見たら止まらない。韓国ドラマ「お受験・教育バトル」 3選～母同士の足の引っ張り合い泥沼展開～

1．同じ塾に子どもを通わせるママたちから反発され、夫の両親からは教育方針を罵られる主人公「妻の資格」

出典：video.unext.jp©︎JTBC co.,Ltd all rights reserved
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仕事を辞めて専業主婦になり、母として子どもの成績を上げ、いい学校に入れることが人生の目標になってしまう韓国の女性たち。そんな主人公が不倫をきっかけに自分自身を見つめ直す姿を描き、韓国で主婦層の熱狂的な支持を集めた人気ドラマ。

ユン・ソレ（キム・ヒエ）は、かつてはデザイナーでしたが、現在は専業主婦。喘息とアレルギーが原因で入院を繰り返す息子のギョル（イム・ジェノ）を献身的に看病し、大切に育ててきました。

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放送局記者の夫・ハン・サンジン（チャン・ヒョンソン）は、子育てにあまり協力的ではなかったのに、妹の娘が超難関校の中学に入学すると競争心を刺激され、ギョルの中学入試のため教育環境の整った、セレブが多く住む地域・江南の大峙洞への引っ越しを決めます。

友達もいない街で、セレブママたちの教育競争の渦に突然放り込まれたソレは、ギョルを有名塾へ通わせようと、入塾テストを受けたところ、最下位という結果に。それでも、塾長のホン・ジソン（イ・テラン）にギョルの個性を認められ、無事に入塾を果たすのですが、周囲のママたちから、レベルの低い子と一緒に学ばせたくないと反発されてしまいます。

本作ですごく嫌だなぁと思ったのは、サンジンの両親がソレの子育てにネチネチと口を出すところ。ギョルが病気になったのはソレの妊娠中の行動が原因だとか、ギョルの成績が悪いのもソレの教育がなってないからだとか、とにかく嫌みな義父母なんですが、サンジンはソレをかばってくれないんですよね。

そんな状況の中、ソレは優しい歯科医・キム・テオ（イ・ソンジェ）と惹かれ合ってしまうのですが、テオはジソンの夫だと発覚し、泥沼の展開に……。

教育競争、夫の実家とのトラブル、そして不倫と、韓国ドラマの面白さがてんこ盛りのオススメ作です！

2．どんな手を使ってでも一流大学に子どもを入れてみせると躍起になる母親「SKYキャッスル～上流階級の妻たち～」

富・名誉・権力などを手にした、わずか0.1％の富裕層しか住めないという高級住宅街「SKYキャッスル」に暮らす主婦たちが、わが子を難関大学に入れるために、あらゆる方法を試みる、韓国の過剰な教育熱と学歴社会を風刺した大ヒットドラマ。

「SKYキャッスル」の“SKY”は、韓国最難関のソウル大学、高麗（コリョ）大学、延世（ヨンセ）大学の頭文字（S、K、Y）を合わせたもの。韓国の上流社会では、「この3大学出身でなければ認めない」と言われたりするんだとか。

SKYキャッスルで、医師の夫・カン・ジュンサン（チョン・ジュノ）と2人の娘と暮らすハン・ソジン（ヨム・ジョンア）は、長女を何が何でもソウル医大に入れようとしています。それには、腕のいい入試コーディネーターを見つけて雇う必要があるのですが、コネと高額の資金がなくてはなりません。

ソジンは、ジュンサンを介さず、彼の母に懇願して資金を調達し、なりふり構わず一流のコーディネーター・キム・ジュヨン（キム・ソヒョン）に近づいていきます。でも、かつてジュヨンに依頼し、ソウル医大に合格した息子を持つソジンの隣人は自殺してしまい、家庭は崩壊。やがて、ジュヨンがどのように合格させるのか、受験の深い闇が明らかになっていきます。

私は、このドラマで初めて入試コーディネーターというシステムを知りました。家庭教師とは違い、子どもの生活習慣から恋愛問題まで全てを管理し、マインドコントロールして合格へと導く本作のコーディネーターに、親として背筋が寒くなりました。

SKYキャッスルには、子どもが嫌がっても無理やり塾に行かせ、睡眠時間を削ってでも勉強させて成績を上げようとする親もいて、子どもの人生を親の欲で決めようとする醜さが描かれています。反面教師にしたい必見作です！

3．楽園のような済州島で巻き起こる教育バトルの中で母と子が受ける嫌がらせ「ハイクラス～偽りの楽園～」

韓国のハワイとも呼ばれる人気観光スポット・済州島。そこに移り住んだセレブの子どもたちが通う一流校を舞台に、それぞれが抱える秘密が暴かれていく愛憎サスペンス。

弁護士のソン・ヨウル（チョ・ヨジョン）は、資産運用会社の代表だった夫を不慮の事故で亡くしますが、殺人の容疑をかけられてしまいます。証拠不十分で不起訴になっても、世間からは疑いの目で見られ、息子のイチャン（チャン・ソンユル）が小学校でいじめを受けていたこともあり、母子で再出発しようと済州島に移住することを決意。