NG1.カビに向かってスプレーする
スプレータイプのカビとり剤を使うとき、とりあえずカビに薬剤を吹きかけていませんか? じつはそれ、あまりおすすめできません。
直接スプレーをすると、その勢いでカビの胞子が空気中に舞ってしまいます。カビの胞子は種ですから、カビが広範囲に増えかねません。
薬剤を吹きかけるときは、乾いたカビの胞子がスプレーの勢いで舞い上がらないよう、はじめの1回だけキッチンペーパーにあてて薬剤を吹きかけましょう。そうすることで、カビの胞子が舞いにくくなりますよ。
NG2.ゴシゴシ拭き取る
カビは根を深く張るため、ただ拭き取るだけでは完全に消滅しません。むしろ、表面のカビをゴシゴシ拭くと、カビの胞子が広がる場合があります。
特に、水拭きはNG。カビが好む水が合わさることで、より繁殖が促される可能性がありますので、絶対に避けましょう。
NG3.長めにつけおきする
頑固な汚れを落とすために、つけ置き時間を長くするのは有効です。
しかし、長く放置しすぎると、素材そのものが傷んだり変色したりする恐れがあります。
カビ汚れが酷い場合は、20~30分のつけおきにとどめましょう。カビとり洗剤はカビの細胞・色素を分解する強力な塩素系クリーナーですので、軽いカビであれば数分おくだけで撃退できます。
ただしく掃除すればカビは怖くない
ほかの汚れと違い、胞子を持つカビは植物のように繁殖するため、掃除の際は注意が必要です。
しかし、ただしい方法でお手入れすれば大丈夫。適切に掃除をして、お風呂場のカビを根絶しましょう。