教えてくれたのは……骨盤パーソナルトレーナーのNaokoさん
これまで14,000人以上の悩みを解決してきた骨盤パーソナルトレーナーのNaokoさん。
40歳で3人目を出産し現在45歳。自分でできる骨盤矯正×ダイエットトレーニング 整体トレーニングサロン株式会社ナオコボディワークス代表。「おしり筋伸ばし」で14kgの減量に成功し、多くのメディアで話題に。
たるみ、ほうれい線、二重あごなどの顔の悩みを一気にシュッと解決する、Naoko式「顔面短縮メソッド」を2023年6月に刊行。
『顔面短縮メソッド』(主婦の友社)
著者:Naoko
定価:1,540円(税込)
老け顔にサヨナラ!今すぐ始められる8つの習慣とは
若々しい顔になるためには、日常生活の中でも気をつけるべきポイントがあります。無意識にしているその行動が、老け顔の原因につながることも。
今回は、スマホを見るときや歩くときなどの行動面での注意点を8つご紹介します。今すぐ始められるので、自分ができているかをチェックしながら進めてみてくださいね!
1.スマホを見るとき
スマホを見るときに、右の写真のような猫背&巻き肩の姿勢になっていませんか?
この姿勢では、首や肩、背中がこわばって血行が悪くなってしまいます。
【ポイント】
- 首を下に傾けすぎないこと
- スマホの位置
成人は約6kgもの頭を支え、首の角度が15度傾くと首や肩周りへの負荷は約2倍、30度傾くと負荷は約3倍に。前かがみになることで肩や背中の筋肉をこわばらせて、こりを招き、老け顔につながります。
背筋を伸ばして首を曲げず、スマホは目の高さにし、30センチ離すようにしましょう。読書をするときにも同様の姿勢を意識できるといいですよ!
2.食べるとき
自覚していなくても、猫背で食事をしている人は多め。姿勢のみならず、咀嚼数や舌の使い方にも注目してみてくださいね。
【ポイント】
- 背筋を伸ばすこと
- よくかむこと
食事中の姿勢は、背筋をまっすぐにして座り、ひじをテーブルにつかないようにします。片手で茶わんを持ち、利き手で箸を持つことで猫背を防ぎましょう。
ひと口30回以上かみ、舌を動かすことで、口やあご周り、首の筋肉を鍛えます。舌神経は脳にダイレクトに伝わるので、老化予防にも効果的です!
3.歩くとき
姿勢よく歩くことに加え、手の指に注目することが重要です。この歩き方を習慣づければ、自然と首&背中の筋肉を鍛えられます。
【ポイント】
- 手の小指を後ろに引くこと
腕全体、特に“小指”を後ろに引っ張るようなイメージで歩いてみましょう。そうすることで、小指からつながっている肩甲骨周りの筋膜深層部を鍛えられます。
もちろん、背筋をまっすぐ伸ばし、目線は前を意識します。かかとから地面に着地し、つま先で地面を蹴るように歩きましょう。
4.座るとき
パソコン作業や電車での通勤など、生活の中には“座る”シーンが多いので、ポイントを知っておくとよいですよ!
【ポイント】
- 左右の足をバランスよく組みかえる
「骨盤がゆがむから、足を組むのはダメ!」という人がいますが、実は同じ足ばかりで組むのがダメなだけなのです。
左右同じ時間で足を組みかえるようにすれば、骨盤は左右で同じ高さをキープし、左右差=ゆがみを心配する必要はありません。簡単なことなので早速とり入れてみてくださいね。
5.バッグを持つとき
顔のリフトアップを狙うなら、バッグを持つときに使う“指”がポイントになります。中指から小指を意識してみましょう!
【ポイント】
- 親指と人さし指は使わず、残りの3本の指で持つ
小指は二の腕や肩甲骨とつながっています。そのため、小指軸で動くと、腕と背中の筋膜深層部を強化でき、顔のリフトアップに効果的です。とはいえ、バッグを小指1本で持つことは難しいので、中指と薬指も添えてください。
肩のゆがみの左右差を生まないよう、持つ時間が均等になるよう心がけましょう。エコバッグを持つときにも活用してくださいね。
6.体を洗うとき
お風呂で体を洗うときに、何も考えずに利き手で洗っている人は多いのではないでしょうか? じつは、ちょっとした工夫で背中の筋肉にアプローチ可能なんです!
【ポイント】
- 利き手と逆の手で洗う
お風呂に入ったときは、利き手と逆の手で体を洗いましょう。これだけで、ふだんあまり使わない側の肩甲骨周りを動かし、筋肉を鍛えられます。
ほかにも、利き手と逆の手でテーブルを拭くのもおすすめです。簡単な動きかつ短時間ででき、ストレスを感じることもないので習慣にできるはずですよ。
7.寝るとき
枕が高すぎると、首の寝違いを引き起こすもの。それ以外にも、首や顔のシワ、顔のたるみを引き起こす要因になるのを知っていましたか?
1日の約3分の1ほどを占める睡眠時間こそ、老け顔にならないための対策が必要です!
【ポイント】
- できるだけフラットで寝る
枕は使わないか、四つ折りにしたバスタオルを敷く程度にとどめます。さらに、あおむけで足は曲げたり組んだりせず、まっすぐ伸ばしましょう。
枕もバスタオルも、高さがあるのはNGです。枕が高いと首と顔の輪郭周りにシワができ、あごのたるみの要因になります。また、食いしばりを誘発し、肩回りがこわばって顔のゆがみも招いてしまいます。
8.マスクをつけるとき
顔を隠せるマスクは便利な反面、老けを助長するケースもあります。ちょっとしたポイントを押さえて、トラブル知らずの顔を目指しましょう!
【ポイント】
- マスクの下でニッコリ笑顔をつくる
マスクをつけているからと油断して、顔の筋肉がダラーッとしている人は、あごのたるみや口角下がりなどが深刻化しているかもしれません。
マスクをつけているときこそ、基本の顔面短縮メソッド、即効アプローチの「ゴリラ体操」を行ったり、深い呼吸をしてみましょう。口角を上げ、ニッコリとほほえむだけでも効果がありますよ。
◆ゴリラ体操とは……?
“ゴリラの口”のような見た目の、舌回し体操です。舌による口内マッサージで顔の長さを短く、ほうれい線や口元のシワが薄くなる効果が期待できます。
1.椅子に座って顔を少し上げ、舌を時計回りにゆっくり3回、回します。“遠く”を意識します。口内は粘膜なので、強く押さないようにしてください。
2.舌を反時計まわりにゆっくり3回、回します。内側から舌を使い、ほうれい線を伸ばす感覚で行いましょう。舌は強く押し当てないようにします。
3.歯茎に沿って、“近く”を意識しながら、舌を小さく1回、回します。時計回り、反時計回り1回ずつでOKです。
いずれも簡単にできる8つの習慣をご紹介しました。
日常生活の中でほんの少し意識するだけでも、きっと変化を感じられるはずです。老け顔改善のために、ぜひ取り入れてみてくださいね!