ズボンの裾上げって面倒!
ズボンの裾上げはちょっとかがり縫いをするだけとはいえ、測って、アイロンをかけて、場合によっては切ったり仮縫いをしたりと、工程がたくさんあって面倒ですよね。
筆者も、子どもが履いているデニムパンツの裾が少し長いことが気になっていましたが、裾上げが面倒で折って履かせていました。しかしこのまま履かせていると裾が擦り切れてしまいそうで、簡単に裾上げできる方法がないか調べてみることに。
すると、裾を切らずに簡単な手縫いだけでキレイに仕上がる方法を発見! さっそく試してみました。
手縫い裾上げのやり方
裾が少し長いデニムパンツ。折って履くこともできるけど、擦り切れ防止のためにも切らずに丈を少しだけ短くしたい……。
手縫いすることによって、この赤い線の間を短くします。
1.写真のように縫っていきます。
チャコペンで線を引いてから縫うとキレイに縫えますが、多少のズレならほとんど影響しないので大体の感覚で縫い目を揃えることができればOK! 筆者も線を引かずにザクザク縫っていきます。
裏面は、こんな感じの縫い目です。
糸が横に渡っていれば正解! 縦に渡ってしまっている場合には、写真のようになるようにやり直してみてくださいね。
ぐるっと一周縫ったら、このようになりました。これで縫うのは終了です。
2.一旦針を外し、端の糸を矢印の方向へ引っ張ります。
途中で引っかかってしまう場合には、縫いはじめ部分から布を折り込みながら、糸を手繰り寄せてみてください。
すると……
3.なんとこれで、裾上げ完了!
縫った部分が中に折り込まれて、丈が短くなりました! しかも裾がキレイ!
これなら、裾を引きずって擦り切れてしまう心配がありません。
縫ってあることもよく見ないとわからないほどキレイに裾上げできました!
もっと早く知りたかった……!
この裾上げ方法のよいところは、正確に測る、線を引く、ミシン不要、アイロンを使わなくていいこと。
ザクザクと手縫いをして糸を引っ張るだけで完了する手軽さは、感動モノでした!
子どものズボンは成長を考えて毎回大きめを買うのに、切ることもできずに折って履かせてきたことを思い返すと……この方法をもっと早くに知りたかった!
とても簡単なので、ズボンの裾をちょっと短くしたいなというときに、ぜひお試しくださいね。