洗濯物がクサくなる「やりがちな3つのNG行動」

家のこと

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2023.08.17

洗濯したはずなのに「洗濯物がなんだか臭い」と感じることはありませんか? それはもしかすると、ニオイを発生しやすくなる“NG行動”をしているからかもしれません……! そこで今回は、洗濯ブラザーズの茂木貴史さんに、洗濯物のニオイの対処方法について教えていただきました。

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教えてくれたのは……洗濯ブラザーズの茂木貴史(もぎたかし)さん

洗濯ブラザーズ出典:sentakulife.com

毎日の洗濯を楽しくハッピーにするために活動するプロ集団で、茂木貴史、茂木康之、今井良の3人で洗濯ブラザーズを結成。横浜と東京都世田谷区の三宿で、クリーニング店「LIVRER(リブレ)」を経営するかたわら、劇団四季、シルク・ドゥ・ソレイユ、クレイジーケンバンドなどの国内外の有名アーティストの衣装クリーニングを行う。
大丸松坂屋百貨店が運営するサブスク型ファッションレンタルサービス「AnotherADdress(アナザーアドレス)」で貸し出される高級ブランド服のクリーニングを確かな技術で一手に引き受ける。オリジナルのナチュラル洗剤も開発し、好評を博している。
主な著書に、9万部突破のベストセラー『日本一の洗濯屋が教える 間違いだらけの洗濯術』がある。

「日本一の洗濯屋が教える 間違いだらけの洗濯術」出典:sentakulife.com

日本一の洗濯屋が教える 間違いだらけの洗濯術』(アスコム刊)
著者:洗濯ブラザーズ
定価:1,540円(税込)

NG行動1「全部まとめて洗濯カゴに入れる」

汗をかいたインナーウェアや濡れたタオルを洗濯する前に、ほかの乾いたものと一緒に保管していませんか? すべて同じ洗濯カゴに入れている方も多いかもしれませんが、それはNGです!

NG行動1「全部まとめて洗濯カゴに入れる」出典:www.photo-ac.com

ニオイ菌は乾いた衣類にどんどん移っていくので、濡れたものと乾いたものをまとめてしまうと乾いた衣類まで臭くなってしまいます。ニオイの発生を最小限にとどめるためには、濡れたものと乾いたものの洗濯カゴをわけて保管するようにしましょう。
保管中に菌が増殖しないように、なるべく通気性のよい洗濯カゴを使うのがベストです。

洗濯物はなるべく溜め込まず、こまめに洗濯することも心がけてくださいね。

NG行動2「洗濯槽をカゴがわりにする」

さらにニオイを発生してしまいやすくなるのが、洗濯槽の中で洗濯物を保管すること。お風呂あがりに使った濡れたバスタオルを洗濯槽に入れ、そのまま長時間放置していませんか?
洗濯槽をカゴがわりにするのは、イヤなニオイをつきやすくする“一番のあるある行動”です!

NG行動2「洗濯槽内に長時間入れっぱなしにする」出典:www.photo-ac.com

洗濯槽自体が菌の温床なので、槽内に長時間入れっぱなしにするのは避けましょう。洗濯が終わったらそのまま放置せずに、早めに取り出して干すことも大切です。

また、洗濯機を使っていない間は常にフタ(ドア)を開けておき、層内を乾燥させることもポイントです。イヤなニオイやカビの防止につながります。乾燥機能まで使っていない方は、意識しておくとよいですよ。※小さなお子さんがいるご家庭は注意が必要です。

NG行動3「乾かすまでに時間がかかっている」

洗濯後にニオイがついてしまうのは、乾くまでに時間がかかりすぎていることが原因になることが大半です。完全に乾くまでに時間がかかればかかるほど、菌が水分をエサにして繁殖して生乾き臭を発生します。

NG行動3「乾かすまでに時間がかかっている」出典:www.photo-ac.com

ニオイ対策に重要なのは、「風をあてること」と「湿度のコントロール」です。

湿度が高い夏はなかなか乾かない状態が続きやすいので、サーキュレーターなどで風を送りつつ、除湿器で湿度を下げる環境をつくってあげましょう。
洗濯ブラザーズがおすすめしているのは、株式会社コロナの「除湿機 CDSC TYPE」。サーキュレーターと除湿機のどちらもついているうえに、2つを分離しても使える便利な製品です。両方から風が出て早く乾きますし、衣類の乾き具合で自動停止します。こういった製品を取り入れてみるのもよいと思います。

手軽にできる対策としておすすめなのが、乾きにくいものはなるべく高い場所に干すこと。
湿度は、下のほうに溜まる性質をもっています。私の経験上、たった15cmほどの高さの差でも乾き方が違ってくるので、2段階になった物干し竿であれば、大人用の大きなサイズの衣類やタオルは上に、子ども用の小さなものは下に干すなど工夫してみてくださいね。

ニオイが強いものには「紫外線」の力が有効

ニオイが強いものには紫外線の力が有効出典:www.photo-ac.com

洗濯ブラザーズは基本的に、24時間365日いつでも洗濯して干せる環境をつくって洗濯物を溜めない「部屋干し」をおすすめしていますが、ニオイが強いものにおいては紫外線の力が有効だという実験結果が出ています。とくに体臭系のニオイは紫外線が分解してくれると言われているため、ニオイが気になる衣類は外干しをするのもひとつの方法です。
ただし、強い紫外線を浴びると衣類もダメージを負うので、生地の劣化や変色に気をつけて干してくださいね。


茂木さんに洗濯物が臭くなる3つのNG行動をご紹介いただきました。正しく洗濯することで、洗濯物のニオイに悩むことは激減するはずです! ぜひ参考にしてくださいね。

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著者

shukana

shukana

小学生、幼稚園児の男の子のママ。出産前まで紳士服業界に携わり、TES(繊維製品品質管理士)の資格を取得。 暮らしをより楽しく、よりラクに過ごすための方法を日々模索中です。

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