もう「ごぼう」は水にさらさない。栄養をムダにせずサックサク“ごぼうのおいしい食べ方”

料理・グルメ

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2023.11.06

ごぼうはいつもどのように食べていますか? じつはごぼうを甘辛揚げにすると、歯ごたえがあり、箸が止まらないおいしさにしあがります。今回は管理栄養士の関口絢子さんに、体が喜ぶ「ごぼうの唐揚げ」を教えていただきます。

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教えてくれたのは……管理栄養士・関口絢子さん

料理研究家・管理栄養士・インナービューティスペシャリスト。「健康な体と豊かな心を育む食卓」をテーマに、季節の体の変化や旬の食べ物にフォーカスした食の知恵をお届けします。YouTubeでも体に優しいレシピや知識を発信。

ごぼうは水に浸さずに使う

ザルののったごぼう出典:www.photo-ac.com

今回はごぼうを使って、体の内側から温めてお腹の調子をよくする料理をご紹介します。
ごぼうがどんどん黒くなるのは、ごぼうのクロロゲン酸というポリフェノールです。これは抗酸化物質として働きますので、水に浸したり、洗ったりはせずにこのまま使っていきます。

ごぼう

ごぼう出典:www.photo-ac.com

ごぼうには、水溶性食物繊維のイヌリン、不溶性食物繊維のヘミセルロースが含まれます。

不溶性の食物繊維とは?

  • お腹の中で水分を取り込み便の量を増やし、ぜん動運動を促し、便秘解消に役立つ

水溶性食物繊維のイヌリンとは?

  • 食べ物の糖質や脂質を吸着し、排出させる働きがある。血糖値の上昇を緩やかにしてくれる効果がある
  • 余分な脂肪分を吸着してくれるので、ダイエット効果もある
  • ナトリウムも吸着し、高血圧の予防にも役立つ

ごぼう出典:www.photo-ac.com

ごぼうをはじめ、根菜はビタミンCやビタミンEが含まれます。これらのビタミンは毛細血管を拡張し、血行促進に役立ちます。

また根菜は体の熱となる栄養素がたくさん含まれていることからも、体を温める効果があると言えます。

「ごぼうの唐揚げ」の作り方

しょうがとしょうゆで味をつけて、ごぼうの味が引き立ったしあがりになっています。歯ごたえもあり、箸が止まらないおいしさです。

材料

  • ごぼう……1袋
  • しょうが……ひとかけ(小さじ2程度)
  • 砂糖……小さじ1
  • しょうゆ……大さじ1
  • みりん……大さじ1
  • 天ぷら粉(小麦粉やかたくり粉でも代用可)……適宜
  • 油……適宜

かたくり粉を使う場合はふわっとした、天ぷら粉はサクッとしあがります。小麦粉だけでも作れますので、お好みでお使いください。

作り方

1.ごぼうに泥がついている場合は水できれいに洗い流し、ごぼうの節の部分の黒っぽい部分だけを包丁の背を使って取り除いていきます。ごぼうはスティック状の食べやすい長さにします。

ごぼうを切る女性出典:www.youtube.com

※ごぼうの大きさは、太さのある方が歯ごたえがあります。

2.ボウルに1のごぼう、すりおろしたしょうが、しょうゆ、みりん、砂糖を入れ、手で混ぜ合わせます。しばらく手で混ぜ合わせたら、しばらく放置します。

ごぼうをボウルに入れ、調味料と合わせる女性出典:www.youtube.com

放置している間は、味がなじむように、ときどき全体を混ぜておきます。

3.フライパンに多めの油を引いて、中火にかけます。2のごぼうに天ぷら粉をつけて、揚げていきます。ごぼうをフライパンの中で返しながら、火を通していきます。

ごぼうを揚げる女性出典:www.youtube.com

油の量は炒めるときと比べてると、少し多めの量です。

4.ごぼうの両面がこんがり焼けたら取り出し、キッチンペーパーの上に置き、油を切ります。お皿に盛りつけて、できあがりです。

ごぼうの天ぷら出典:www.youtube.com

お好みで塩を振ってもおいしいです。体温め効果抜群のごぼうの唐揚げです。

今回は「ごぼうの唐揚げ」をご紹介しました。ごぼうの体が喜ぶ栄養を、唐揚げにして取り入れてみてはいかがでしょうか。

▼詳しい作り方は動画で確認できます。

※こちらの記事は元動画の提供者さまより許可を得て作成しております。

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著者

ayako

ayako

「笑顔になるように」を大切に毎日を過ごしています。 子どもと図書館で一緒に過ごすことが大好きです。 皆さんのお役に立てるように頑張ります。

教えてくれた人

関口絢子

関口絢子

管理栄養士/米国栄養カウンセラー/インナービューティースペシャリスト/料理家/日本抗加齢医学会認定 抗加齢指導士 食の力で美と健康を目指すお役立ち情報を発信します!

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