教えてくれたのは……ライオンケミカル株式会社さん
創業140年以上の技術と豊富なノウハウを活かし、殺虫剤、入浴剤、洗浄剤、消臭剤など、幅広い日用品を開発・製造・販売するライオンケミカル株式会社。「よりよいモノを、よりリーズナブルに」を合言葉に、NB・PB・OEM事業を拡大中で、和歌山県から全国、世界へと販売網を展開している老舗企業です。
1.汚れが固まったもの
汚れが固まると、浴槽の黄ばみの原因となります。主に皮脂や汗のほか、石けんやシャンプーなどの洗浄成分が浴槽に残り、頑固な汚れへと変化します。
石けんやシャンプーの成分は、皮脂や水道水に含まれるミネラルなどと混ざると、浴槽表面に白い膜やざらつきを作ることがあります。これが蓄積することで、黄ばみが現れる原因となることも。
長時間放置したり、定期的な掃除を怠ったりすると、汚れがこびりつき、落としにくい黄ばみに進行しやすくなるので注意しましょう。
2.入浴剤
忙しくてストレスがたまったときなど、リラックスするため入浴剤を使う人もいるでしょう。入浴剤の色素は、長時間お湯を張ったままにしたり、使用頻度が高かったりすると浴槽に沈着し、黄ばみの原因になることがあります。使用後はお湯を抜き、軽く洗うことで色素沈着を予防できます。
※通常の使用方法であれば、浴槽が汚れたり傷んだりする心配はほとんどありません。
※入浴剤を使う際は、必ずパッケージの注意事項を確認し、指示に従って使用してください。
3.水道水
水道水の成分も、黄ばみの原因として挙げられます。水道水に含まれるミネラル分は、浴槽に水滴としてくっつき、水分だけが乾燥すると水垢として白っぽい汚れや黄ばみを形成します。
特に水はけが悪い場所や水滴が残りやすい部分では、ミネラルが結晶化しやすいです。また、ミネラルと石けん・シャンプーの成分が反応してできる「金属石けん」も黄ばみの一因です。
4.経年劣化
経年劣化による変色も、黄ばみの原因のひとつになります。浴槽表面の素材が徐々に摩耗すると、細かい傷や劣化が進むのが理由です。
経年劣化による黄ばみは、通常の掃除だけでは完全に落とせないことがあります。通常の汚れや色素沈着とは異なり、場合によっては浴槽の内部まで影響が及んでいる可能性もあるのです。
日常のちょっとした工夫で清潔なバスタイム
黄ばみの原因は、石けんやシャンプーの成分、入浴剤の色素などさまざま。こうした原因を日常的な掃除や適切な使用を意識してケアすることで、黄ばみを予防できます。日常のちょっとした心掛けで、清潔で快適なバスタイムを保ちましょう。




