水道料金が高くなりやすい人の特徴
「水道料金が高くて困っている」という人は、気づかないうちに以下のようなことを習慣にしているかもしれません。当てはまっていることが多い人ほど、水道料金が高くなりやすいので、水道料金を節約したい人はぜひ確認してみてくださいね。
(特徴1)洗濯の回数が多い
「家族が多く、そもそもの洗濯量が多い」「通常の洗濯ものだけでなく、習い事や部活動などの練習着やユニフォームなどの洗濯が必要」「泥汚れ、油汚れなどにより、同時に洗濯できない洗濯物がある」などの理由から、1日の洗濯の回数が多いご家庭の水道代は、やはり高くなりがちです。
減らすことのできない洗濯ものを「洗濯しない」わけにはいきませんから、このような事情のあるご家庭は、ある程度の水道料金の増加はやむを得ません。
しかし、「少量の洗濯ものに洗濯機を利用しているのをやめる」など、少し工夫すれば洗濯の回数や水の使用量を減らせるのであれば、そこは積極的に工夫しましょう。
週に1回分でも洗濯の回数を減らすことができれば、その分水道代も減らすことができるはずですよ。
(特徴2)お風呂に入る回数が多い
「お風呂」も毎日のことですので、利用回数が多い人ほど当然水道料金は高めになります。また、湯船に湯をはる量やシャワーを利用する回数も多いほど水道料金が高めになります。
毎日のことなので、節約のためにいつもの習慣を変えることは難しいかもしれませんが、抵抗がなければお湯の量を調節して今より少し少なめにしたり、子どもが幼いうちは一緒に入り、子どもがシャワーを無駄に使うのを防止したり、ふろ水を衛生的に問題のない部分の掃除に利用したりするなど、少しの工夫をすると節水をすることができます。
「お風呂に使う水は節約できない」と決めつけずに、節水タイプのシャワーヘッドを利用することを検討するなど、負担にならない程度の努力で節水できるように工夫することが大切ですよ。
(特徴3)水道の使用量を確認していない
「水道の料金は気にするものの、使用量は確認していない」という人は意外と多いのではないでしょうか。
「今月は実家に帰省したので洗濯や風呂を利用する回数が少なかった」「テスト期間で部活がなかったので、ユニフォームなどの洗濯が少なかった」など、理由がある月の水道料金は必ず下がっているはずですし、「今月は汗をかくことが多かったので洗濯物が多かった」など、理由があれば水道料金が上がっている原因も分かるはずです。
使用量が少なくなっている月、多くなっている月の傾向が分かれば、「なぜ水道料金が高いのか」という理由も推測しやすくなりますし、「使用量が急激に増えた月」があれば「どこかで水漏れしていないだろうか」などのことにも気がつきます。
また、節水を実際に始めた人は、使用量が少なくなっていれば「節水した成果が出ている」などのことも確認することができますし、「節水タイプの洗濯機に変えた」時なども、使用量をみれば効果を確認できます。
このように水道の利用量を確認するだけでも、多くのことが分かるのですが、多くの人は料金以外確認しません。
水道の使用量に無頓着な人は、「水道料金が高くても結局何の対策もしない」という人が多いので、定期的に確認する習慣をつけると、水道料金も自然に落ち着いてくるはずですよ。
(特徴4)「もったいない」という気持ちがない
電気代などとは違い、お風呂や洗濯など、何にどれくらい利用しているか比較的イメージしやすいのが水道です。
従って、「水道料金が高くなってしまうから水道の使用量には気をつけよう」という意識を持って生活していれば、自然と節水も成功させやすいものです。
しかし、反対に日頃から「水道の使用量に気をつけよう」という意識がなければ、ジャージャーと水を使っても「もったいない」という気持ちも起きませんし、そもそも自分が水を使いすぎていることにも気がつかないものです。
当然、ジャージャーと水を使ってもなんとも思わない人の水道料金は高くなりやすいですし、「節水しよう」という意識がある人は、当然のように水道料金も抑えられやすくなります。
生活に不便を感じるほどに節水する必要はありませんが、「水道料金が高い」と感じるなら、まずは「節水しよう」という気持ちを持つことから始めましょう。
毎日使うものだからこそ、「今日だけ節約」ではなく「日頃から節約が習慣になっている」という段階にしてしまうことが、継続的な水道料金の節約につながりますよ。
実は「居住地域」が原因のことも
実は、水道料金は、居住地域によって差があるものです。
「いくら節約しても水道料金が安くならない」という人は、地域柄仕方がない場合もありますので、お住まいの地域の水道料金の状況についても確認しておくと参考になりますよ。
「たかが水道料金」「節約しても大した金額にならない」という人もいますが、環境のためにも、できる範囲の節水を心がけましょう。