”に注目して、家全体で節電を行なっていくことが大切」なのだそうですよ。詳しくご紹介します!
なかなか冷えない部屋は室外機が原因かも
まず、室外機の吹き出し口やその付近にモノが置いてあったり、カバーなどで覆われたりしていないかを確認しましょう。
室外機から出てくる熱風の正体は、部屋の中にあった熱です。
室外機の吹き出し口周辺がモノやカバーによって塞がれていると、その熱がうまく外へ排出されません。
すると、せっかく放出した熱を再び吸い込んでしまって、エアコンの冷却効果は著しく低下してしまうのだそうですよ。
室外機の前のスペースはできるだけ風通しを良くして、スムーズに空気の循環ができるようにしておきましょう。
室外機用のカバーは余分な電気を使う原因にもなるので、エアコン使用時は外しておくのがおすすめです。
室外機は日陰に置くのがベスト!
さらに、室外機を置く場所は「日陰がベスト」です。
室外機は部屋の中の熱を外に排出する役目があります。
室外機が直射日光や地面からの照り返しにさらされて高温になっていると、熱を排出する効率が低下して、余分な電気を使ってしまうことにつながるのです。
節電のためにも室外機はできるだけ日陰に設置するといいでしょう。
ちょうどいい日陰がない場合には、室外機から1mほど離れたところに、植木を植えたりよしずを立てかけたりして、人工的に日陰を作るのもおすすめです。
太陽の熱を室内に入れない工夫を
さらに、エアコン使用時に工夫していきたいのが「太陽熱を室内に入れない」ということです。
せっかく冷房で部屋の中が冷えても、太陽熱が室内に入ることで再び部屋の温度が上がります。
じつはエアコンの電力消費が一番多いのは「温度を下げるとき」なので、一度下げた室温はできる限り維持していくのが節電のポイントです。
そのためにも、室内ではカーテンやブラインドを使って日差しを遮り、窓からの熱を防ぎましょう。
ベランダや庭などの室外には、ツルのある植物を植えてグリーンカーテンを作ったり、すだれやよしずなどを活用したりするのもおすすめですよ。
また、留守中には雨戸を閉めて直射日光を部屋の中に入れないようにしておくことも、室温上昇を抑えるためには重要です。
エアコンだけではなく、涼をとる工夫も積極的に
エアコンの消費電力や電気代を抑えるために、家の外の住環境で取り組める方法をご紹介しました。
今回ご紹介した以外にも、打ち水をしたり冷やした布を干しておいたりするなど、昔から日本に伝わる「涼をとる方法」はたくさんあります。
節電しながらエアコンを使うには、こうした昔ながらの方法も取り入れつつ「うまく涼むこと」が大切です。