1000万円貯めるための節約のヒント
1000万円以上の貯蓄に成功している人がしていることは、実はとっても「簡単でシンプルな節約術」ばかりです。1000万円以上の貯蓄に成功したい人は、ぜひ参考にしてみてください。
(1)少しずつ貯める
節約に失敗する人は、必ずといっていいほど「無茶な計画を立てる」という傾向にあります。
節約を頑張って実践した結果、年間100万円、200万円の貯蓄に成功したとしても、1年限りで終わってしまっては意味がありません。
一方、1000万円以上の貯蓄に成功する人は、「千里の道も一歩から」といった考えを持っている人が多く見られます。
例えば、1000万円を貯める計画を立てる際にも、年間100万円×10年など、「長い期間をかけて貯める」といった計画を立てる人がほとんどです。
一時的に年間200万円の貯蓄に成功させることよりも、貯蓄はゆとりをもって年間100万円だけれど、その代わり長い期間ゆったりとしたペースで貯め続けることを選ぶため、節約が苦にならず、結果として「いつの間にか1000万円の貯蓄に成功していた」ということが増えるのですね。
これから1000万円の貯蓄に成功したい人は、無茶な計画を立てるのはやめ、まずは「手取り収入の1、2割を貯蓄する」など、現実的な計画を立てましょう。
(2)貯めたお金を簡単に使わない
「これまでまとまった金額のお金を貯めたことがない」という人は、「お金が少し貯まると使ってしまう」ということが多かったのではないでしょうか。
もちろん、ほとんどの人は「どうしても必要なものにしかお金を使っていない」というのですが、せっかくお金を貯めることができても様々な理由を挙げて使ってしまう人は、大きな貯蓄に成功することはありません。
一方、1000万円以上の貯蓄に成功している人は、一度貯蓄として貯めたお金は相当な理由がない限り崩すことはありません。もちろん、そのような人は「予定外の出費が全くない」ということではなく、「予定外の出費はあるもの」としてあらかじめ貯蓄とは別に準備しているので、貯めたお金を崩すことがないのです。
これから1000万円の貯蓄に成功したい人は、毎月少しずつでも構いませんので、一度貯蓄としたお金は「ないもの」として考え、簡単に崩すことのないような仕組みを整えましょう。
(3)家族で話し合う
貯蓄が苦手な人の“あるある”としてよくあげられるのが、「浪費家の夫(妻)」の存在です。
これまでたくさんの方の家計を拝見してきましたが、「せっかく少し貯蓄がたまってきたと思ったら、浪費家の夫(妻)が借金をしてきて……」といった苦労話を伺ったことは数知れず。
不思議なもので、「浪費家の夫(妻)」は、パートナーに少し貯蓄ができてくると、知らせなくてもどこかで気がつくようで、「もう少し使っても差し支えないだろう」と安心して浪費を繰り返してしまうのです。
一方、1000万円以上の貯蓄に成功している人は、必ずといっていいほど貯蓄に関する話題を家族と共有し、「あと何年でいくら貯める」「そのために今はこれをしたい」といった貯蓄計画を立てています。
家族で協力する体制が日頃から整っているので、大きな計画の狂いが起こることなく、計画通りに貯蓄が成功するのですね。
1000万円以上の貯蓄を計画するなら、このような「貯蓄に不協力な家族」がいることは大きなリスクになります。できるだけ早期にしっかり話し合い、「家族で同じ目標を共有できる」ようにしておきましょう。
(4)無理をしない
無茶な節約は、一時的に頑張ることができても、長くは続かないのが常識です。あっという間にリバウンドしてしまう上に、「もう二度とあんな節約はやりたくない」など、節約にネガティブな感情を抱きやすくなる人が多くなります。
一方、1000万円以上の貯蓄に成功する人は、「無理な節約はしない」という人が多い傾向があります。
「もっと厳しく節約すればもっと貯められるけれど、これ以上は苦しくなるからやらない」といったやることとやらないことの線引きがとても上手なのです。
上記のように、無理な貯蓄計画を立てないことと同時に、自分にとって合わない節約はやめ、自分が楽しいと思える節約だけを残すようにすると、節約を継続することが苦にならなくなりますよ。
1000万円の貯蓄を成功させよう
一般的に、1000万円の貯蓄に成功する人は、2000万円、3000万円と、さらに大きな貯蓄にも成功する可能性が上がる傾向があります。
「1000万円なんてとても無理」なんてあきらめずに、まずひとつでもやってみることから始めましょう。
簡単な節約を長く楽しく続けることを心がければ、「1000万円の貯蓄」も夢で終わることなく、実現に近づけることができますよ。