特集記事

浴槽の「ふたを閉めた状態」で放置するのがNGな理由「納得」「気をつける」

家のこと

stock.adobe.com

2025.06.03

お掃除スペシャリスト(クリンネスト1級)の三木ちなです。お風呂場の汚れで、一番厄介なカビ。「掃除したのにもうカビが生えてる……」その原因は、掃除の仕方や頻度に原因があるのかもしれません。ここでは、お風呂場がカビの温床になる、やりがちな「NG習慣」を3つご紹介します。

広告

特集:知って得する「お風呂掃除術」

NGその1.お風呂場の小物を洗わない

毎日使うイスや洗面器、じつは思っている以上に汚れています。しかし、お風呂場の掃除と言えば、浴槽や床を優先的にやりがち。イスなどの小物のお手入れは、つい後まわしにしがちなんです。

カビだらけのイス

その結果、わが家の風呂イスにもひどくカビが生えました。こびりついた湯アカや石けんカスを放置すると、ヌメリやカビの原因になります。
見た目ではわかりにくいけれど、裏返してみると底面や側面がカビだらけ……なんてことも。
イスや洗面器の清潔さを欠かさないためにも、お風呂掃除のついでに洗う習慣をつけましょう。使ったら浮かせて収納すると、水はけがよくなりカビができにくくなりますよ。

NGその2.浴室掃除を週1以上空ける

浴室のカビ出典:stock.adobe.com

忙しい日々だと、ついサボりたくなるお風呂場の掃除。しかし、掃除の頻度が空きすぎると、気づかぬうちにカビが定着してしまいます。
特に壁の下部やドアパッキンなど、“ひざより低い位置”に要注意! 目が届かず、水が溜まりやすいスポットなので、ひっそりと隠れカビが繁殖しがちです。
掃除を後まわしにしがちな方は、「週1」ではなく、「3日おきに軽くリセットする」くらいの気持ちでお手入れをしましょう。

広告

NGその3.風呂ふたをつけっぱなしにする

風呂ふた出典:stock.adobe.com

浴槽にお湯を張ったまま、ふたを閉めた状態で放置していませんか? この状態では、湿気がこもってふたの裏に水滴が溜まります。
その結果、雑菌が繁殖してカビが広がってしまうんです。凹凸のあるタイプや折りたたみ式のふたは、余計に水が溜まりやすいので要注意。使用後は開けて立てかける、軽く水滴をふき取っておくなど、“ひと手間”がカビ対策につながります。

少しの気配りで、カビ知らずのお風呂場に

イスやふたなど、毎日使うものこそ清潔に。こまめな掃除と湿気対策が、カビの発生を防ぐカギになります。手間をかけすぎず、続けやすい習慣づくりが理想です。
見落とされがちなポイントを見直せば、あの頑固な黒カビともサヨナラできるかもしれません。

広告

著者

三木ちな

三木ちな

クリンネスト1級、整理収納アドバイザー1級の資格を保有し、お掃除のプロとして掃除や収納の知識を発信する、子ども3人のママライター。時短家事スペシャリストを受講し、家事や仕事で忙しい人でも「簡単にできるお掃除方法」を得意とする。 また、節約生活スペシャリストとして、食費2万円台で暮らす節約術や、ふるさと納税、業務スーパーのお買い物術などみんなが知りたい情報をいちはやくキャッチしお伝えしています。 腸活アドバイザーの資格を活かし、節約術だけでなく、カラダにいい食費節約術も発信中。

この記事をシェアする

気になるタグをチェック!

saitaとは
広告