ついやりがち!お風呂での「カビの原因になる行動」
カビが生えやすいお風呂場ですが、意外と日常的な「うっかり行動」がカビの原因になっていることも……。ここでは、よくあるNG行動をご紹介します。
NG行動1:入浴後すぐにドアを開けて換気
入浴後、すぐにドアを開けて浴室の熱気や湿気を外に逃がしたくなりますよね。しかし、実はこれはNG。入浴後すぐにドアを開けると、浴室の湿気が洗面所にも広がってしまいます。熱気が落ち着くまでドアは開けずにおくのがポイントです。
対策としては、入浴後30分ほど待ってからドアを開けるか、浴室内に冷たい水をかけて温度を下げてからドアを開けると効果的です。熱気が落ち着くまでの間は、換気扇や窓を開けておきましょう。
なお、天井の結露を防ぐ観点から、一部の企業では「入浴中は換気扇を止め、入浴後に作動させる」ことを推奨しています。特に冬場など温度差のある季節にはこの方法が効果的です。
ただし、24時間換気が推奨されている建物の場合は、換気扇を一日中回して湿気を常に排出するほうがよいとされています。また、換気扇の使用時には窓やドアを閉めたほうが効果的とされる場合もありますので、一度ご自宅の取扱説明書を確認して、最適な換気方法を試してみましょう。
NG行動2:入浴後は何もせずそのまま出てしまう
実は、入浴後の浴室は皮脂や石けんカスが残っており、放置するとカビの栄養源になってしまいます。簡単な対策として、シャワーのお湯で壁や床をサッと流しておくのがおすすめ。特に、立った位置から下に向かって、壁や床を念入りに流すことでカビが発生しにくくなります。もし時間があれば、スクイージーで水気を切るとさらに効果的です。
実践!カビを防ぐためのお風呂掃除方法
お風呂場のカビを防ぐには、毎日の簡単なケアがとても大切です。ここでは、カビ予防に効果的な簡単なお掃除手順をご紹介します。
手順⒈温水と冷水で浴室をリセット
入浴後、まずは温かいシャワーで壁や床を流し、皮脂や石けんカスを洗い流します。その後、冷たいシャワーを壁や床にかけて温度を下げると、湿気や熱気が減り、カビの発生を抑えやすくなります。
手順⒉スクイージーやタオルで水気を切る
壁やガラス、浴槽の縁などに残った水分をスクイージーやタオルで拭き取りましょう。このひと手間で、湿気や水アカが減り、カビの原因を抑えることができます。
手順⒊しっかり換気をする
入浴後は換気扇を回し、窓やドアを開けて空気の流れを作りましょう。湿気をしっかり排出することで、カビの発生を防ぎやすくなります。
毎日続けられる簡単お手入れでカビを防ごう
お風呂上がりのほんのひと手間で、カビの発生をグッと抑えることができます。毎日の小さな工夫が、清潔で快適な浴室を守るカギ。さっそく今日から、「手軽なケアでカビ知らずの浴室」を目指してみませんか?