【初級編】知識が無くても資産運用できるようになる!基礎知識と大損しないための注意点

働く・学ぶ

stock.adobe.com

2024.01.25

今まで資産運用をしたことがないけれど、興味を持っている人は多いのではないでしょうか。お金の知識がない人でも、覚えておきたいポイントや注意点を知っておけば、誰でも資産運用を始めることができます。今回は資産運用初心者の人に読んでもらいたい、運用の初級編を解説します。

広告

貯蓄と資産運用の違い

貯蓄はお金を「保管」すること

貯蓄出典:stock.adobe.com

貯蓄は、お金を保管しておくこと、置いておくことを指します。

例えば、子どもがお小遣いを貯金箱に貯めておくのは貯蓄ですね。今は銀行の普通預金の利率がとても低いので、預金口座にお金を置いておくことも貯蓄と考えて良いでしょう。

資産運用はお金を「動かす」こと

資産運用出典:stock.adobe.com

一方、資産運用とは、価格が日々変わる商品をお金で買い、その値動きによって利益獲得を目指すことをいいます。

商品の値段は上がったり下がったりするので、儲かることもありますが、タイミングによっては、値段が下がり大きく損をしてしまう可能性があります。株式や投資信託、日本国債などの金融商品のほか、土地や建物などの不動産も資産運用の対象となります。

今まで資産運用をしたことがなかった人の中には、「損をしてしまうのが怖い」と感じ、なかなか金融商品を買うことができなかった方もいるでしょう。

しかし、お金を全て貯蓄として置いておいても、お金は増えません。資産運用を行うと、効率的にお金を増やすことができる可能性があるので、一度チャレンジしてみてはいかがでしょうか。

資産運用の始め方

資産運用出典:stock.adobe.com

資産運用を始める場合、証券会社や銀行などの金融機関で、口座を開設する必要があります。特にネット証券は、全てインターネット上で手続きが完了するので、日々忙しいみなさんにもぴったりです。

そしておすすめなのが、NISAと言われる口座を活用して行う資産運用です。通常、資産運用で儲かった利益には約20%の税金がかかりますが、NISA口座では利益にかかる税金は非課税なのです。

資産運用のスタートラインとして、SBI証券や楽天証券、マネックス証券や松井証券など大手と言われているネット証券で、お得なNISA口座を開設することから始めてみましょう。

大損しないために覚えておきたい!3つの注意点

資産運用で大きな損をしないために、覚えておきたい注意点を3つご紹介します。

資産運用の注意点

  1. 手数料が低い商品を買う
  2. 複雑な商品は買わない
  3. さまざまな商品に分散投資をする

資産運用初心者の方は、手数料が高い商品や自分が分からない複雑な商品を購入しないようにしましょう。

株式など、1つの会社(銘柄)に絞って投資をするのも危険です。その会社の経営状態が悪くなると、大きく損をしてしまう可能性があります。さまざまな種類の商品に投資をしてリスクを分散しましょう。

分散投資出典:stock.adobe.com

例えば、できれば損をしたくない、確実に利益を出したいという人は、リスクが少ない日本国債がおすすめです。多少のリスクをとりながら利益を狙いたいという方は、インデックス投資信託と呼ばれる投資信託の中から、世界の先進国に投資をしている商品などを選んでみると良いでしょう。

誰でも始められる

資産運用は、いくつかのポイントさえ押さえれば、誰でも始めることができます。ネット証券で口座を開設し、リスクが低いと言われている商品をいくつか購入するのがおすすめです。初めは、少額からでもいいので、家計に無理がない範囲で、ぜひ資産運用にチャレンジしてはいかがでしょうか。

広告

著者

下中英恵

下中英恵

東京都出身。2008年慶應義塾大学商学部卒業後、三菱UFJメリルリンチPB証券株式会社に入社。富裕層向け資産運用業務に従事した後、米国ボストンにおいて、ファイナンシャルプランナーとして活動。現在は日本において、資産運用・保険・税制等、多様なテーマについて、金融記事の執筆活動を行っています。

気になるタグをチェック!

saitaとは
広告

人気記事ランキング

ランキングをもっと見る