夫婦のお金は別々で管理のままでいい?40代の共働き夫婦「貯金が増える3つのポイント」

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 夫婦のお金は別々で管理のままでいい?40代の共働き夫婦「貯金が増える3つのポイント」

2023.04.11

近年、共働き夫婦が増えていますが、みなさんはどのように夫婦のお金を管理しているのでしょうか。今回は、夫婦別々にお財布を管理したケースと、夫婦で1つのお財布のケースを比較して、どちらがお金が貯まりやすいのかを解説します。

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もくじ

共働き夫婦のお財布管理方法
1.費目別に支払う担当者を決める
2.夫婦共通財布を作り、夫婦お互いが決められた金額を振り込む
3.夫か妻が、まとめて管理をする
4.夫か妻のどちらかの収入は全て貯金に回し、もう片方のお金で日々やりくりする
お財布を一つにするメリットとは?
共働き夫婦のお金を貯める3つのポイント
共働きはお金を貯めやすい!

共働き夫婦のお財布管理方法

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共働き夫婦のお財布の管理方法は、大きく4つに分けることができます。

  1. 費目別に支払う担当者を決める
  2. 夫婦共通財布を作り、夫婦お互いが決められた金額を振り込む
  3. 夫または妻が、まとめて管理をする
  4. 夫か妻のどちらかの収入は全て貯金に回し、もう片方のお金で日々やりくりする

1.費目別に支払う担当者を決める

これは、夫が家賃と電気ガス水道費や通信費を支払い、妻が食費や消耗品費を支払うというように、お互い支払う費目を決めるというものです。必要な金額を支払った後に残った金額は、貯金や自分のお小遣いになります。

2.夫婦共通財布を作り、夫婦お互いが決められた金額を振り込む

夫は月15万、妻は月10万円など、決められた金額を口座に振り込み、家賃や食費の支払いうや貯金をその共通口座で行うという方法もあります。残額は、自分のお小遣いになります。

3.夫か妻が、まとめて管理をする

家計管理が得意な方が、夫と妻の収入をまとめて管理するという方法です。それぞれのお小遣いも予め決めておき、毎月の貯金も管理します。

4.夫か妻のどちらかの収入は全て貯金に回し、もう片方のお金で日々やりくりする

どちらかの収入で毎月やりくりをします。もう片方の収入はすべて貯金します。

中には、毎月の妻の収入は全て貯金に回すけれど、お互いのボーナスは、自分のお小遣いとするといったルールを決めて、ストレスなく貯金を行っているケースもあります。

お財布を一つにするメリットとは?

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夫か妻のどちらかが、夫婦の収入をまとめて管理をする方法(方法3)や、夫か妻のどちらかの収入はすべて貯金に回す方法(方法4)は、一見自由に使えるお金が少なくて、不自由に感じるかもしれません。

しかし家計全体で見ると、お財布を夫婦別々に管理した場合(方法1.方法2)と比較して、無駄が少なく、貯金が成功しやすいと考えられます。

方法1、2のように、自分の支払う担当以外の残高が、すべてお小遣いとなっていしまう夫婦別財布は、自由にお金を使いすぎてしまうこともあるでしょう。方法3、4のように、お財布を1つにして、予めお小遣いが決まっている方が、物を買う前に慎重になるため、無駄使いを減らすことにつながります。

そして、10年20年と長い目線で見ると、しっかり貯金ができている家計になるでしょう。

共働き夫婦のお金を貯める3つのポイント

お金の管理出典:stock.adobe.com

夫婦別財布であっても、1つの財布で管理している場合であっても、お金を効率よく貯めるには、以下のポイントを気を付けるようにしましょう。

  1. 家の貯金は毎月計画的に行う
  2. お互いの貯金額は定期的にチェック
  3. お互いの収支を把握する

夫婦でお互いの収入や貯金額を見せ合うことに抵抗を感じるかもしれまん。しかしお互いのチェック機能があれば、大きな無駄使いを減らすことにつながります。

また、相手に任せきりにしておいて、実は全く貯金ができていなかった、という事態を防ぐことができるでしょう。大体の金額でもいいので、お互いの収支を確認しておき、今家計にはどのくらい貯金があるのか、把握しておくことが大切です。

共働きはお金を貯めやすい!

共働き夫婦は、2馬力で働いているため、生活に大きな安心感があります。どちらか一方が万が一働けなくなってしまっても、もう片方が支えることもできるので、家計のリスクを回避することができます。そして共働き夫婦は、お財布の管理方法を見直せば、どんどんお金を貯めることができますよ。今回ご紹介した内容を参考にしながら、自分たちの貯金額や収支をお互いにチェックしてみてはいかがでしょうか。

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著者

下中英恵

下中英恵

東京都出身。2008年慶應義塾大学商学部卒業後、三菱UFJメリルリンチPB証券株式会社に入社。富裕層向け資産運用業務に従事した後、米国ボストンにおいて、ファイナンシャルプランナーとして活動。現在は日本において、資産運用・保険・税制等、多様なテーマについて、金融記事の執筆活動を行っています。

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