1.弱小PR会社から大手企業に転職を果たしたものの、これまでのキャリアを無視されて……「私たちの人生レース」
幼なじみが大手企業<セヨン>に採用され、大活躍しているのを横目に、弱小広報代理店<PRジョア>で奮闘してきたパク・ユンジョ(イ・ヨニ)。彼女は人一倍努力家なのに、仕事で報われないまま、8年のキャリアを重ねていました。
PRジョアの社員として、セヨンの大型競合に参加する機会を得たユンジョは、誰が見ても素晴らしい企画案を提示したものの、出来レースだったと知り意気消沈。彼女の企画案を、競合に勝った会社<アース・コム>がPRに使うという、とんでもなく失礼な状況に……。
そんなユンジョに、アース・コムからスカウトの話が来たり、セヨンが「スペック不問の特別採用」を行うという情報が舞い込んだりと、明るい兆しが! ユンジョは、昔から憧れていたセヨンの特別採用枠に応募する決心をします。
見事、セヨンに合格したユンジョですが、いざ入社してみると、彼女の8年のキャリアは無視され、なかなかまともな仕事を与えてもらえません。
憧れの大手企業に入れても、どれだけ優秀でも、意地の悪い女性上司に虫けらのように扱われるユンジョを見ていると、「負けないで! 何が何でも見返して!」と応援したくなります。会社勤めの経験がある人は、共感ポイントがとても多い、ものすごく続きが気になるドラマです!
2.仕事で成果を出しているのに、男性の上司から理不尽な嫌がらせを受け……「ミセン-未生-」
子どもの頃から囲碁のプロ棋士を目指していたチャン・グレ(イム・シワン)は、父が病で倒れたために、家計を支えようとバイトに明け暮れるうち、父は亡くなり、棋士の道も閉ざされてしまい、大学にも行けずに26歳に。何のスキルも資格もないグレでしたが、母のつてで大手総合商社にインターンとして雇われます。
インターン仲間からは馬鹿にされ、上司にも相手にされず、途方に暮れるグレでしたが、囲碁で培った洞察力を生かして、微力ながらも会社の一員として役に立つようになっていきます。一方、グレの同期で、紅一点のアン・ヨンイ(カン・ソラ)は、インターンの時から、いきなり大きな契約を取り付ける優秀な人材でしたが、男性上司から疎まれ、まともな仕事を与えられず、嫌がらせを受けます。
仕事ができる女性社員が、男性の上司に嫌われるという理不尽さにイライラしながらも、「あるある!」と共感せずにはいられません。
大手企業の歯車として奮闘するグレやヨンイの等身大の姿が共感を呼び、韓国で社会現象を巻き起こして、大ヒットした本作は、日本で「HOPE~期待ゼロの新入社員~」というタイトルでリメイクされました。見出したら、最終回まで一気に見たくなる吸引力のあるドラマです!
3.苦労続きの就活の末、ようやく採用された職場はあまりにも場違いで……「彼女はキレイだった」
父親の会社が破産してしまい、裕福だったはずが貧乏暮らしへ転落した主人公のキム・ヘジン(ファン・ジョンウム)。食堂でアルバイトをしながら就活に励みますが、面接に落ちまくり、気づけば30歳で無職に……。
ようやく採用通知をゲットしたヘジンは、企業の管理支援部という部署に配属され、やる気満々! ある日、備品を届けた社内のファッション雑誌編集部で、校正のフリーランサーと間違われたヘジンは、頼まれた仕事をテキパキとこなします。
後で人違いが発覚しますが、管理支援部から編集部に3カ月出向するよう命じられたヘジンは、それまでおしゃれとは無縁だったため、ファッション関係の用語がチンプンカンプンで四苦八苦することに。
このドラマは、子どもの頃は美少女だったのに、大人になったら残念なビジュアルになってしまった主人公と、太っちょだった男の子が超絶イケメン(演じているのは「梨泰院クラス」などで有名な人気俳優のパク・ソジュン)になり、お互いに初恋の相手だった2人が再会して、職場で一緒に働くことになるラブコメディです。日本でも同名でリメイクされました。
恋愛ドラマとしての面白さはもちろん、お仕事ドラマとしての魅力にも溢れた本作。慣れない職場で、嫌みな上司に冷たくあしらわれる中、必死に仕事に食らいついていく主人公を応援しながら、彼女の成長に釘付けになります!